問題意識の所在 ―10―
前頁にて
[冒頭から述べてきたことへの想定される反論]
を持ち出した。そして、主たる争点・疑問点を含むよう調整したその想定反論への再反論を徹底的になし、―(壁に向かって一人曲芸キャッチボールをやるような不自然性が伴ったのはやむをえぬこととし)― とにかくも、結果としてQ&A方式で以下のようなことを示しえたと明言する。
[大人の常識人の想定される反論] 諸事象における名称のあまりにも不自然な一致は何らかの意図を伴ったプログラム的思考の発露ゆえのものではなく、
[そういった命名規則を好む人脈の"趣味・嗜好の発露"ゆえのもの]
として説明可能ではないのか?(ICBMのアトラスやコンピューターのアトラスを世に出した企業人脈に"常識的にも"着目可能との絡みで)
⇒
[上反論に対する回答] そも、"趣味・嗜好の発露"とは何か?操作された組織なり人脈の行動様式の発露でもありうるものだろう。とした上で述べるが、趣味・嗜好の根本に
[操られ人の集団]
と一部で言われているようなフリーメーソンの異常なまでの儀式偏重主義があるとすれば、結局のところ話は同じである(※)。
(※ここで補足としてのカッコ内表記をなしておく。
フリーメーソン。自らを十字軍時代の「テンプル騎士団/神殿騎士団」の後裔ともする彼らは何時に起源を持つかも分からぬ存在だが、昔から極めて儀式的な者達 ―そういう風に動かされている盤上の駒たち― であると言われており、その特質は現代に至っても引き継がれている節がある。
巷間漏れ伝わるところの位階毎に典礼化された儀式などまさにその伝でのものと述べられるわけだが、エキセントリックな話ながらも ―ラジオコントロールの操作盤を握る存在の思惑介在を念頭にしもし― 例えば、次のようなことも噂されている。
「1963年に大統領ジョン・F・ケネディが[確率論的に普通ではありえないような側面]を伴ったやり方で儀式的に殺されたとの説得力ある見解がある」
「1997年夏季にダイアナ王妃が[アルマ橋]という名が付された場で [ディアナ(ダイアナ) = アル・マ― = 月の女神] に仮託されるように殺されたとする説が物議を醸す」
上のようなこととてフリーメーソンを用いての"超人的な"儀式偏重主義の現れととられるだけの側面が「ある」とされるのである ―ケネディの死については[往古から続くプログラム殺人の部類]ではないか、と私の著作でも一言、触れている。本Webサイトでも事細かに取り上げているハリウッド・スターの殺し方に対する持説と並んで、だ。ダイアナの死についてはデービッド・アイクという男が信じがたいような話柄で自著にて解説しているが、アイクの言うように「アル・マー=月の女神」と解さなくても最悪の比喩が込められていかねない。後述することとして、だ― )。
要するに、あまりにも不可解な一致性の背景にある"趣味・嗜好"はメーソンらを動かす力学の顕現と考えることができるのが問題なのである。
[人類の帰趨を決するプログラムの話につながるもの]
としての、だ。
そして、それは「かもしれない」というレベルのものではなく、「自然にそう考えられる」というレベルの話である(:「現代社会のアトラス絡みの命名をなした者達がフリーメーソンであることはメーソン自身が誇る"浸透度"の問題ゆえに自然に考えられることである」とも前頁にて述べた。軍産複合体とフリーメーソン員マッカーサーの話などをしつつ。そして、のようなことは911にまつわる露骨な犯罪事前言及映画たる『ファイト・クラブ』などで予告をなしていた者達がフリーメーソンであると受け取られること ―根拠主導方式で指し示してきたこと― とあわせて考えるべきである)。
[大人の常識人の想定される反論] 話が一々もってあまりにもこじつけがましい。911の事件時、WTCで焼かれたスフィアなるオブジェとの絡みで[17世紀の英国人思想家]やあまつさえ[欧州中世のTO図なるもの]まで持ち出すのはあまりにもナンセンスだ。
⇒
[上反論に対する回答] 実際、露骨なる911予告映画で用いられたシンボルに関して"でさえ"、
[17世紀英国人思想家や欧州中世の地図]
といったものと接合するよう出来ている。「アトラス」関連事象を含みながら、完全に客観的に、そして、極めて巧妙に結びつくように出来ているのである(その詰めをなしたのが直前頁だ)。
としつつ、述べるが、
「客観的に存在するものに対して「こじつけがましい」などと印象論を持ち出して、現実に対して確たる理論・理屈なくして目をつぶるのは狂信的な人間や"致命的"なレベルで常識力が高い人間の所業だろう」(狂信的な人間や"殺人的"に常識力が高い輩がファウスト博士として"仮現"の力を与えられているから、ナチが似非科学に立脚して多くの人間を殺すことが出来、かつ、ソ連が自領土内の自由主義者・政敵を狂人に仕立て上げて大量処理出来た、というのが人間の「腐った歴史」だとは多くの良識人が"直覚的に"知っていることだろう)。
[大人の常識人の想定される反論] 人間は数百年単位で計画や陰謀をめぐらし実現できるものではない。そんなことがあると考えるほうがどうかしている。
⇒
[上反論に対する回答] 「人間の話に限局すれば、その通りだろう」とした上で、である。
「"人外"と呼ぶべきものが介入しているから数百年単位のプログラムの存在が透けて見える」といくらでも強調できる事情がある(しかも、それらは良識人のスタンスにも配慮しつつ強調できるだけの事情である)。
前頁でもそうした事情の一、「数百年単位のプログラムが動いている」ことを指し示す典型的事例を紹介した(「この手のことは百聞は一見に如かず方式でいくのがのぞましい」と判断して、だ。そのようなことは"はじめから"折に触れて紹介してきたのだが、さらに直前の頁で念押しをしたわけである)。
以上をもって"大人の常識人"の最後の砦の防壁にひびをいれえた、と見ている。もう[大人の常識"力"]の体現としての見解(非論理的見解)に、この世界の真実を探求する勇気を持った方々、この世界の向かおうとしている方向に ―本当の意味で― 警鐘をならす勇気を持った方々が惑わされることもないだろうといった按配で、である。あとは私の側に立つ覚悟がある方々が本Webサイトを精査してくれるのを待つばかりだ。
さて、延々となしてきた「立証とその確認」の話は前段で終えたとして、だ。これよりは「推論」の話をしていく。いいだろうか。「推論」である。ために、以降の話には正鵠を射ていないところも含まれているだろうと最初に断っておく。
だが、そのように断りつつ強くも述べておきたいのであるが、これより展開していく「推論」、
[ Doomsday Clock (11時45分を始点とする時計)とも数値的に結びつくようになっている911の事件が[アトラスとヘラクレスの物語]に接合するように調整されていることをここに至るまでに(膨大な文字数を割いて)証明し終えたうえでなさんとするところの推論]
は「憶説」などでは断じてない。[きちんとした根拠に基づいて[合理的に疑われるところ]をもってして「推論」と表しているのである。そして、その「推論」は大袈裟にではなく、我々、人類全体の未来に関わるものであると述べたき次第でもある。"客観的に"その可能性があると推し量れる人類全体の未来に関わる話であると述べたき次第でもあるのである。
(⇒こう言ってもよいだろう。
「高度に大災厄現出の計画の存在が疑われると示すもの、それゆえ、(社会が狂っていなければ)その指し示しだけで[疑わしきにストップをかけるだけの当然の名分が得られるだけのもの]と述べられるのが以降の推論である」 ―書いていて(メガロマニア(誇大妄想狂)やパラノイド(体系妄想患者)の放言と区別がつかないような申しようであるとのことで)厭なのであるが、といった申しようの中ながら続く内容の理非曲直の確認を読み手には請いたい― )
上は1947年に原子力科学者会報に採用され衆人に知られることとなった[世界終末時計]を模したものとなる ―先の頁で説明したことながら再度述べておけば、[世界終末時計]とは「11時45分」をスタートポイントに[世界の終りと看做しての12時]に向けて「時々刻々の世界情勢に応じ」時計の時針を前後させ、もって人類の危機的状況を指し示さんとの時計となる― 。
同[世界終末時計]の時針がそのスターティング・ポイントによって911との数値と結びつくようになっているのは事実だ。揺るぎようがない事実だ。それと同程度の確度を有したこと(確たる事実)の山をもってして
「911の事件および同事件が発生したマンハッタンはヘラクレスの巨人アトラスの冒険と複線的に結び付けられている」
ことを明らかにしたのがここに至るまでの「証明」である。
以降はそうして「証明」したことが何故、成り立っているのか、その背面にある目的に関わる「推論」をなすこととなるが、「推論」と言えども、その示唆するところは
[極めて濃厚に疑われるところ]
となり、それゆえに、
[当然に行動が求められるところ]
となると強調する(:取り合うに足らぬ陰謀論に見る駄法螺などとは一線を画する具体的兆候群によって大災厄実現を期しての計画の存在と態様が指し示せもする中、私のような人間以外、誰も[具体的行動]に出ずに皆殺しの憂き目にあえばどうか。 [カウンター・アクションを邪魔するような挙に出たとの手合いや計画を直に幇助したとの手合い](束の間の無価値な生を謳歌したくも強制収容所で他囚人の処刑を積極的に扶助するような内面を持った[人間の屑]でもいいが)は言うに及ばず、[行動をなせる責任を伴った立ち位置にあって見て見ぬふりをなした者ら]も一層、[殺されても文句を言う資格もない連中]だった、とのことに(後付けで)されてしまおうか、と思う。手遅れであろうとなかろうとだ)
そこまで述べた上で一応、さらにくどくも断っておくが、
[客観的観察事象に基づいての結果予測とは縁無きものである"予"言や"預"言の類]
などは以降の内容「にも」含まれていない。私の青春期の姿とオーバーラップするように見え個人的に非常に興味深く見ている日本の某大ヒット漫画作品(近年、映画化を見てもいる作品)には人類の未来に関わる[よげんの書]や[しんよげんの書]といったものの話が超大規模カルト団体との絡みで ―そして本頁の以降内容とも多少係わる[反物質]との絡みで― 揶揄するように登場するため、『ノストラダムス的側面を有した人間の類か』、と思われる向きもあるかもしれないが(その漫画の主人公のファーストネームが私と同じであったりもするため、個人的に気にかけたりしてしまうのである)、 私は決して預言者・予言者の類ではない、と断っておく。
何かに憑かれた如くの特徴を有し、それがために、[確たる理論や確たる観察結果] ―それらを重要視せんとする人間の「理」と「知」という特性は私が至上のものとするところだ― に何ら根差すことなく事の成り行きを語り、何故か世間に受け入れられるといった[人形](預言者・予言者)の類では断じてない、と断っておく。
とにかくも、以降、述べることは我々、人類全体の未来に関わる、
[客観的事象に基づく推測群]
ということで軽んじざるものとして"重要視"して欲しい。
無論、
「延々、詳述してきたところの不快極まりないアトラス・プラグラムの話がある」
からだ。
ここで再確認しておくが、アトラス・プログラムとは「ヘラクレスの冒険と逆のことをやる」ことと同義のものでもある。すなわち、[ヘラクレスで象徴されるもの](:ヘラクレスは神と人のハーフだが、ここで問題とするのは[蛇のようなもの、爬虫類的なるものに抗うヘラクレスの人間的なる要素]である)を打ち滅ぼすつもりのものだ、と定置できる (そうしたことが行われていると指し示せてしまうことには ―指し示しをなした身ながら― 誠に驚きを禁じえないのだが。 『何という馬鹿げた世界だ』と )。
そのようなアトラス・プログラムの最終局面にあって、―終末論じみていて非常に嫌な話なのだが― 具体的に以下のようなことが単体あるいは複合的に起こされる"可能性"があると述べられる(下のI-IIIは本Webサイト冒頭部で一言、述べたことでもある)。
I.「"現行"人類は大量間引きされる」
II.「重力の妙技による次元接合がなされるなどし[直接統治の時代]あるいは[卵の殻としての人類の終焉]がもたらされる」(エキセントリックな話のなかにあって「特に」正気を疑われるような物言いととるが、先をお読みのうえで是非につき判断をなしていただければ、と思う)
III.「人間の"魂"と呼ばれるような精神性が完全に圧殺されてしまう;我々の内面が機械的に破壊される」
上のIとIIIは後、表記するとしてだ。まずもって、際立って異彩を放つII、「次元の接合」云々、人によっては狂者の言辞 ―あるいは「次元が上昇する」云々、意味不明なることを放言しているそれ専門の飼い犬の言辞か― にしか見えぬIIの点から先に述べることとしよう。IIの話を先に詳述することで「不信感を残したまま先を読みとくこと」を関心ある読者に押し付けないようにしたいがため、である(※としつつも、IIIの"魂"云々の話からして人によってはニュー・エイジャー・チックなものとして疑問符をつけざるをえないもの、そして、Iの人類の大量間引き云々についても陰謀論者に特有の戯言と受け取られるところだろう。が、ここに至るまでの内容を半分でもきちんとお読みになられた方は無条件にそのような印象は抱かぬだろう、と見ている)。
次元や空間(のねじれ)の問題を述べるにあたってはまずもって下の図像群をご覧いただきたい。
上掲の図像群の説明をなす。
最初に基点となる[左上]の図について、である。同図、ここに至るまで何度かその名を言及したCERN(欧州原子核研究機構)が実施している実験にまつわる図だ。多少なりとも最新の科学潮流についてご存じである向き以外の方にとり、多く意味不明な内容を含み恐縮だが(本質ではないので理解にまごつく箇所は読み飛ばしていただいてもかまわない)、具体的には次のような実験にまつわる図である。
「物理学者達の一部と彼らを後援する者達が
[存在は予測されるもいまだ未発見の超対称性粒子]
を発見するなどといった大義の下、[相互に加速した素粒子を衝突させ高エネルギー状態での物理事象を観察するための機器としては最大規模のもの]、LHC(大型ハドロン衝突型加速器)をここ数十年の実験の成果物として建造する運びとなった(:上にて発見が期されているとした超対称性粒子は[陽子の質量より1000倍も重い]などとされる粒子で、ゆえに、それを生成するために粒子加速器の出力をを増大させなければならないといった理屈付けに使われているものともなる)。
結果、世界中の物理学者達と技術者達がスイスとフランスの国境地帯に結集。完成したLHCを用いてのプロトン(陽子)ビーム衝突実験を"兆単位の電子ボルト(TeV)"で開始するに至った(以上、実験沿革と概要の一言要約)」
上の「」内で表したような実験、素粒子衝突実験のために造られたと"される"LHCの構造を鳥瞰図方式で指し示したものが上掲左上の図となる。より具体的に言えば、延べ27kmにも及ぶ円形の地下トンネルに各観測装置が配置されたLHC、その超大型粒子加速器絡みの主要観測実験プロジェクトの名称と担当箇所を上空からの視点で示したのが上掲左上の図となる。そして、同図の中で矢印(図上、青色の矢印)にて指し示した観測機器を運用する観測実験プロジェクトの名称が以降、問題としたきALICEとATLASだ(ALICEとATLASにつき、ここでは便宜的に"実験プロジェクト"としているが、それらはニュアンスによって「部署」とも「グループ」とも「粒子加速器構成物そのもの」とも言うことが出来るものである。それについては、一つの語に複合的かつ曖昧なニュアンスを付加することで概念を複雑化、によって、門外漢を遠ざける意図を感じさせるようで実に不快である)。
それらALICEとATLASが運用する観測機の外観については矢印が向かう先としての上掲の[右上]と[左下]の写真をご覧いただきたいとしつつ、強調しておきたい。
「ALICEとATLAS、両実験プロジェクトの命名動機それ自体に人類の帰趨を決するプログラムの問題が関わって"いうる"。極めて濃厚にそう述べられる」。
が、まずもって、よく考えてみるべきだ。何故、極小規模にてかつて類を見ない程の高エネルギーを作用させる実験、人類史にあって最大の実験において、ALICEやATLASなどという名称が関連プロジェクトに付されたのか、と。
それについては
「ALICEとATLASは略称であり、両者には長ったらしい正式名称がある。ただ単純にそれら正式名称を縮めたからそうなったんだよ」
と[何も考えない人間](あるいは何も考えられなくなった人間)は放言するかもしれない。
すなわち、ALICEについては
[大型イオン衝突実験こと A Large Ion Collider Experiment]
が正式名称として存在し、
ATLASについては
[環状形LHC機関(日本語的には「環状形大型ハドロン衝突型加速器構成ユニット」とでもした方が自然か)こと A
Toroidal LHC ApparatuS]
が正式名称として存在しており、それら名称を縮めたからALICEとATLASなる名称が出てきた、というわけである。
が、しかし、である。透徹した目で見れば、すぐに気づくはずだ。「何かがおかしい」と。その「おかしい」の中身を読者の労を省くために代弁しておこう。
「ALICEについてもATLASについても ―固有名詞としては不可解に強引に付している感のある― 先頭の冠詞A(の一字)までをも略称に加えており、奇妙さを覚えさせる。ATLASに至っては名詞の先頭冠詞のみならず、(構成単語各冒頭文字に加えて)末尾の一字のS(Apparatusの末尾のS)までをも略称アルファベットに加えている」。
直近表記の上の「」内で述べたことから導き出せる帰結、それは次のようなものとなる。
「あまりにも不自然である。ために、正式名称としての A Toroidal LHC ApparatuSなどが先にあったのではなく、ALICEやATLASが先にあったものと解釈できる。極めて自然に、である。正式名称と思しき長ったらしい呼称は後からこじつけられたものにすぎないととれる。順序を逆転させてはならぬこととしてそうとれる」。
よし分かった。では、ALICEやATLASが先にあったとしよう。とすると、人類の物理学発展史、いや、科学史上、最大級の装置であるLHCを用いての実験プロジェクトにALICEやATLASの名がわざわざ付されたのには根底に存在する思想なり発想なりがあるはずだ。いきなり無からアリスやアトラスを持ち出された、と考えることの方がどうかしている、と指摘しつつだ。
その点、まずもって、ALICEについては、だ。『不思議の国のアリス』、『鏡の国のアリス』といったアリス・シリーズへの想いがあると見てよい。しかも、見様見方によっては最悪の文脈で、だ。何故、そのように言いもするのか。
それについて説明するには『不思議の国のアリス』シリーズの作者、ルイス・キャロルことチャールズ・ドジソンの発想法(に対する一部の人間の解釈)から言及する必要がある。とした上で、いきなり、日本でも比較的、学究の世界ではその名が知られている米国人理論物理学者ミチオ・カク( Michio Kaku.日系人)の著書の話に入る。私が[真実の探求活動]の一環として、同ミチオ・カクの著書、
Parallel Worlds; A Journey Through Creation,Higher Dimensions and the Future of the Cosmos『パラレルワールド』(科学読本)
を読んでいた際に、である。次のような趣旨の記述を見つけたことを問題としたいのだ。
「ルイス・キャロルことチャールズ・ドジソンは『鏡の国のアリス』に彼の数学者としての知識を反映させた。すなわち、多重連結空間の存在に関する知識を反映させた。それは後にアインシュタインと弟子のネイサン・ローゼンが(一般相対性理論との絡みで)物理学の世界に持ち込んだワームホールの先駆的表現とも言うべきものである」(ワームホールとは ―後にも言及するが― 時空を結ぶ通路のことだ:付言しておくも、アインシュタイン・ローゼン・ブリッジにワームホールとの名称が与えられたのは物理学者ジョン・アーチボルト・ホイーラーが1950年代に同呼称を用いてからである。それはキャロルが『鏡の国のアリス』をものしてから80年以上、経た後の話である)
以上から導き出せること、それは
「関連分野である程度の学識を有した"一部の"物理学者にとり、世界中であまりにも知れ渡ったフィクションたる『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』とその作者ルイス・キャロルことチャールズ・ドジソンの名が特別な意味を有しうる」
ということである。
と、お含みいただいた上で、さらに米国人物理学者ミチオ・カクの著書に書かれていたことの紹介を続ける。極めて重要な話の紹介を続ける。
ミチオ・カクの著作『パラレル・ワールド』には次のような記述が含まれてもいる。
「アリスが『鏡の国のアリス』で別世界に行くために使った鏡、それはブラック・ホールのエレベーターにも近しいものといえる。ブラックホールに足を踏み入れ、ワームホールをエレベーターにし、違う階(並行宇宙)に足を運ぶといったことに通じることとして、だ」(ここで言うブラックホールはカー・ブラックホールという解釈上のもの。ミチオ・カクは世間一般の物理学者では理解しえないような話にも見えるカー・ブラックホールの性質としての[通過しても死にはしないものの並行宇宙を一方通行でしか結ばない側面]、可能性として考えられる側面についても言及している)
勘の鋭い方は私が言わんとしていることが一面で見えてきただろう。が、ミチオ・カクの著作の話ひとつとってもまだ終わらない。『パラレル・ワールド』に次のような表記が含まれていることをさらにもって問題としたいのだ。
「カー・ブラックホールには事象の地平線が2つ存在する。ために、並行宇宙と並んで、この世界にもカー・リングがあれば複数の宇宙を行ったり来たりすることが出来ると考える科学者もいる(:私を含めおよそ常人には理解不可能な話だ。仮説上のブラックホールであるカー・ブラックホールには[事象の地平線]こと光でさえも到達できぬ境界線の外面に[エルゴ球]ことErgo"Sphere"なるものが存在するとされるようだが、―スフィアという先に詳説をなした象徴物との絡みで穿ちたくなるようなこととして― そのエルゴ球も関係しているのだろうか ⇒ 後日にての付記:右については全くの門外漢として的外れなことを書いていた。調べたところ「エルゴ領域とはブラックホール回転の影響下にある領域にすぎない」ようである。※間違いは正すとのスタンスの下、訂正文を書くのに私はやぶさかではない)。そのように考える科学者もいるが、ただし、カー・ブラックホールの[通路]としての安定性については物理学者の誰一人として判断できないでいる」
以上、なしてきた話の延長線上として、次のようなことを言うこともできるのではないか。私はそう見ている。
「並行宇宙あるいは外宇宙の遥か彼方に"人外"がいるとしたら、だ(:"人外"は映画の中に出てくるような異次元にて恐竜から進化した存在でもいい。あるいは私の著作で言及している論客のロバート・テンプルやフリーメーソンの一部が実在を信じている節があるシリウス系宇宙人などでもいい。とにかくも可能性は複数あり、その連中はあまり楽しい連中ではない、ということだ ―そういった不分明なる人外が人間に今まで何をやってきたかは私の著作を読んでいただければ、はきと分かるというものだ― )。 その人外がゲートさえあれば、こちら側に"直接"、進出してくることが出来る。そして、こちら側の入り口は
[CERNが現時、一生懸命、こさえて運用しているもの(地球自体を圧縮消滅させてしまう懸念が持ち出されているのに運用しているもの)]
であっても"おかしくはない"」。
何?馬鹿げている?おいおい冗談だろ?が、私はまじめに言っているのだ。次のようなことがあるために、である。
「ロシアはモスクワにある著名なステクロフ数学研究所。同研究所に所属する数学者のイリーナ・アレフェヴァ( Irina Aref'eva ) とイゴール・ヴォロビッチ( Igor Volovich )の両氏などはCERNの実験の結果、放出されるエネルギーから異なる時空間を結ぶワームホームが発生するという可能性を真剣に考えている」
要するに、一流の学者がLHCのために[外宇宙の遥か離れた場所とも別の時代とも我々の世界をつなげうる重力の妙技(ワームホール)]が構築されると真剣に考えている(と知られている)。
だけではない。他ならぬCERNの調査部門ならびにコンピューター部門の統括者であるセルジオ・ベルトルッチ( Sergio Bertolucci )という人物が次のようなことを述べていたということもある。
「実験の結果、異なった次元との扉が開き、そこから何かが来たり、こちらからそちらに何か送れるようになる可能性もある」
ベルトリッチの発言はCERNの実験の結果に「色々な意味で」懸念を持つ者達の間で話題になっている(※)。
(※ベルトリッチの上記の如くの発言については欧米圏で有名なテクノロジー情報提供サイト、 The Register(略称 The Reg)の記者がCERNにあっての記者会見で聴いたものとしてオンライン上の彼らの情報媒体に載せているものとなる。尚、 The Registerの記事は Attack of the Hyperdimensional Juggernaut-Men[超次元の絶対的不可抗力(ジャガーノート)の力を有した者らの侵襲]との副題が付された[satire](風刺記事)との側面が色濃くも出ているようなものとなっているが、CERN調査部門ならびにコンピューター部門を指揮する人間が
「(未曽有の高エネルギー状態で想像もできないような結果がもたらされ)なにかを送れるようになったり、何かが現れることになる」
などと発言していたこと自体が問題であると述べられる。
といったことは日本の腐りきったメディアは報じないし、他面、やはり腐っている ―が質的には日本のご同類より"多少"、優れた情報を発信する― 欧米の「主流」メディアらもまた積極的に報じないわけだが。[重力の怪物に呑まれての地球消滅]や[こちら側の世界への好ましからざるもの ―潮汐力にも耐えられる極小機械、ナノマシンのようなものかもしれない― の流入]の懸念を表する者も少なくはないというのに、メディアの中に勇気ある者がいて行動すれば、そう、例えば、生放送中にゲリラ的にCERNの危険性を訴えることのできるアンカーマンなりジャーナリストなりアナウンサーなりがおれば、世界を変えられるのに、報じないわけだが。(そういうことを絶対にすることがなきような者達、[表層的には当意即妙に振舞うことはできても小智以上のものは持ち合わせていない(本質的なことは一切考えられない)愚かな手合い/卑劣で臆病な手合い]であればあるほどよいといった者達ばかりが人類社会の認識を決定する情報流通機構には配されている節もあるため、のようなことを述べても、意味無きことかもしれないが)。
とにかくも、この時点で何故、LHCにALICEとの名称が付されたかの一つの[想定解]を得ることができたのではないか、と見る。すなわち、【一定の学識を有した物理学者達はルイス・キャロルが『鏡の国のアリス』でワームホールに言及していると知っているようにもとれる】→【LHCは時空間を結ぶ扉としてのワームホールを生成しうる、との指摘が現実にある】→【危険を知っていて一部の物理学者あるいはその支配者がわざとLHC関連プロジェクトにALICEという名称をこじつけるように付させられた/付した、と考える"ことも"できる】との流れを把握いただけたものか、と見る)。
いいだろうか。異なる世界との入り口の話は馬鹿げた話どころか、現実的問題として識者の念頭にあると述べられるのである ―殊にロシアのステクロフ研究所関係者の物言いはアカデミカルなものとなる― 。[アリス]などというLHC関連名称はそこから付されている節があるのだ(が、代償に"何か"を失った識者という存在の多くは入り口の可能性には言及しても、「異次元からの直接的侵略」云々とまでは絶対に言わない。何かしら、ワンダフルなことがあり"うる"としか言わない。仮に彼らに ―誤解を抱かれて当然といった物言いともなってしまうが― [侵略や地球のブラックホールなどによる消滅とそれに見合う何らかの技術的成果物収集の思惑存在]への懸念が嫌というほどにあってもそうなのだろう、と私は見ている)。
さらに、である。「極めて重要なこととして」、以上、述べてきたことは根拠主導方式で詳述に詳述を重ねてきた、
[アトラス・プログラムの話]
とも接合する(くどいが、ここでの[アトラス・プログラム]とは私の立論体系上での特別な用語となっている。他にも、[アトラス・プログラム]という単語は数多、存在しているようだが、私の語法とは関係ないものである、とお断りしておく)。
それは以下に挙げる〔1〕から〔13〕の各理由による。
〔1〕既述のように、あまりにも不自然に ―ここがポイント― LHC絡みの主要観測実験プロジェクト(及びその実験機器名)にATLASとの名前が付されている。
〔2〕上記のATLASのシンボルマークはCERNによって
[天球儀のパーツを持ったアトラス]
に設定されている。そのCERNのアトラス・マークは
「ニューヨークのロックフェラーセンターに設置されている[独特なるアールデコ調のアトラス像]にそっくりで」ある(確認されてみるとよい)。
そのことは、その一致性は ―言うまでもなきことながら― 911と結びつくニューヨークで起こされた「儀式」と何もかもが符合するように出来ていると見ることができる(メーソンのような類を用いてのシンボリズム体系の使用、プロメテウスの火/黄金のリンゴなどとの絡みで、だ。お忘れの方あるいは把握しきれてない方は本Webサイトの[問題意識の所在―8―]と題して書き始めた頁、「アトラス・プログラムの存在」立証をなしている頁を参照されるとよいだろう)。
〔3〕911の事件が起こったニューヨークは「ビッグ・アップル」あらため「ゴールデン・アップル(黄金のリンゴ)」とも結びつくよう"調整"された場である(:911の事件で焼かれたスフィアをも介して、だ。それについては[問題意識の所在―3―]、[問題意識の所在―8―]、[問題意識の所在―9―]と題した頁の該当部を参照してほしい)。
そのように指摘したうえで述べるが、
「[アトラスの娘=アトランティス]とも結びつくとした同[黄金のリンゴ]、ヘラクレスの"11"番目の冒険登場の同[黄金のリンゴ]はワームホールともつながりうるものである」。
何故か。ワームホールの名称由来は「リンゴ("アップル")を虫(ワーム)が食う姿に似ている」というところにあるためだ。ワームホールの名づけ親であるホイーラーがメーソン(的なる操られ人)なら名称もアップルでつながるように調整されている可能性がある(※)。
(※「長々となるも」の傍注:直近なした[考えられうるワームホール命名理由の話]については反論がなされるかもしれない。すなわち、次のような反論をなされるかしれない。
「アイザック・ニュートンが[万有引力の法則]の存在を観念するに至ったのも ―史実は別のところにある、などともされているが― リンゴの落下の観察に因る、とされている。問題となるワームホールとはそうして人間に観念されるようになった[重力メカニズム]の賜物、 ―ニュートン力学を打破・克服したアインシュタインの発見あってのことだが― [重力メカニズム]がもたらす空間の歪みの構造物である。であれば、ワームホール命名者のジョン・アーチボルト・ホイーラーがニュートンの重力概念発見との経緯でワームホール命名時にリンゴのことを持ち出し、そうしてつけられた名前([リンゴの虫食い穴]との意の名前)が広まっていったととらえるのは何ら不自然なことではない」。
が、のような物言いに関しては次のような再反論を講じるところだろうと考えている。
「一神教で人間が楽園追放に至った原因たる[知恵の樹の実]は、そう、"蛇"に薦められたと伝わる[知恵の樹の実]はリンゴであるともされる(他面、[ギリシャの多神教伝承体系]上での黄金のリンゴも百の頭を持つ蛇ラドンに紐づけられている)。そして、ここにてワームホールとの絡みでも論じているアトラス・プログラムは[蛇の眷属退治の英雄ヘラクレスの冒険 ―殊に黄金のリンゴが登場してくる段― に対する反対話法の体現物]と述べられるものである。そういったことからホイーラーの命名動機に[被操作者の非自主的な側面]が関わっていると見ることもできる。無論、のようなことを「それだけで」述べれば、[狂人の物言い]と受け取られるだろうし、でなくとも、揣摩憶測にすぎないととられることだろう。しかし、脇に控える膨大な不可解事 ―ここに至るまで根拠主導方式で詳説してきたアトラス・プログラムにまつわる人間業とは見えぬ側面― にまで目を向ければここでの話も[至極、理にかなっているものとなる]。そう明言できる」)
〔4〕語義的に[アトラスの娘(黄金のリンゴを管掌するヘスペリデスなど)との意味]にもなるアトランティス。それと同じ名を持つ滅したアトランティスが
「異次元に住まう蛇の一族に侵略された」
と自称解読古文書を元に主張した神智学関係者がいた。その神秘家、モーリス・ドリール自身は何のこともないただの剽窃の徒、要するに、俗にパクリと表せられる行為をこととする輩にすぎなかったとも解せるが(「ドリールの自称解読古文書の内容がそれ以前に世に出た早世の小説家ロバート・エルヴィン・ハワードの執筆小説の内容に酷似しているからである」と[問題意識の所在―7―]と題した先の頁にて述べた)、それであっても問題視すべきは、だ。
「アトランティスを蛇の一族との絡みで語れる象徴記号(アイコン)、しかも、異次元絡みでの象徴記号とした話が前世期前半 ―大戦期前後― から登場していたことである」。
それはCERNのATLAS、ひいてはアトラス・プログラムとの兼ね合いで軽んじざるべきことと言える(:に関しては、多く取り合うべきではない法螺話で成り立っているオカルト論の世界でいうレムリア、[沈没大陸などと語られもするアトランティスと双璧をなす存在たるレムリア]が、妄言をフリーメーソンの力で広めていた神智学の泰斗たるブラヴァツキーという女に、ほんの一言といった程度で、爬虫類人と呼ばれる存在と早くから結び付けられていたこともあるにはある ―そういった話は私の自著にても取り上げている― 。であるが、そこでは[異次元]はテーマになっていないようであるため、ここではどうでもいいことだ)。
〔5〕フリーメーソンの象徴、[ヤキン(英語的発音ではジェイキン)とボアズの柱]。それらヤキンとボアズとそっくりの二本の柱が400年以上前のエポック・メイキングな地図帳、『アトラス』と題された地図帳にヘラクレスの二本の柱として登場しており([問題意識の所在―7―]と題した頁にて言及している)、そこにいうヘラクレスの二本の柱が911の事件で崩された「二つの塔」と"複合的に"結びつくとはもうすでに論じつくした(その点については欧米の極一部の向きも「911の事件とヘラクレスの柱が結びつく」とまでは表しはするのだが、現時点で彼らはヤキンとボアズの柱にばかり多くの意味付けを与え、かつ、アトラス・プログラムの帰納法的実証 ―根拠積み重ね式実証― をなしてくれてはいない。背景に完全に気づいている人間は非常に多いはずなのに、である:私は冒頭から「ある一定以上の立ち位置にいるフリーメーソン(自殺プログラム)の実に多くがアトラスと911の関係に完全に気づいているはずだ」と指摘している)。
とした上で問題は
「400年前の地図帳のレベルで巨人アトラス(及びアトランティス)と
[次元間を結ぶゲートの比喩になっていかねないとされるヤキンとボアズの柱]
が結びつくことである」(ヤキンとボアズが悪魔を使役したと伝わるソロモン王の神殿の入り口の柱であり、そして、フリーメーソンの異空間を意識させるシンボリズム上で使用されているがゆえに『二本の柱が異次元とのゲートになっている』と考える向きは欧米に一部いる。彼らはそのようなことと911の事件を結びつけ、それはそれで鋭いものの見方を公にしていたりもする:例えば、911の事件では投資銀行ソロモン・ブラザーズの一大拠点も"不自然に"倒壊させられているが、それについてもそういった文脈で問題視する向きがある)。
以上の
[地図帳に見るフリーメーソン揺籃期以前の象徴を介しての数百年前からの結びつきの話]
は直近にて述べた〔4〕の点 ―ドリールのような神秘家といった人種でさえもが太平洋戦争前後期よりアトランティスと次元間侵略を結びつけていたこと― と複合顧慮して軽んぜざるべきことだ。
〔6〕CERNのATLAS装置建造が始まった後に、である。米国で StarGate Atlantis『スターゲイト アトランティス』なるドラマ、アトランティスと異次元のゲートを結びつけるドラマの長期放映が開始された。空間移動装置とその先の古代エジプト類似の世界を登場させた有名な映画、『スターゲイト』のスピンアウト作品として、そう、青色や赤色が大好きな連中、フリーメーソン ―青は青ロッジこと基本位階のシンボル、赤は赤ロッジことロイアルアーチの比喩だ― 製の映画のスピンアウト作品としてだ。同作品につき、一部、欧米人が指摘するようなやり口、「何かを隠すにはそれを公に晒せ」の戦略がとられている可能性もある(筋金入りの愚か者に「え?アトラスと異次元のゲートだって?テレビ・ドラマの見すぎだよ」と言わせしめるために、とも考えられる)。
また、同海外ドラマと異次元のゲートの話を結びつける欧米人、私とは異なる文脈で「CERNのシンボルに666の数値が含まれている」ことを指摘したりしつつ結びつける欧米人もおり、彼らには敬意を表したい気分だが( I salute for courageous men who have pointed out the coincidence between
CERN and video drama,StarGate Atlantis.)、個人的には、だ。『スターゲイト アトランティス』に" Thirty-Eight minutes(邦題:残り38分)"というタイトルのエピソードが"不自然に"存在していることを非常に意味深いととっている(3+8=11だからだ。魂がとられたような者のぎりぎりの線での告発の可能性もあることとして)。
〔7〕CERNのLHCの実験は2008年9月10日に開始された。いいだろうか。9月10日である。それは911の事件の日付をあまりにも生々しく想起させるものでもある。実験開始後、すぐに電気系統の事故により実験は長期間中止されることになったのだが。(実験が再開されたのは何故か、2009年11月20日と一年以上、後になった)。
〔8〕LHCのALICEに結びつくルイス・キャロルのアリス・シリーズ。それは私の自著でも述べているように極めてフリーメーソン的な作品である(ロッジ・システムを想起させるような描写やその他、メーソンのシンボルが散見される)。そして、フリーメーソンのインサイダーがアリス・シリーズを作品に用いる、しかも、破壊的な行為の前言作品と思しき作品に用いているケースもよく垣間見れる(こちらも自著にて紹介。実に不快で危険な話だ)。ために、である。ワームホール生成という観点でアリス(CERNのALICE)が使用された節があることは操られ人、フリーメーソンに押し付けられているコンセンサスの問題につながりうる。
〔9〕2000年に世に出たダン・ブラウンの有名な小説ANGELS&DEMONS『天使と悪魔』。ある程度の識者には大嘘小説とみなされがちな、そのフィクションにもCERN(欧州原子核研究機構)が登場する。CERNが反物質の生成をなし、それがヴァチカンを崩壊させるための破壊装置に転用されるという筋立てで、だ(:尚、反物質を持ち運び、それを破壊兵器に転用するという話自体は科学者達の失笑を買うような不可能事であると一般にされる)。
問題はそのダン・ブラウンの小説を元に映画化された映画版『天使と悪魔』で主演を張ったハリウッド俳優のトム・ハンクスが2009年にCERNの本場ジュネーブでCERN幹部とツーショット写真を撮られ(宣伝目的といった形でメディアに露出しつつ)、LHC実験再始動時の機器起動スイッチ押下のオファーを歓迎するように述べていたことだ。上の〔6〕にて既述のやり口、何かを隠すには「堂々と衆目にそれを晒すことが一番だ」との式ではないか、と懸念を表明する者達がいるように実に胡散臭い話ではある(LHCに伴う懸念をジョークで笑い飛ばす意図があったとしてもだ。解釈いかんによってはネガティブ・キャンペーンにもつながるようなことを何故、わざわざ、やるのか、という意味でだ)。
また、同点については、私は次のような可能性とて"ありうる"と見ている。
「『天使と悪魔』で主演を張ったハリウッド・スターを目立つように用いたのには意図が"ありうる"。[反物質と超破壊兵器を結びつける小説・映画の中の法螺話]と[世間に流布されたLHC実験に伴う表向きの懸念]をわざと結びつけるような意図がありうる。すなわち、[LHCがマイクロ・ブラックホールを生成、地球を消滅にもっていく懸念がある(可能性としては天文学的僅少さながらそういった懸念があるとされる。すなわち、額面どおり受け取れば、全くもってその危険性はないとも言われるような懸念だが、「一応、それはある」とされている)というLHC実験に伴う有名な話]を意図的に意識させるように印象操作し、[時空のゲートたるワームホールが生成される懸念がある]というもっと問題視すべきことを隠す意図があるのではないかと見るのである」。
要するに、『天使と悪魔』も煙幕なら、マイクロ・ブラックホール発生と続く地球消滅の話(想定される[結果]ばかりが強調されている話)自体も煙幕ではないのか、とも ―[結果]以前に[効用]のことを考えなければ[意図]の説明がつきがたい不合理な話となるために― 思えるのである(ろくでもない連中が地球と人類で遊ぶのをやめ、その両者をワームホールとご同類のブラックホールでもって消滅させたがっている可能性もあるのだが。人間をこちらの宇宙 ―量子力学的多宇宙論に基づいての表現― に入ってくるため、あるいは、時空間を改変しての実利的装置確立のための贄(にえ)・人柱、[卵の殻のようなもの]として意図的に養殖していた可能性と両立することとして)。
〔10〕これは非常に重要な話となる。
としたうえで、まずもって問うが、上の〔9〕の点で述べたようなことを[考えすぎのもの]と思うだろうか?
残念ながら、さにあらずである。実は上のような発想"すら"煮詰めきれていないものとも考えられるのである。ダン・ブラウンの小説は煙幕などにとどまらず、それ自体が不快な計画、アトラス・プログラムの積極的"前言"作品でさえありうるのだ。
その点、『天使と悪魔』は
[アンビグラム]、すなわち、[異なる方向から見ると違う意を持つ文字]
が一つのキーワードになっている作品である。そこから"も"端的に「作品自体に本筋とは異なる寓意が含まれていうる」とも考えられる。
そう述べた上で言っておくが、劇中、滅したはずのイルミナティ ―フィクションの中でよく悪役とされる存在― が教皇選出候補の4人を拉致し殺していく様が描かれている時点で「多次元との封印を破る」ことに通底"しうる"。何故か。
については、まずもって、[前提]として次のことを述べておく。
「この世界は4次元時空とも言えるが(四次元が訳の分からぬSF的異次元世界であると過度に強調される風があるのが誤解の元で空間軸に時間軸を足した四次元時空に我々が住んでいるとも観念できると知っておくべきだ)、上の次元を[向こうの世界、あるいは、その場との結節点につながりうるもの]とする発想法も大いに成り立つ。そして、フィクション、『天使と悪魔』の中で拉致・殺害の対象となっていた教皇候補の数が4人なのは4次元の変異を想起させるよう調整されている節もある」。
無論、ここまでなら、[意味不明なこじつけ](あるいは[神秘主義がかった見解(煙幕)散布をこととするそれ専門の輩の言辞])と言われても仕方ない。しかし、上が[こじつけではないことを示す背景事情]が存在する。いかなる背景事情か?
第一に、劇中、[教皇候補達が古典的元素論 ―後に欧州の錬金術思想にも影響した古代ギリシャの四大元素論。万物の根源要素を「水」「火」「土」「空」とする考え方。錬金術思想習合形態ではときに五大元素論― 基づいて殺されていったこと]に深い意味を見て取れるという文脈にての背景事情が存在する。
第二に、ダン・ブラウンの『天使と悪魔』が世に出た一年後に911の「儀式」でペンタゴン(五角形の体現構造物)が崩されたことと接合するという文脈にての背景事情も存在する。
いいだろうか。ポイントは[五角形]と[古典的元素論]である。
それにつき、
[フリーメーソン関連団体にメーソン絡みの女だけが入会可能とされる[東方の星]なる有名団体が存在し、同[東方の星]のシンボルがペンタゴン同様の五角形(かつ五芒星)をとること、及び、同団体シンボルが古代ギリシャ元素論と錬金術的元素論を受け継ぐ魔術論的構造をとること]
を押さえる必要がある(:真実を知りたい向きは"東洋"版元素論たる「五行」の模式図とメーソン関連団体の「"東方"の星」こと The Order of the Eastern Starのシンボルを比較してみるのもいいだろう ⇒結論から言えば、「両者 ―東洋元素論模式図たる五行の流布された図とメーソン関連団体のペンタゴン状シンボルマーク― は(配色の含めてあり方)ほとんどそっくりである」)。
あとは、である。以前のページでも一言だけ言及した小説、欧米でカルト的人気を博していた小説『イルミナティ三部作』の内容をも顧慮して次のような関係性のパスが客観的に描けることだけ理解すればいい。
【"9月10日"に開始されるも一旦、中止されていたLHC実験再開に絡み小説『天使と悪魔』からの映画化作品で主演を張ったハリウッド・スターに妙なことをやらせ、かつ、言わせるCERNのやり口】 ⇔ 【2000年に世に出、映画化もされた小説、CERNの反物質が悪用されるとの筋立てでもあった『天使と悪魔』で描かれた4人を対象にした古典的"元素論"体現殺傷方法】 ⇔ 【"元素論"と小説『天使と悪魔』の悪役イルミナティで仮託されていると思しき"フリーメーソン"の関係性に着目(イルミナティというのは俗信上ではメーソンのインナーサークルのことだ)。具体的にはフリーメーソン有名関連団体 ―既述の[東方の星]― のシンボルとして古典的"元素論"と接合する"五角形"(ペンタゴンの五角形にも酷似した五角形)が用いられていることを想起】 ⇔ 【"9月10日"という実験開始日付/右に挙げた形状類似性を考慮して、"メーソン"と結びつく2001年9月11日のペンタゴン部分的破壊(911の事件とフリーメーソンの関わりはもう"立証"している)と小説『天使と悪魔』との接点を想起】 ⇔ 【ペンタゴン破壊つながりでペンタゴン崩壊とそこに封印されていた宇宙生物的・"異次元介入存在"的なる生命体復活を描く欧米圏で70年代に書籍化されカルト的人気を博した小説、『イルミナティ三部作』(邦訳版が出版されたのはつい最近。先の頁で既述のように同小説自体が[ヘラクレスの11番目の冒険と結びついた911前言小説]である)が存在していることを想起】 ⇔ 【"CERN"を不正確に描いた『天使と悪魔』と同様、イルミナティを扱った右荒唐無稽小説『イルミナティ三部作』劇中での宇宙生物的・"異次元介入存在的"な生命体復活から、"CERN"絡みの(ブラックホールとワンセットとなるかもしれぬ)ワームホール発生可能性の話を想起】 ⇔ 【四次元時空のひび割れの可能性を想起】
実際、911を引き起こした首班かつ主犯であると客観的に示したメーソンという連中(と彼らの飼い主)は右のような複雑なパスを描くようなやり方でコミュニケーションをとるため、『天使と悪魔』が特別な寓意を含んでいても何らおかしくはないと言える。
〔11〕CERNの実験ともその関係者とも結びつく[最新の量子力学の理論体系]では、だ。"11"次元の実在までをも観念する説が取り沙汰されるようになってきている。前述の米国人物理学者ミチオ・カクの著書内記述も参考材料に言うが、それは「1970年初頭から1980年にかけて台頭するようになった超重力が11次元で記述可能という考えに基づく理論体系である(物理学に詳しい向きにとっては有名なM理論は11次元を観念する理論である)」。いいだろうか。問題は、である。11次元の話は仮説にすぎないということだ(私見を申し述べさせてもらえば、その仮説は私がここで展開している説よりも不確実なものと見える。それらは根拠主導型のものではないからだ)。とした上で言うが、
「わざとそういう知的遊戯をさせているような感じさえ覚えさせる」。
何故か。それはここに至るまで延々と述べてきた通り、フリーメーソンを用いての儀式行為に11があまりにも密接に関わるからである(M理論のMがmembraneこと"膜"ではなく、メーソンのMだというほどの暴言を吐くつもりはないが)。とにかくも多くが[11にに重きを置くアトラス・プログラム]と結びつくようになっているように見えるのだ。
〔12〕見方によってはアトラス・プログラムとLHCが結びつく判断材料にも否定材料にもなることだが、一応、次のようなことも挙げておく(上掲の〔1〕の話の補足となることとして挙げておく)。
「既述のようにCERNのALTASのシンボルとなっているアトラス像は天球儀の[パーツ]を担いでいる。それは物理学者ニールス・ボーアが最大限、普及に貢献した原子模型が天球儀に酷似していることの影響であるとの解釈も出来なくはない。すなわち、ボーアの原子模型は異常に"原子核"を巨大に描いたものでもあるわけだが、極小単位フェムト(既述)の世界の"原子核"とくるとCERNの研究領域とかぶり、だからこそ、CERNが天球儀の[パーツ]を持ったアトラスを用いていると解釈できもするのだ(:この話は[問題意識の所在―5―]という頁でも言及している)。
であるが、他面、CERNは踊らせているから、天球儀の[パーツ]を背負ったアトラスをシンボルに用いている可能性も濃厚にある。CERNのアトラス実験と全く類似、というより細部までそっくりの構造をとるロックフェラーセンターのアトラス像 (天球儀の[パーツ]を背負ったアトラス像は私がありとあらゆる観点から欧米圏ネット上の画像情報を収集してみて確認した限り、ロックフェラーセンターのアトラス像とCERNのアトラス像、そして、近世の銅版画唯一枚の中の図像にしか認められない(2010年下半期現在)/現存する中で最古と言われる天球儀がファルネーゼ・「アトラス」であると一言、述べたように天球とアトラス自体は自然に結びつくのだが、ロックフェラーセンターのアトラス像とCERNのアトラス像は天球儀[パーツ]の持たせ方が独特なのだ) がメーソンの911儀式と結びつく存在であり(についてはプロメテウスとの兼ね合いで先の頁で詳述した)、原子核物理学の技術分野への応用成果物たるICBMのアトラスがこれまた911(11)儀式と結びつくように出来ている節がある、といったことがあるために、である ―右に述べたことに関しては私は前者の[原子模型沿革からの推論]より後者の["非"常識と看做されるだろう話]の方が正しいのではないか、と考えている。延々、論じてきたことゆえに、である― 」。
〔13〕今まで述べてきた各点の内容を補強することとして書いておく(厳密にはそれ自体はアトラス・プログラムの話ではないのだが、書いておく)。それは先にて挙げた図像四図中の右下の画、甲冑姿の人物と女性を描いた絵画についての話となる。
さて、本Webサイト本頁をまじめに閲覧されている方々は非常に疑問に思ったことだろう。
『何なのか?この場違いな絵画は?』と。
が、無論、私は明確な意図をもって同絵画を挙げたのだ。
同絵画、「トリスタンとイゾルデ」を描いたもので19世紀から20世紀初頭にかけて活躍した画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの作品である(:ウォーターハウスはガラクタを押し付けてくることも多い"ゲイジュツ"という分野にあって画力という意味では人類史最高峰に達していた人物であるとみるが、惜しむらくはフリーメーソン的な絵画も多々、描いていた人物だということである)。
そして、そこに言うトリスタンとはケルトの伝承上の人物から転じて中世の悲哀物語の主役となった存在、説話の習合を経てアーサー王の"12"人の円卓の騎士に数えられるに至った存在である(と一般に認知される)。問題は、である。そのトリスタンの名が"あまりにも不自然に"CERNのLHCのお仲間、粒子加速器の名前に付されていることだ。しかも、日本のものとして、である。その加速器は文部科学省の関連機関が1986年に完成させたものでTRISTANという名称のものである(TRISTANは公式見解では Transposable Ring Intersecting Storage Accelerator in Nipponの略称であるとされる。日本語での呼称は「日本における粒子の貯蔵・加速をなすための置換可能な交差型リング」となっているものとしての、だ:右のまどろっこしくも意味深い日本語呼称は出典を明示している現時点での日本語版Wikipediaの記述に拠った)。
何故、この日本で欧州騎士物語の主人公の名前をバタ臭くもこじつけるように粒子加速器の名称にしたのか。ここまで読んだ上で「物理学者たちが夢見るロマンチストだったんだよ」などと言う向きがいたら、その人間には"処置なし"との印象を覚えるが、ただし、こういう合理的な反論は考えられる。
「(日本でも海外でもほとんどそのような発言を聞かないし見ないが)日本の物理学者達と欧州の物理学者達に風雅な応対があった可能性がある。すなわち、CERNが1967年より同装置を用いた実験を開始し、いくつかの同位体捕捉を実現したという加速器(今よりもエネルギー出力が遥かに劣る加速器)ISOLDE ―イゾルデ。Isotope Separator On Line-DEtectorの略称で「線形検出器立脚型同位体分離装置」とでも訳すべきか― の存在を日本の科学者達が意識してトリスタンの名称を加速器につけた。イゾルデとトリスタンの出会いというやつを想起させるために、である」。
が、そういった見解は重要なところを見落としている。
「ISOLDEという略称自体が不自然極まりないこじつけ方式でつけられている感がする」ということはこの際、置いておいても、
[ありとあらゆる説話でトリスタンとイゾルデの関係が不吉なもの、トリスタンの死と結びつく不義・不倫の関係であること]
を見落としている、と述べたいのだ。そう、説話上、イゾルデとトリスタンの関係はトリスタンがドラゴン(竜)を殺したことで始まり、媚薬( Love Potion )によって人為的に深められた「呪われた関係」だったのだ。
そこから常識的に考えても当事者の物理学者たちでさえ粒子加速器実験成功の結果、もたらされるものを「道に外れたもの」と定置していたともとれるし、そうでなければ、"やらせ"ととれる。自らを聖書の蛇からテレビゲームで倒されるカメの悪の勢力に仮託しているとも"見える"「悪役としての爬虫類」も好きな"人外" ―(『馬鹿げている』ととられうることを覚悟の上で)ここに至るまでその透けて見える特質を紹介してきたし続く頁でもその透けて見える特質を紹介していく存在― によるやらせ、ととれる(蛇のシンボルを多用するメーソンでさえ、竜を退治した聖人ゲオルギウスの赤十字/テンプル騎士団の十字を自分達と結び付けさせられているのだから、右は無理なき発想であるとも述べておきたい)。
そして、仮に"やらせ"だとしたら、だ。神話で"怪蛇の眷属"退治に尽力したヘラクレス的側面を抹消するプログラムの初動段階として加速器に竜退治の英雄の名前をつけ"させる"ことは実に相応しい行為といえるだろう。
以上、箇条表記してきた〔1〕から〔13〕の事由ゆえ、「CERNの実験プロジェクト名にATLASやALICEといった名前が付された背景には[アトラス・プログラム]との関係が存在している」と述べることが理に適っていることはお分かりいただけたか、と思う。とした上で次の頁に移る。
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(補足として:本頁で何度か言及した米国人物理学者ミチオ・カクの海外でヒットを見た(原著2004年刊の)著作『パラレル・ワールド(邦題)』には
[ニコライ・カルダジェフが提唱した有名な先進文明に関する予測](英文wikipediaに[ Kardashev scale ]と項目が設けて記載されているようなもの)
に近接するところの未来予測としてであろう、[超高度にテクノロジーを深化させた文明]はその極小性ゆえにワームホールの中の潮汐力や放射に耐えうる極微機械の類を[文明構築・再建の種子]として別宇宙に送ることになると想定されるとも記載されている。
仮に、[ナノマシン(あるいはそれより小さい規模のフェムトマシンFemto-machineのようなもの)]でそうした離れ業をなせる超高度テクノロジーを有した存在が人類を操っているのなら、[二つ入口があればそれなりのことができる]ともミチオ・カクの同じくもの著書に記載されているカー・ブラックホール越しなどに書籍予測通りの通路構築をやろうとしているとも「科学的に」観念できよう。
ワームホールのようなものが構築されて副次的作用で死滅とならないようなケースを考えた際、そうした種子の侵入によって ―馬鹿げた話と視野狭くもとらえている向きもいるかもしれないが― [直接統治]のようなものとて観念できる(:ふざけた連中が『構築種を[より有用な機械]にしてやろう』と思っている可能性とてある。フェムト・マシンのようなものを種子として送れる文明ならば[選良として他を貶める道を「選択」した実に浅ましく愚かな集団に歴年、主導的役割を果たさせてきた文明の種族]をわざわざ労働力として使う必要性も感じていないと受け取られるし([粒子加速器運営機関を産み出したマンハッタン計画の背面事象たるアウシュビッツ収容所ら絶滅収容所の皮肉]や[醜さに辟易させられる諸宗教教義・聖典に見る選別プロセスの皮肉]に着目せよ)、そもそも、人類が[ワームホール]が構築されるような環境下で生きていけるとは考え難くもある ―我々はその時に絶滅すべくもの消耗品として養殖されてきたとも思われる― わけだが)。
とにかくも、言わんとしていることは(本頁で先に紹介のCERNのセルジオ・ベルトリッチの「こちらから何か送れるようになったり何かが来ることになるかもしれない」との申しようのこととあわせて)お分かりいただけたのではないだろうか。)
追記
上にての本頁本文では
『CERNがアリス名称を用いていることは[アリスの物語への米国人物理学者ミチオ・カクの言及](と接合するようなこと)と関係があるのでは』
との推論をなしている。
CERNがワームホール(のようなもの)を発生させかねないとされている件についてミチオ・カクの「多世界間を連結するゲートの比喩がアリスの物語の中に数学者キャロルによって(多重連結空間絡みで)込められている」との弁 ―「ブラックホールから足を踏み入れワームホールをエレベーターに・・・・」― を持ち出したわけである。
だが、後々、振り返って見、そのような物言いには
『[聞く耳を持った一般人]に響くところはあっても物理学者のような専門家らやそれに近しき向きには牽強付会(こじつけ)の極みととられかねない要素が含まれている』
と思うようになった(:本頁を ―諸種資料にあたりつつ― ものしていた際に初めからそのように危惧しなかったのは私が物理学を専門に学んだ人間ではなかったからである)。
であるから、「専門家失笑を買わぬように」と、ここに追記をなしておくこととする。「専門家の失笑を買わぬための追記であるため、まじめな一般読者諸氏にも理解できないところがあるかもしれず、そうであれば、そういった箇所は読み飛ばしていただいても構わないといった性質の話である」としつつの追記をなしておくこととする(ただ、忘れていただきたくないのはここに書いていることもまた[多くの人間の生き死にに関わること][世の流れを変えたき向きがいずれは相対せねばならぬだろうこと]についてである、ということである)。
以上、追記の趣旨を最初に述べたところで追記本題に入る。最初に次の図を見ていただきたい。
Alice Matter、 Mirror Matterと書かれた部位と挿絵を合わせているそのさまはご確認いただけたか、と思う。そうあらためた上で一言解説を講じるが、上図は
[ Through the Looking-Glass, and What Alice Found There『鏡の中のアリス』の一場面、アリスが鏡の中の世界に入り込む場面を描いた挿絵とその挿絵に見る局面を元に命名されていると解釈できるアリス・マター(あるいはミラー・マター)と呼ばれる仮説上の粒子の関係について ―本頁記載事項との絡みでの関係について― 述べるための持ち出した図]
である。
アリス・マターあるいはミラー・マター。和訳しての「鏡像物質」との名のとおり、それは通常の粒子と比した場合に「鏡に映したがごとくの対称性を呈す」仮説上の粒子のことである。
同ミラー・マターについて、オンライン上で最も俯瞰的なる解説をなしている英文および英文にほぼ準拠して書かれている和文のWikipediaの[ミラーマター]項目に範を求めての説明をなせば、
「物理学が想定する空間対称性を顧慮した際、粒子は
[反射対称性]( Mirror Reflection Symetry。字義どおり鏡に映した際のような[空間上の対称性]と言うべきか)
をきたすような格好となった場合に通常の物理法則の枠外に出る(鏡に映したような空間上の立ち位置を占める粒子が既存の物理法則の枠外に出ていることを専門用語では「対称性が破れている」と表す)ようになる、とされる。
そのように対称性が破れている粒子が通常の粒子に対するものとして存在しているとの観念が(1950年代の鏡に映したがごとくの対称性の下では[通常の粒子に対する対称性の破れ]が生じるとの発見以降)広まるようになっていき、鏡像粒子(アリス・マター/ミラー・マターないしはシャドウ・マター)として認識されるようになったのである」
というのがミラー(アリス)・マター概説とあいなる。
門外漢としての下手なミラー・マターの概要説明はここまでとし、それがどうして上の図を介しもしつつ、ここでの話 ―ミチオ・カクの話からCERNの命名意図を考えるのは事宜に適っていないとの誤解を与える、との話― につながる、というのか。続く段にて述べていく。
さて、上図にて Mirror Matter から線を引いているが、その向かう先が[ Purposes of CERN's Experiment ](CERN実験の目的)と書かれていること、ご確認いただけただろうか。その趣意は
「仮説上の粒子、ミラーマターとも関わる事象がCERNの実験目的の一部に関わっている」
ということにある(:その比重は重くはないようだが)。
そう述べた上でここでの本筋につなげるべく専門用語の話を用いての話を今しばらく続ける。
CP対称性の破れ。電荷(プラスとマイナス。CPのCに相当するChargeは電荷のことである)のプラスからマイナスへの「転換」、鏡に映すがごとしの空間上の立ち位置(CPのPはParityの略でそれは鏡に映した時と同様の空間上における対称性を指す)にまつわる「変換」が一緒くたになされているとき ―CとPの変換が同時になされているとき― 「対称性が破れている」(「対称性が破れる」の意は直近、既述)、すなわち、通常の物理法則が適用されなくなる。そういう意味の言葉である。
のような[CP対称性の破れ]関連事象の深耕や実験上、より重みづけを与えられているらしきところとしての[超対称性]の追及 ―プラス・マイナスの電荷は同じでスピン(と称される運動量)のみが二分の一ずれているといった粒子の領域の追及― がCERNのLHCを用いた実験の「一つの」実験動機となっている。そのように銘打たれている。
具体的には英文Wikipedia ―Wikipedia「のようなもの」をあまり引き合いに出すのは本当は忌避すべきことなのだが― 上のLHC( Large Hadron Collider )項目にても確認できることとして、
[ Why are there apparent violations of the symmetry between matter and antimatter? ]
(物質と反物質の間の対称性の破れが何故、明確に存在しているとできるのか)
といったことを確認することがCERNの実験の目的として掲げられているのだ。
それゆえに上図にてのミラー・マターからのCERN目的への(図上での)線引き、としているわけだけが、とくれば、である。
物理学に「本当の意味で」造詣深き有識者らは筆者物言いに対して次のように考えるところであると思われる。
『この男はミチオ・カクが
[アリスの物語の中には多重連結空間がらみの隠喩が込められている]
としていることをもってCERN関係者が実験装置に恣意的にALICEの名前を付している
ように強調している。一部で持ち出されているにすぎぬワームホールやブラックホール絡みの懸念を前面に押し出して、だ(:尚、マイクロ・ブラックホールのことをとやかくする人間に比してワームホールなどの話を持ち出す人間は「ほとんどいない」)。しかし、それだけでミチオ・カクの話がCERNのALICEの命名の背景にあるなどと述べるのは牽強付会、あるいは、揣摩憶測の類を出ぬ物言いだろう。CERNがALICEの名を装置及びプロジェクト名に持ち出しているのは[CP対称性の破れ]や[超対称性の破れ]の領域を研究する意図あってのことだ、と考えるほうが遥かに理に適っているからだ。であるから、この男のようなアリスの物語から異空間へのゲートの話を持ち出すような類は詐欺師、唾棄すべきトンデモ論者として相手にする値打ちがない』。
上のような内心ありうべき(と私が考える)声の代弁をもって[ミラーマター⇒対称性の破れ⇒CERNの目的⇒鏡の国のアリスよりのALICEの使用]といった話の流れがどうして従前の物言いに関するここでの追記につながっているか、きちんとお読みいただいた方々にはご理解いただけたことだろう。
しかし、はっきり述べるが、上のような物理学に詳しき向きの常識的見解 ―対称性の問題研究がCERNのALICE使用の背景にある常識的見解― は棒きれを業物で切るように容易に斬り捨てられる。一刀両断、正しい方向で、だ。それについての具体的な説明はさらに後の段にてなすとして、そこに至るまでにもう一点、述べておきたいことがある。
[CERNが実験名称にALICEの名称を実験装置に付すことになった件についてミラー・マター絡みでもう一点、述べたいこと]
があるのだ(既述の[対称性の破れ]絡みの話以外に、である)。
それはSF作家にアイデアを提供してきたことでも有名な米国人物理学者、故ロバート・フォワード( Robert Lull Foward )が広めた
[ミラー・マターの流布された定義以外の定義]
にまつわる話となる。
ロバート・フォワード。私は同男の物言いも研究対象にしているが(彼がアイデアを提供していたとされる1970年代の某SF短編 ―後述― が破滅のシナリオを「極めて先駆的に」表したものであったからである)、同フォワードはミラー・マターを
[反物質と呼ばれるもの]
と同様に定義していた。下の図を見ていただきたい。
枠で囲った[物質(Matter)](との語)の直下には電子・陽子・水素の名を挙げている。
対し、枠で囲った[反物質(Anti-matter)](との語)の直下には陽電子・反陽子・反水素の名を挙げている。
そのようにして伝えんとしていることは
「(図のままに)電子や陽子や水素に対する反物質 ―質量など特性を共有しながらも電荷が対応粒子と逆転している反粒子のこと― として陽電子・反陽子・反水素が存在している」
ということに加え、
「ロバート・フォワードが上記の形で分類できる反物質のより包括的な概念化のためにミラー・マターという言葉を[普通の粒子がプラス・マイナス符号上にて逆転した粒子]を指す言葉として広めんとしていた」
ということである(ロバート・フォワードにはレフ・ランダウ Lev Landauといった旧ソ連科学者の業績に由来する、先に既述のパリティParity、[鏡面に映したがごとくの空間上の変換]をなされた粒子をミラー粒子と述べる風潮に対する認識が欠けていたと一般に言われている;のわりにはフォワードの一般向け著作を目にすると「CERNの実験はエネルギー変換効率が極めて高い反物質としてのミラー・マターを造ることに重きを置いたものだ」との微に入り細に穿っての解説を見てとれるのだが)。
その点、結局、市民権を獲得できなかったようなのだが、ロバート・フォワード流に言うところのミラー・マターの定義、アンチ・マター(反物質)の代替概念としてのミラー・マターという文脈でもCERNは[鏡の物質]と結びつく。なぜか。CERNが、もっと言えば、CERN所属のロボット人間たちが作ってきた、そして、機関が存続している限り、これからも作っていくのがアンチ・マターこと反物質だからだ(:毒性あるものを「極めて異常なやり方で」つくる、それも他を犠牲にして自身の生存のためにつくっているように見える輩は製造しているのが「アンチ」・マターであれ何であれ、唾棄すべきロボット ―悪い意味で自主性が働いておれば人間の屑か― と言ってやるべきだろう)。
もうお分かりだろうが、
「ある程度の数の物理学系学究 ―といっても私は物理学を専門に学んだ人間でもなければ、学究でもないが― には物理学者ロバート・フォワード流に述べてもCERNはミラー・マター、仮説上の粒子ではなく多く知られた反物質としてのミラー・マターの製造機関としての顔を持つ」
ことになるわけだ。
となれば、である。
『ミチオ・カクのアリスの物語への論評からCERNの実験を語り、ミラー・マター絡みでCERNのアリスの語の使用について論評せぬこの男はこじつけの徒にすぎない』
との物理学系の学究の批判がより一層、正しい方向のもののように「とれる」ようになる(CERNの実験目的として ―アリスの物語を意識させるように― 鏡に映すがごとくの空間上の対称性に関わる[対称性の破れの背景の検証]が掲げられていること。に加えてCERNが製造している反粒子に ―流布されなかったものながら― ミラー・マターというロバート・フォワード流の呼称、アリスの物語を想起させるような呼称が存在しているためにCERNとアリスは ―ミチオ・カクの書に見る[アリスの物語にまつわる多重連結空間、ワームホール越しの冒険の比喩]のことを持ち出さなくとも― 自然に結びつくと解釈できる)。
しかし、それは正しい批判ではない。ミチオ・カクを持ち出したのは他の材料が山とある中、自身の伝えたきことを一側面から強調するため「だけ」であることは置いておいても、である。先の弁を繰り返すが、[上のような学究が私の見立てに対してなすかもしれぬ批判]は業物で軽々しくも一刀両断できるようなもろいものなのだ(ドイツは前世紀の大学者、マックス・ウェーバーの物言いを持ち出せば、魂が抜けたような Fachmennschen ohne Geist[精神なき専門人]にはたどり着けぬ境地に自分の足でたどり着いた者には簡単に斬り捨てられる、ということである:宗教家がかった物言いと受け取られるかもしれないが、私は無宗教・無神論を奉ずる人間である(
I am an atheist.))。
傲岸不遜の物言いととられるかもしれない。だが、寛容の心にて次の図を見ていただきたい。
何が見えるだろうか。
SUPER MARIO BROS.(1993 film)という字句とその先は、言うまでもないだろう。
その点、ここに至るまで何度か
「映画 SUPER MARIO BROS.『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』は911の前言を含んだ映画である。上階に風穴が空き、粉塵をまき散らし、倒壊していくツインタワーを見せていた、といった形でである」
と述べてきたのをご記憶しておられるだろうか。
その911前言映画 ―911前言映画は他にも「山とあり」、その中にはより露骨なるものも含まれるのだが― たる『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』には次のような筋立てが絡んでくる。
[恐竜帝国元首が次元を接合してこちら側の世界に進出したがっており、WTC(ワールド・トレード・センター)と恐竜帝国首府との融合が企図されることとなる]
上にて挙げた画はそのような筋立ての映画の中で「こちら側の」WTC(の[二つの塔])が崩落していく一幕を描いたものである。
さて、二つの時空間を異にする世界を融合するにはどうすればいいか。
「対応する世界の出口が存在、二つの事象の地平線があれば良い」
あるいは
「時空を折り曲げてつなげるといった形でイメージできる ―(ここまでの話から引きなおして)月と太陽、異なる時間帯区分を反映しもするシンボルと結びつきもする[二つの塔]に同時に穴を開けることによってイメージできる、かもしれない― ワームホールがあれば良い」
といったことを専門家らは口にするのでは、と思う(:常識の人である彼ら専門家は絶対にフリーメーソンのヤキンとボアズの柱のことなどは口にしないだろうが)。
のようなこととあわせ、次の1から6を順々に検討いただけたら、と思う。
1.「CERNがやっていることは理論的にゲートを開く可能性がある」との一流の学究(既述のロシア人科学者らなど)を含む方面からの指摘がある。
⇒
2.[911の背後にある秘教主義]と[CERNに付加された象徴主義]の間にはヘラクレスの11番目の冒険を介したつながりがあると本頁の先の段にて根拠主導方式にて論じた。
⇒
3.CERNを悪しき存在に利用される機関として ―専門家に失笑されるような間違いとともにでありながら― 描いていた2000年発刊の小説『天使と悪魔』は1970年代の荒唐無稽小説『イルミナティ・トリロジー』と結節点をもってつながっている。既述のように、
・[潰えたとされる秘密結社イルミナティを大規模テロをは企図する悪役としている]
・[フリーメーソン絡みの寓意を含む]
・[『天使の悪魔』の四大元素に仮託された枢機卿らを殺すとの発想法は[五大元素と密接に結びつくフリーメーソン象徴に見るペンタゴン類似紋様]を破壊するとの比喩につながるとインサイダーらには見え、荒唐無稽小説『イルミナティ・トリロジー』では実際にペンタゴンが爆破テロによって部分倒壊している](右にてインサイダーらの想定される見方の話をしたが、イタリア発の疑獄事件たるP2ロッジ事件 ―ご存知なき向きはご自身でお調べいただきたい― をもってバチカンに寄生していることも世間一般に広く知られるようになったフリーメーソン、そのインサイダーらは、だ。2000年刊『天使と悪魔』作中で主人公が[宇宙飛行可能な機体として構想されていたX-33]でCERNに降り立ったことにも寓意を見出しているはずだ。開発頓挫して実用化されていないはずのX-33の33とは[チェスの駒である人形としてのフリーメーソンの額面上の階層数]なのだから;CERNがこともあろうにX-33を所有しているとの馬鹿げた作中設定は「CERNに集められているのは筋金入りのゾンビ、魂を売り払った飼い主のために何でもやる人類の裏切り者ですよ」との批判"とも"とれるが、911の前言をなしているととれるダン・ブラウンに義侠心が介在していたかには疑義がある)
といった観点からである。そのように本頁内容のおさらいをなした上で強調するが、『イルミナティ・トリロジー』に見る911前言それ自体にも ―先の頁にあっての図解部でも述べたことだが― ヘラクレスの11番目の冒険が密に関わっている(:荒唐無稽小説『イルミナティ・トリロジー』には[ペンタゴンを体現するともされる五角形が黄金のリンゴと並置されるパロディー宗教の象徴物]が度々、出てくるのだが、そこにいう黄金のリンゴとはヘラクレスの11番目の冒険の目的物なのである)。その[『イルミナティー・トリロジー』作中内前言にも関わるヘラクレスの11番目の冒険]は「(『天使と悪魔』で ―何故か専門家たちに失笑されるようなやり方でだが― 取り上げられていた)CERNにも巨人アトラスを介して関わっている」とし(:ヘラクレスは11番目の功業にあたって巨人アトラスに黄金のリンゴ取得のための助力を乞うたとも伝わる)、続ければ、である。 荒唐無稽小説『イルミナティ・トリロジー』のペンタゴン崩壊はその場、ペンタゴンに閉じ込められていた次元間介入生命体(クトゥルー神話というホラー体系に見る双子の神の片割れたるロイガーがその次元介入生命体の名前に充てられている)の封印解除、すなわち、次元間侵入という結末につながっていた。
[911の前言]、[ヘラクレスの11番目の冒険]、[CERN]、[次元間の接合]
といった文脈だけでかくも多くのことがつながるのである(貴方が良識を有している方なら問いたい。「そのようなことらが全て偶然でつながる可能性はどのくらいあると思われるだろうか?」と。言っておくが、この際、話の響きがいかに荒唐無稽か、といったことは問題にならない)。そして、そのつながりは次元間接合という文脈にて『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』などという児童向け映画(に見る911前言)とも「また」結線してしまうのだ(:上階に風穴が開いたツインタワーが倒壊していく描写を含む
SUPER MARIO BROS.『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』では[次元間の接合]がテーマとされている)。
⇒
4.上図に Alice in Wonderland and the World Trade Center Disasterと付した。それはデービッド・アイク( David Icke )という男が2002年に世に出した911の背景分析書のタイトルだが、そのデービッド・アイクが
[爬虫類人と呼ばれる存在]
の介入を ―実に多くの証言者の証言(:私はそのような証言の信憑性よりもどうして[にわかに信じがたいことを口にする人間]が揃い踏みで現れてきたかを問題視したいのであるも、それは置く)を引き合いに― 世に問い、欧米圏で物議を醸すに至った男であることを顧慮しつつ、である。考えねばならないのは、
「映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』に悪役として登場していた恐竜人が
[デービッド・アイクという男が地球の真の支配者だと([真実ではないと容易に確認できる情報]などをも多く引き合いに)告発した爬虫類人]
と接合する存在である」
ということである。
そして、
「デービッド・アイクの上の911の背景分析著作のタイトルが直訳すれば、
[不思議の国のアリスとワールド・トレード・センターの崩壊]
となっている」
ということである(:以上、述べつつも強調すれば、デービッド・アイクという男は「ワールド・トレード・センターが次元間を結ぶ儀式である」とは ―記録をとって彼の主張を経年観測する限り― 一切、言っていない。彼、アイクは「ワールド・トレード・センターの崩壊は[新世界秩序](フリーメーソンの愚か者どもに永年、押し付けられてきた戯言に由来する、お馴染みの陰謀論者たち御用達のマジック・ワードだ)に向けての下準備としての儀式である」としか述べていないのだ;ただし、超陰謀論者としての体裁をとりもするデービッド・アイクはツインタワーが崩壊させられる前に刊行された彼の2000年の著作の時点で映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のことを自著に挙げ、「爬虫類人の正体を臭わせている映画だ」とまではしている)。
⇒
5.デービッド・アイクの911の背景分析著作のタイトルにも用いられている名、アリス。CERNの実験装置およびプロジェクト名称にも用いらているアリス。そのアリスが破滅的寓意と密接不可分な名であることを一面で示すための話をなす。具体的には日本の誇る娯楽分野、マンガの話をする(:「持説の訴求力を保つために、世間一般の大人から低評価を受けるようなサブ・カルチャー、マンガ類のことなどを殊更に触れるのを忌避していた」としつつも、マンガの話に敢えて深く分け入る。尚、私は高等学校の時分に漫画の類とはオサラバしていた人間ではあるが、真実は時に常識の極北から軽んじられる領域「にも」ころがっているものであると気づかされており、直近、なした『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』の話などがその最たる例となる)。
さて、911の前言を伴うサブ・カルチャーを分析していたのだが、日本の漫画の中にも911の前言を含んでいるものがあるとネット上でささやかれていることもあって実際にそれらに直に当たってみて確かめてみた。結果、「実際に前言を含んでいるととれるものがある」と考えるに至った。そして、の中には青少年向け漫画のわりにはどうしてこのような凝ったストーリーが出てきたのか、と首をかしげさせられたものもあり(:[フリーメーソン象徴を研究した人間が見ればすぐにそれと分かるフリーメーソン象徴]がまぶされた残酷描写で溢れた「有名な前言漫画」―そういう芸術性と構想力の面できわめて高い水準に達していても道義的観点ではジャンクのごとき漫画に見るような薄っぺらい正義が颯爽たるものと看做されるのがこの社会だ― もあったがそれは置く)、そういった911の前言疑惑漫画の中でここでの話との絡みで殊更に問題視すべきものがある。 『ARMS』という作品がそれだ。 検証したところ、同作品に関しては15巻と19巻に「意図して配置されている節ある数字列」や「視覚的効果」の面で前言の臭いがする(:ただし、貴方がそれを完全なる前言とするか否かは貴方自身の見方に拠るとしか述べられない ―検証した向きも[事件間際との制作時期が911との絡みで問題となる19巻掲載の作中話ワンカット](片方が崩れたツインタワーが描かれたワンカット)と[15巻のツインタワー描写とページ構成で近接する数字列02715113]([(9(027)11(15113)])までを結び付けてしまうのは「行きすぎ」ととらえるかもしれない― 。憑かれたようなやらせの臭いが付きまとっているようにとれる『ARMS』は映画『ファイト・クラブ』のような完全なる予告映画と一味同仁には「根拠の面で」見れない疑惑の作品どまりである)。 その『ARMS』についてだが、次のAからCのようなことが問題となる。
A.[ルイス・キャロルのアリス・シリーズから多大な影響を受けている漫画『ARMS』ではジャバウォックが反粒子や粒子加速器の比喩と結びつけられている](作中、そういう台詞が少し出てくる)
B.[ジャバウォックがキャロルの小説原著初期版の挿絵ではまるで竜のように描かれていたこと ―ただし小説文面でのジャバウォックの似姿の描写はあいまいである― を脇から顧慮しつつも述べれば、CERNの製造しているような反粒子と(アリスの物語に登場する)ジャバウォックが漫画作品のようなものの中で結びつけられているのは奇怪である。なぜか。『ARMS』が世に出た時期はCERNのこともCERN由来の反物質の話も日本にはさして伝わっていなかったようにとれるからだ(CERNが反水素を生成し物議をかもしたのは『ARMS』登場後であるととらえる。また、ダン・ブラウンの過てる科学知見で満ちている『天使と悪魔』原著を目にした人間として述べるが、ダン・ブラウンがCERNの[新種の反物質]生成奏功のことを『天使と悪魔』序言で述べていたのは2000年の小説刊行時のことでそれは漫画『ARMS』登場後、数年を経ての話となる。但し、[反物質と粒子加速器が結びついていること]自体は1950年代の反陽子の発見報道以来、科学に詳しい向きには知られていたことである)。 そして、そうしたこととCERNのALICEが『ARMS』のような青少年向け漫画が描かれた時分より「相当、後に」巷間 ―と言っても一部の物理学の研究動向に興味有する向きに限られることだが― 知られることになった名称であることと複合顧慮すべきことである]
C.[『ARMS』の主人公達の名前はより従前の1970年代の日本の漫画作品『ゲッターロボ』から取られている(私はロボットアニメオタクなどでは断じてないが、記号論的に興味深いものは何でも裏をとるように努めている)。そして、同『ゲッターロボ』の敵役は地下の恐竜帝国である。繰り返すが、地下の恐竜帝国である。その点、ここに至るまでに図に挙げてまで問題視した映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』の敵役も[次元を異にする地下の恐竜帝国]である。これをただの文化伝播で済ませられるだろうか?(:文化伝播の類で考えると ―似たような話を精査したかぎり― 根本にあるのは20世紀前半のエドガー・ライス・バローズの地下冒険小説シリーズ、ペルシダー・シリーズ(テレパシーをを用いる地下の恐竜人が出てくる作品)だろう)。私はそうは、文化伝播で済ませられることとは見ていない。映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』も『ゲッターロボ』の影響下にある作品(『ARMS』)もともに[911の前言]に供されていたものととれるからだ ―『ARMS』については異論ある向きもあるだろうが― 。そして、(先の4の内容の繰り返しとなるが)デービッド・アイクの911の背景事情分析書(911が起こされた背景が人類史を影で支配する爬虫類人の思惑絡みで述べられている書)の"原著"タイトルは既述のように『不思議の国のアリスとワールド・トレード・センターの崩壊』である。アイクという超陰謀論者の体裁をとりもする男はツインタワー崩壊の分析書籍表題にアリスの語を使用した動機を「全てが『不思議の国のアリス』のように逆転した世界であればこそ、ツインタワー崩壊がたかがイスラム過激派セクトの問題で済ませられるのだ」ということ以上に文中、述べていなかったと思うが(であるからこそ問題ととれる)、とにかくも、[爬虫類人と呼称される存在の思惑]につき論じたデービッド・アイクの911絡みの書籍に[アリス]、である(いいだろうか。に対して、ここでの話に絡むこととして、(くどくも再言するが)、『ARMS』もアリスの物語から多大な影響を受けている作品である)]
⇒
6.先のページで詳説した話のおさらいとなるが、
[大航海時代のメルカトルの地図にすら20世紀の神秘家の物言い ―20世紀前半の小説家より拝借したと解釈可能な物言い― との絡みで蛇人間の類の次元間侵略といった話と結びつく要素が時を超えてまぶされていると解釈できる余地がある([問題意識の所在―7―]参照のこと:クリックすることで遷移可能)]
[本段と同じような追記部の中での話となるもマンハッタン計画にすら次元間を結ぶ比喩が介在しているととれてしまう余地がある([問題意識の所在―5―]参照のこと:クリックすることで遷移可能)]
極めて長くもなったが、以上の1から6と
[実は次元間の接合やブラックホールと結びつく911の前言事象が今まで挙げてきたこと以外にも存在している(アーサー・C・クラークの小説/通過可能なワームホールを問題視し始めたことで有名な物理学者の論稿など)]ことを複合顧慮すれば、
『ミチオ・カクのアリスの物語への論評からCERNの実験を語り、ミラー・マター絡みでCERNのアリスの語の使用について論評せぬこの男はこじつけの徒にすぎない』
などと述べることがいかに厚顔無恥な物言いなのか ―911前言映画たる『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のようなもの「さえをも」論拠に挙げつつの話から― お分かりいただけるだろう(純粋に確率論上のことでも想起されてみるとよい。「もう常識人の物言いを一刀両断し終えている」と言っても言いすぎにはならないはずだ)。
そう、[アリス]も、[恐竜帝国]も、[反物質を用いた大災厄の実現]も ―いかにそれが子供じみて馬鹿げて聞こえるものであろうとも― [911の前言と結びつく"お定まり"の記号]として配置されているような共通要素であると(極めて残念なことに)「明言」出来てしまうからだ。
(補足:尚、CERNとも911の前言とも結びつく[ヘラクレスの11番目の冒険]の次の12番目の冒険 ―12の功業のうちの最後の冒険― で[伝説上、最も有名な多頭の蛇退治の英雄]ヘラクレスは冥府の番犬ケルベロスを地上に引きづりだし、その引きづりだしたケルベロスの涎(よだれ)が地上にトリカブトをもたらした、などとも伝わる。
問題はそこにいうケルベロス ―(サーベラスという別読みではペンタゴン状の社章で有名なビッグ3の一画、クライスラーを買収したファンドの名にもなっている怪物)― 、そう、[地獄の番犬]の語源である。ケルベロスの語源は[底なし穴の悪霊]という意にあるとされているようだということである ―(フェミニズム系神話分析家といった顔を持つバーバラ・ウォーカーらの分析によると、である)― 。 さて、[ケルベロスの考えられうる語源]に見る[底なし穴]という特性は[言い旧されたブラック・ホールの特性](光さえ逃がさぬ底なし穴)そのものだが、「マイクロ・ブラック・ホール製造工場になろうとしている」とも噂されるCERNが、だ。[底なし穴(=ブラックホール)の悪霊たるケルベロス]とそのCERNという名称レベルで意図的に結び付け"られている"可能性もある。
CERN⇒Cerberus(サーン⇒サーベラス)という形で、だ。
その点、「一説には3ではなく50の頭を持つともされる[神話上のケルベロスという怪物]が白色矮星シリウスB ―ここでの話との絡みで重要なことかもしれぬこととして白色矮星はブラックホールの成り損ないとも言える― の公転周期・約50年と結びついている可能性がある」との指摘が従前よりあったことを抜きにして考えてみても、である(:[ロバート・テンプルという人物]がシリウスの比喩が「およそ人間業ではない形で」人類史に込められているとしている論客として物議を醸したことがあるから右のように述べている。また、フリーメーソンの愚かな人形たちには「組織 ―内実空っぽのゾンビの連結体ともとれる― の主催者がシリウスに座する」との"信仰" ―「並行世界のようなものがあればそこからシリウスも観測されよう」ということも加味し"信仰"ととらえる― がロバート・テンプル理論流布より前からあったらしいことにも言及しておく)。 そう、[地獄の番犬]にシリウスBとの接合性を見て取れるとのことが[ブラックホールのなりそこないたる白色矮星(シリウスB)]と人間業ならぬ式で結びつけられていると意味で問題となるようにも取れることを抜きにして考えてみても、である。CERNという名称が[底なし穴の悪霊としてのケルベロス]の名称と ―光さえ逃がさぬブラックホールの[底なし穴]との特性をも介しつつ― 結びつきうることは由々しきことである。については、当サイトの次ページ内容をよくよくお読みいただきたい)。
入り組むことを覚悟のうえで直近補足部に対する「さらに後日にあっての」再補足を付す
直近の括弧()内表記補足にて
「ケルベロスが[底なし穴の悪霊]との言葉と語源からして結びついている」
と筆者は書いている(そして、本サイト内の前ページでも同様のことを書いていた)。
が、そのような記述には
[訂正すべきところかもしれない問題]
が胚胎されている可能性が高いことに気づかされた。現時にあっても[ケルベロスの名称淵源に関する同様の記述]がウェブ上に散見されることもあり[確とした問題表記]であるのか判断しかねるために「可能性が高い」という書きようをなしているのだが(訂正すべき記述であると断言できない)、ケルベロスが[底なし穴の悪霊]という語源と結びついているとされていること、それ自体が「本当のところかあやしい話である」と調べていくうちに気付かされたのだ(バーバラ・ウォーカーがその著書の中でケルベロスの語源をそのように表記していたと「される」こと自体が ―バーバラ・ウォーカーの物言いの確度・信用性の問題もさることながら― 疑わしくなった。バーバラ・ウォーカー著書を手にとって分析していた中にあってもの話として、である)。
であるから、(枠線で囲って別途、設けたこの場にて)述べておくが、
「ケルベロスの語源が底なし穴の悪霊という言葉と結びつくとの話は ―誰でも出典確認できることに典拠を置くとの意味での[確度]を何よりも優先視する当サイトにあって― 確度が例外的に低くなっている話であるとお含みいただきたい」(:ちなみに[権威筋の語源に関する話]では 「ケルベロスという語の由来はインド・ヨーロッパ祖語におけるKerberos、[斑点つきの/まだら模様の](spotted)を意味する同語が[ヤマ(Yama) ―閻魔に転化されもした『リグ・ヴェーダ』に見る死者の国の王― が飼うとされる冥府の犬]に対する通称として用いられ、によって、その言葉がギリシャ、そして、ラテン語にて[冥府の番犬]を指す固有名詞へとなり、それが今日に伝わったことに求められる」 などとされている)。
以上、言明した上で ―ややこしいところをさらにややこしくなるも― 述べておく。
「ここにて再補足を付すこととした上記補足部にあっては、
[ケルベロス語源が[底なし穴の霊]とされていること、そして、そのことがCERNの名称やCERNのやろうとしていることと結びついていること]
というその一事が
[ケルベロスが ―ブラックホールとの境界線を指し示すものである― シリウスと結びついていること]
を脇に置いておいたうえでも重大である
としていたが、実際にはそうではなく、[ケルベロスがシリウスと結びつくこと]の方が ―CERNがやっていることとの絡みで― 真に重大であるとも言えそうである」。
それについては
[双子星(連星系)であるシリウスAとシリウスBのうちのシリウスBのほうが20世紀前半にあってブラックホール理論の進展 ―ブラックホールという存在の概念化― に果たした役割]
についてまずもって考える必要がある。
白色矮星シリウスBとは ―その独特な存在形態を研究した20世紀活躍の天体物理学者の手法より― ブラックホール理論発展のひとつの端緒となっている天体なのである(「白色矮星シリウスBが[ブラックホール"理論"生みの親]となっている」と言っても過言ではないかもしれない)。
頑迷な権威筋に否定されてその学問的成果を叩き潰された不遇の学者 ―(しかし後に一陽来福して晩年にはノーベル賞(ダイナマイト発明者賞)を受賞した学者)― として知られるスブラマニアン・チャンドラセカールがあまりにも重い星、白色矮星たるシリウスBを重力崩壊理論のモデルケースにし、
[星が崩壊してブラックホールになる質量上の境界線、チャンドラセカール限界(Chandrasekhar-Limit)を世に問うたこと]
が[ブラックホールの存在と生起]を匂わせた20世紀前半科学史にあってのエポックメイキングな出来事になっているからである(:チャンドラセカール限界については本サイト[問題意識の所在―5―]の段で持ち出した[トルマン・オッペンハイマー・ヴォルコフ限界](Toleman-Oppenheimer-Volkoff-Limit)と通じるものともなる。その点、[オッペンハイマー・・ヴォルコフ限界]の提唱者の一人に数えられるマンハッタン計画の技術陣を主導したロバート・オッペンハイマーという男は[チャンドラセカールと往時の権威筋にあっての頂点級の男(アーサー・エディントンという皆既日蝕の遠征観察でアインシュタインの相対性理論に裏付けを与えた男)の対立から不毛の領域と化してた分野]に間をおかず首を突っ込み、今日のブラックホール理論の父となった節がある)。
細かくも書いてきたが、以上のような[ブラックホール理論誕生の経緯]、シリウスBと密接不可分に結びつくブラックホール誕生経緯については専門書が世に出ているので ―筆者物言いにつき疑問に感じたり検証したくなった向きは― 同著、
Empire of the Stars Friendship,Obsession and Betrayal in the Quest for Black Holes(邦題『ブラックホールを見つけた男』)
を精読されるといいだろう。
上のような話をなしたところで問題となるのは次のようなことである。
「シリウスBは[ブラックホール理論の生みの親]となった(あるいは意図的にそうさせられた)白色矮星である。
その重い星、シリウスBは目視不可能性ゆえにその発見が19世紀にまでずれ込んだ星だが、[その存在(シリウスB)への先覚的言及]がアフリカのドゴン族伝承などに見受けられることをもって[人類文明のプロモーター(推進役)となったのはシリウス星系由来の存在だ]などと強弁したのが先に既述のロバート・テンプルである(尚、ロバート・テンプルの物言い及びその根拠には幾点も欠陥が含まれているとされており、フリーメーソンには従前より[シリウス星系由来の存在などとされるもの]を奉じる秘教思潮があったことが(海外では)よく知られている)。人類文明のプロモーターがシリウス星系由来のウチュウジン(宇宙人。懐疑心を込めてカタカナ表記した)であるとしたのがロバート・テンプルなのだが、同ロバート・テンプル由来の[多幸症患者か無知と愚昧さだけを増幅させるために飼われている情報操作要員以外は「無条件には」容れられないような言説]の真偽は置いておいて、である。
重要となるのは
[シリウスBが伝承上、ケルベロス(やそれと同類とも定置されていたという[エジプトの冥界の犬の神アヌビス])と結びついているとの一事]
がケルベロス(サーベラス)と語感近しくものCERNがブラックホール生成実験ともされる実験に「漸次的に出力を上げつつ」邁進していることの問題性を ―とおり一通りの話柄ではないが― 浮き彫りにしうる
ということである」。
何故、そうも述べられるのか。話が詳述してきた[アトラス・プログラム]に ―ケルベロス登場を介し― つながることもあるし、ケルベロスの住まう冥府の領域にブラックホールとの近接性があるからだ。その点、訂正表記しているようにケルベロスの名「それ自体に」ブラックホールとの接合性を見いだせるかは不分明なところだが、ケルベロスが住まう冥府(あの世)は東西古典でブラックホールと結びついているように見て取れるようになっているものなのである。が、そのように述べても、当然、根拠なくしては空しく響くばかりであるから、冥府がブラックホールと結びつく根拠を以下にて ―箇条表記形式で― 挙げる。
・冥府(地獄)は欧州文学の始原的作品にあってより[影の国](あるいは闇の国)とされている。具体的にはトロイの木馬の考案者たるオデュッセウスが主役となったギリシャ古典Odysseia『オデュッセイア』 ―最古の文学作品ともされる― のネキュイアなどと称される一節に冥府が[影達の国]であるとの旨の記述があり、そうした側面が後の伝承にあっての[あの世]観にも影響を与えている節がある。また、冥府(地獄)は東洋でも同様に表されている。陰府。そういう呼称、[暗闇の国]との意を含む呼称で地獄は東洋で表されもするのだ(東洋では「色が黒い」とされる地獄(陰)に対する現世を陽世(うつよみ)と表したりもする。江戸期古典などにも地獄に対してそういう呼称を用いているものがある)。 さて、光の世界に対する影の世界、色が黒い世界とはさながらブラックホールの如きである ―この段階では「牽強付会(こじつけ)にすぎぬ」としかとられないことと思うが― 。
・ダンテの Divine Comedy『神曲』地獄篇ではケルベロスあるいはゲーリュオーン(既述)のように三面をとるルチフェロ(ルシファー)が地球のコアにあたる部で人類の代表的裏切り者らを恒常的に噛み砕いている(ダンテの地獄篇ではケルベロス自身も出てくるが、ルチフェロが何故なのか、三面体になっていることを問題視する)。その場、[キリストを裏切ったユダ]と[カエサルを裏切ったブルータスとカッシウス]の三名が三面のサタン(ルチフェロ)の牙で永遠に噛み砕かれている場は[重力が諸方向から等しくも作用する場である地球の中心地(コア) ―地球上の重力は引力と遠心力の合力であるとされるが幅広く解していいだろう― ]であるのと同時に[幾百もの裏切り者たちが「永遠に」氷漬けになる場、コキュートス]であるともされている(:ダンテの地獄篇では地獄の最下層は[卑劣な裏切り者たち]のために特別に用意された舞台となる)。さて、重力が向かう場にして時が氷漬けにされた者たちにとって止まったようになる場を科学的な語で表すればどうなるか。中心地(特異点)の重力が無限大に近づき、それゆえに、時空間が外の世界に対し「時が止まったように」歪められる闇の領域、ブラックホールとなる。この際、ブラックホールに呑まれた者たちが噛み砕かれるように千切りになるとされることは置いておいても、とにかくも、そう述べられる ―尚、ブラックホールをダンテの地獄篇と結びつける発想は筆者に固有のものではないだろう(と思われる)。著名な物理学系読み本、筆者が研究したブラックホールにまつわる読み本など複数作で地獄篇にブラックホールにまつわる寓意が含まれている「ような」書きようがなされていることもある(:物理学者らは地獄篇に出てくる地獄門(Gate-of-Hell)の有名な文句、「ここより先を進むものは一切の希望を捨てよ」との文句を(意図を一切明示せず)不帰の地、ブラックホールの境界線たる Event Horizon[事象の地平線]に絡んで持ち出しているにすぎないが)― 。
・ロバート・テンプルはケルベロスの首が「異説では三つではなく50とされている」ことなどをもって冥府のケルベロス(あるいは冥府のアヌビス)がシリウスと結びつく、との理論を展開している(誤りを多く含む著作であるも、彼の著作『シリウス・ミステリー』内でそのように述べている)。何故か。犬の星(シリウス)の伴星、シリウスB ―既述のように白色矮星としてブラックホール理論の進展上、きわめて大きな役割を果たした天体― の公転周期が50年となっていることもあるからだ。その点、我々、東洋人にもあの世(ケルベロスやアヌビスの類が住まう[影の国]/[陰府])につき同様のことを考える素地がある。四十九日。中陰(あるいは中有)という言葉で示される[死者が生と死、陽と陰の世界の狭間にあるとされる期間]が何故、きっかり49日になっているのか、ということで、である。ロバート・テンプルの論理を限定的にだが、東洋の[あの世]にまつわる慣習にも当てはまってしまうのである(:筆者は ―醜き選民主義の体現者(フリーメーソン)であろうとなかろうと― ロバート・テンプルという人物を[真偽の意味で問題あることを多々、述べている一方での実に博覧強記な人物]と見ている。が、そうしたテンプルとて自著で東洋世界の中陰のことなどを述べてはいない。気づいていなかっただけかもしれないが)。 それにつき、49日の領域を過ぎ50日目に入ると東洋では死者はあの世に行く(あるいは「生まれ変わる」を含む六道のうちのいずれかに進む)と妄言体系にはあるが、その過程は[審判の門]をくぐっていく過程であるとも語られる(我々が四十九日にあって法要を行うのも元をただせば、[審判の門]を亡者がくぐる際にお経によって冥府審判官に惻隠の情を覚えさせようという心づもりからであるからとも伝わる)。その49日の間にくぐる[冥府の審判の門]は西洋(およびその源流としてのギリシャ)では伝承上、[ケルベロスに守られる場]となっている。そう、(異説には3つではなく50の頭を持つともいう)ケルベロスによって守られる場である。そのようなことを偶然と言えるだろうか(49と50の境界に意味を求めすぎと言えるだろうか)。私はそうはとらえない。ケルベロスが[ときに逃げ出す魂を貪欲に喰らう役割を帯びていること ―エジプト神話でのような役割を帯びているのはアヌビスではなくアヌビスの下請けのワニの怪物アメミット、偽りをこととしてきた者らの魂を無にまで喰らいつくとされるアメミットだが― ]その一事およびそれが発生すれば我々の魂の木を根こそぎ食らいつくすだろうブラックホールの境界線の理論と白色矮星シリウスBとの科学史上の関係も顧慮して、そして、本頁にて述べてきたようなことが「厳として」存在しているこの世界の実状に鑑みて見ても、偶然とは言い切れないだろう、ととらえている。
以上をもって、何故、
[シリウスBが伝承上ケルベロスや(ケルベロスとの接合性を問題視されうる)アヌビスと結びついているとのこと]
がケルベロスと語感近しくものCERNがブラックホール生成実験ともされる実験に「漸次的に出力を上げつつ」邁進していることの問題性を ―とおり一通りの話柄ではないが― 浮き彫りにしうる
とのことになるかの理由を述べきった ―尚、本段で述べたことの図解部も以下に付しておく― 。
再補足部内図解I
上はダンテの『神曲』地獄篇Infernoの近代出版版に画家ギュスターブ・ドレが付した図像群よりの抜粋となり、地獄の中心、氷地獄(コキュートス。裏切り者らの地獄)に囚われた者らのありさまが描かれている。地球の中心、地獄の最下層に位置するのが[氷地獄]というのも ―後、その存在が太陽の表面温度よろしくの五千七百度であると考えられるにいたった地球のコアの性質から引きなおし見ても― 反対話法がかっていて出来すぎの感をおぼえさせるのだが、問題としたいのは絵に描かれている[永遠に氷漬けにされる罰を科せられた裏切り者ら]および[裏切り者らの中の代表者(イスカリオテのユダ/ブルータス/カッシウス)が三面構造のサタン(ルチフェロ)に噛み続けられる構図]に込められた寓意である(:尚、[三面構造をとるルチフェロ]については上掲図右上に描かれているのが ―三面との様相は視認しづらいかもしれないが― それにあたる)。 につき、コキュートスが存在するのは[重力の中心]とも言えるが、のような場は重力の井戸たるブラックホールを想起させる、コキュートスの住人らのありさまをも加味したうえでブラックホールのことを想起させる、とのことがある。その点、[ブラックホールに落ちた人間]は(物理学系の書籍に見られる思考実験にあっては)「ブラックホール外延部から観測した際に時間が止まったような状況に置かれる」とされている。ブラックホール内では時空(時間と空間)が重力によって完全に歪みきっているがゆえに、である ―著名物理学者がものした科学読み本に見るたとえ話を引き合いに出せば、「宇宙飛行士の一団がブラックホール外延部の探索に出た際に、そのうちの勇敢な宇宙飛行士が探索機でブラックホールに突入すると外側から他の宇宙飛行士が超高性能観測装置および高性能通信装置でブラックホール突入者の[観察]をなしつつ突入者との[通信]をはかると(実際は不可視性より観測は不可能なようだが)突入者は[氷漬けの人間のように時間が止まったようなありさま]と見えるようになるとされ、かつ、通信をなしても通信が返ってくるまで永遠とも感じられる時間を要するようになる」という― 。 また、ブラックホールに落ちた者の主観では彼は一瞬で死ぬことになり、スパゲッティよろしく細切れになってしまうという。以上、考えると、[重力の中心で氷漬けになって動かなくなった者たち](コキュートス住人ら)のヴィジュアルはブラックホール外延部から見たブラックホール被吸引者の末路に近しくもとれ、かつ、[ルチフェロに(何故、何時まで経っても完全分解されないのか不思議といった塩梅にて)永遠に噛み砕かれている類](コキュートス収監の三大裏切り者)の有様は[ブラックホール被吸引者の止まった時間の中での今際のきわのその時が無残にも延長されきっているさま]を想起させるのである。
再補足部内図解II
上にて挙げた図は
[ロバート・テンプル由来の[シリウス星系の住人=人類文明の推進者]という構図での説]
を支える根拠とされている「神話伝承にシリウスの比喩が極めて巧妙に込められている」との話を細かくも紹介し、かつ、同じくもの説に[重要事の糊塗(こと。隠蔽)につながるという観点で有害となるととれる問題点]が垣間見れることを指摘するために持ち出したものである(:尚、私には『ロバート・テンプルという男はより以前からあったらしいフリーメーソンの間のシリウス崇拝思潮 ―前述― に[それなりの科学的理屈づけ]を与えようとしていたのではないか』との見立てもある。が、そうした話は敢えて、この場では置く)。
さて、[上掲図の上の段]は ―(シリウスCという天体の実証されていない実在性やアフリカドゴン族の信憑性低き話に過度の重みづけを与えているといったロバート・テンプルの立論上の問題性を顧慮したうえであっても)― ロバート・テンプルの鋭い切り口が現われていると判断できる(と筆者がとらえた)個所を図示したものとなり、およそ次の流れで概略表記できるものである。
夜空にあって最も明るい星、シリウスは犬の星(ドッグスター)と呼称されている。そうしたシリウスにあって連星系(双子星)を構成するシリウスAとシリウスBのうち、重い星、白色矮星たるシリウスBの公転周期は50年となる。
⇒
(以下、ロバート・テンプルによると)
犬の星、シリウスは神話と深くも結びつくが、エジプト神話でシリウスは女神イシス(Isis)に仮託されていると(有名な話として)伝わっている。その女神イシスの姉妹にあたるネフィティス(Neftis)に関しローマの歴史家プルタルコス(Plutarch)は「イシス(シリウス仮託存在)とネフィティスはアヌビス(ネフティスの息子たる犬の頭を持つ冥府の審判官)によって[見える者]と[見えない者]に分割されている」としている(注記として:私はその伝でのロバート・テンプルの引用が事実かどうかプルタルコスの著作にあたってみたが、確かにプルタルコスのMorals『倫理論集』にそういう記述が含まれている。疑念に思われた向きは Plutarch, Isis, Neftis, invisible などと検索してみてオンライン上で確認可能なプルタルコス英文原著内容を検証されてみるとよかろう)。そういったプルタルコス言及があること「も」あって[ネフィティスおよびネフィティスの息子たるアヌビス]がシリウスB、すなわち、シリウスAの影に隠れて見えなくなっている重き星、白色矮星に ―(シリウスBが観測されるに至ったのは近代以降であるから往古にあっては人間業ではないと解せられるも)― 仮託されていると解釈できる(※)。
(※無論、学識の深きことがうかがいしれるロバート・テンプルは上のような根拠だけで物を言ってはいない)。
⇒
(ロバート・テンプルによると)
犬の星、シリウスに関し、19世紀までその存在が発見されえなかったシリウスBの公転周期は50年であるが、それはギリシャ神話の犬の怪物、ケルベロスの頭が(異説にて)三つではなく50あるとされていることと結びついていると解釈できる。20世紀英国の著名な文人ロバート・グレイブスが「冥府の犬ケルベロスと冥府の犬の審判者アヌビス(直近既述の話よりシリウスBと結びつくと解釈できる神格)は地中海世界の解釈では同視されていた」と述べていることも背景としてあったりするゆえに、である(※)。
(※ロバート・テンプルは[冥府の犬]たるケルベロスとアヌビスが[人間業とは思えぬ力学]で結びついていることを問題視しているととれる。ただもって私が出典原著にあたったところ、ロバート・テンプルが引き合いに出すロバート・「グレイブス」の著名な書『ギリシャ神話』には ―その世評どおり― いまひとつ信用できない著作であるととれる要素があるため、ロバート・テンプルの[アヌビス=ケルベロスとの物言い]には弱いところがある)。
ロバート・テンプルは以上のような流れ ―すなわち、図にてまとめた流れでもある― に加えて神話上の結節点やドゴン族に伝わる伝承の奇怪さなどをもってシリウスが人類揺籃の時代に介入してきた知的生命体の居所であるなどとしているのだが、そのような観点は大きな点を見過ごしている。すなわち、次のようなことを、だ。
ロバート・テンプル説の[語られることなき問題点]について(当方持説)
・ロバート・テンプルは英国王立天文協会の元フェローであるが、かつてその地位にあったと思しきスブラマニアン・チャンドラセカールが地平を切り拓いた理論が問題になる。より具体的にはチャンドラセカールが白色矮星の崩壊過程を検証していく中で星の末路がブラックホールになるか、そうはならないか、の質量上の限界を1932年に明らかにしたとのことにまつわる理論が問題になる(ただ、チャンドラセカールは右の理論を突き詰めること、ブラックホールの存在を確としたものとして世に示すことはできなかった。日蝕観察実験から相対性理論の真なるところを検証した学者として名を馳せていた往時にあっての権威中の権威、アーサー・エディントンがスバラマニアン・チャンドラセカールの右理論を徹底的にこき下ろし、チャンドラセカールの研究に望まぬ転換を強いたとされるがゆえに、である)。 さて、チャンドラセカールが突き止めたチャンドラセカール限界、[白色矮星の崩壊過程分析から導き出されたブラックホールになるうえでの質量上の限界]にまつわる論争でシリウスBは極めて重大な役割を果たしていた、とされる。白色矮星のモデルケースとして、である(本ページ先の段にて言及した書籍 Empire of the Stars Friendship,Obsession and Betrayal in the Quest for Black Holes(邦題『ブラックホールを見つけた男』)ではシリウスBが天体物理学の歴史をその伝で変えた、などとされている)。 ゆえに[シリウスB]はブラックホールと取り立てて縁深き星とも言えるのだが、その[シリウスB]が地獄の犬と結びつくと合理的に考えられることが問題になる。何故か。[影の国]たる地獄にはブラックホールの隠喩と結びつく要素があるからである。
・ロバート・テンプルは著作『シリウス・ミステリー』 ―[邦訳版の「いかにも」といった塩梅で付された色彩(色モノの色彩)]に反し欧米では物議をかもした著作― の改訂版のなかで次のような趣旨のことを述べている。
「(ローマの歴史家)プルタルコスの書には[アヌビスとギリシャのクロノス神が同じ存在であるとの意見が存在している]と書かれている。クロノスと結びつくChronos(Khronos)はギリシャ語で[時]という言葉、ひいては、(時の性質としての)[貪り食う者]としての資質を語源としている言葉であるが、そうした話はアヌビスの[神聖なる獣アピスを喰らった貪り食う者][シリウスBにまつわる時間軸を表す存在]としての側面をも突いていると考えられる」(右についての注記:ロバート・テンプルの著書には正確さに疑義を伴うところも少なからずあるため、手ずから確認したところ、プルタルコス(Plutarch)由来のMorals『倫理論集』には確かに「Anubisは土星神格(Saturn)と結びつく」との記述が含まれているようである。その点、Anubis ⇔ Saturnであるのなら、ローマの土星神格化存在サトルナス(Saturnus)がギリシャの大地神・農耕神クロノス(Cronos。ゼウスに放逐されたタイタンのリーダー)と結びつくこと、その大地神・農耕神クロノスが同名の[時の神]たるクロノス(Khronos)と ―本来は別物であると「される」ところながら― 境界が曖昧となっている神であることより、テンプルの説は正しいこととなるようにとれる。すなわち、(Anubis→Saturnus→Cronos→Khronosとの流れにて)「アヌビスは[時の神たるChoronos]にプルタルコスの古典を介して接合する」と言えることにもなる)。
上につき、なぜなのか、ロバート・テンプルはクロノス神のことまでを挙げて、その話を[シリウスBの時間軸を表すアヌビス神の特徴]の段で切ってしまっている感があるが、より重大なのはクロノス(=アヌビス=ケルベロス)の[時間]および[貪り食らう者]としての性質が[ブラックホール]と共通点を持っていることだ。ブラックホールはありとあらゆるものを容赦なく食らいつくす存在であり、かつ、時間の法則を捻じ曲げてしまう存在である。そして、シリウスBは ―(同白色矮星がアヌビスと結びつくことに問題がないのなら重要となることとして)― ブラックホール理論の進展に寄与してきた惑星である。
以上より次のように述べることができる。
「先になした話の通り[東洋の49日にまつわる49と50の境目(や冥界の門)の比喩]と[西洋の50の頭をもつケルベロス(とケルベロスが守る冥界の門)の比喩]は深くも結びついているようにとれるが(一見、ロバート・テンプルの異説を傍証するように深くも結びついているようにとれるが)、それは
[人類を育てあげた異星の生命体にまつわる比喩が含まれているのが問題となるようなこと]
ではなく、
[人類をどこからか ―外宇宙とは言わず並行世界などよりかもしれない― 見ている存在による[遠大な計画に基づくブラックホール(そしてワームホールか)人工的生成]絡みの比喩が含まれているのが問題となるようなこと]
であると解した方が(理解するまでは一難事であるかもしれぬも理解さえすれば)はるかにしっくりと胸に収まる類のものである。ダンテ『神曲』地獄篇に登場するケルベロス状(あるいは先の頁にて述べたような[『神曲』地獄篇に登場する地獄降下への促進者たるゲーリュオン]状)の三面のルチフェロ(サタン)の姿も同様のことを推し量る材料となりもする」。
(本筋を忘れられてしまうほどに脇に逸れ、かつ、行き過ぎた話をなしてしまった感もあるが(枠線にて囲った)[追記部内にあっての補足部の問題表記を受けて設けた再補足部]はここにて終える)
ここまで ―極めて冗長かつ長々としたものとなってしまったも― 書ききったところで最後に次のようなことを述べ、本追記部を終えることとしよう。
「(ここに至るまでその問題性を論じてきた)ミラー・マターを
[反物質の代替的概念]
として提唱していた人物、先に挙げたロバート・フォワードは反陽子推進機構絡みの技術的助言を米国空軍になすコンサルタントになっていたことに見るように卓越した科学者でもあった(:フォワード著の Future Magic HOW TODAY'S SCIENCE FICTION WILL BECOME TOMORROW'S REALITY『(邦題)SFはどこまで実現するか 重力通信からブラックホール工学まで』に拠る)わけだが、と同時に、Forward(先を見越した、の意)をラスト・ネームに持つ同男はSF作家らとそのSF作品群に奇怪なアイディアを提供していたことでも知られている。
それらロバート・フォワードがアイデアを提供していたとされる作品群のうちの一つに
[マイクロ・ブラックホールの暴走による地球消滅懸念の顕在化を描く作品]
が含まれており(具体的にはラリー・ニーヴンという作家の『ホール・マン』という短編がそうだ)、実はその1970年代の短編( The Hole Man『ホール・マン』という作品)が[それが収録されている短編集の連続する他作品]と合わさって
[911の事前言及]と[当時、まだ今日のようなものになるとは観念されていなかった"CERN実験"を用いて引導を渡すことを企図しているとの感ありの危険極まりない寓意]
を指し示している、とても人間業とは思えない式で指し示している、ということが確固として観察される、ということがある」。
詳しくはこれより提示していく所存の他媒体情報をも参照いただきたいが(それは[粒子加速器LHCの14TeV領域への出力拡大]に関わる話となる)、「現実」に向き合うか、向き合わないかは各自の自由だ。
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