[加速器によるブラックホール人為生成]が一切観念されていなかったとされる折柄にて同じくものことを[奇怪なやりよう][不吉なやりよう]で事前言及しているといった筋合いの文物らが存在していることについて 補説1
先立っての段より
[「数頁を割くとの程度で長くなる」と明示しての脇に逸れての補足部]
に足を踏み入れもしており、そちら補足部 ――米国現代文学の牽引者などと評されてきた著名作家カート・ヴォネガットの手になる小説作品らにみとめられる[相互連関を呈しての(危機的状況にまつわっての)先覚性]のことを訴求するための話が本筋、[主]であるところを他作家由来の文物らを問題視しての[従]たるところとして展開しているところの補足部―― にあっては
「ブラックホールに通底する事柄への言及文物にあっては[先覚性]との絡みで[異常なる側面]が「往々にして」現われていることがある」
とのことを問題視すると申し述べた。 その絡みで「最前、」との程度で先行する段にて
「以降、 The Sword of Rhiannon『リアノンの剣』(1949年初出時のタイトルは Sea-Kings of Mars『火星の海王達』)にあっての先覚性のことを問題視する」
として同じくものことにまつわっての説明をなしてきた。
以上、振り返ったうえで
The Sword of Rhiannon『リアノンの剣』(1949年初出時のタイトルは Sea-Kings of Mars『火星の海王達』)
に伴う先覚性が何故、問題になるのかについての説明をさらに細かくもなしていくこととする。
さて、本稿にての直前部では
[小説作品『リアノンの剣』にあっては (「不可解にも」 ―声を大にしてアクセントを置きたいところとして「不可解にも」― 半世紀も先になって問題となった[加速器(のプロトンビーム衝突)によるブラックホール生成に関する議論]のことを露骨に意識させるように) [ブラックホール(然としたもの)]と[陽子ビーム(プロトンビーム)によるブラックホール然としたものによる転移先の壁面の破壊]とが結びつけられている]
とのことを(長々とした引用をなしもしながら)指摘してきたわけだが、そこより一転して申し述べたいところとして本稿にての、
[出典(Source)紹介の部22から出典(Source)紹介の部25を包摂する部位]
では次の趣旨のことの摘示に努めていたとのことがある。
加速器実験とは[宇宙生誕の状況の再現]をなすものであるとされている(本稿にての出典(Source)紹介の部24にあってアミール・アクゼル著 Present at the Creation The Story of CERN and the Large Hadron Colliderの邦訳版『宇宙創造の一瞬をつくる CERNと究極の加速器の挑戦』(早川書房)24ページよりの原文引用をなしていたところとして)LHC内部での陽子衝突により解放される凄まじい量の高密度エネルギーは、科学を未踏の新たなレベル、我々の宇宙ではビッグバン直後以来観測されたことのない高エネルギーの領域へと推し進めてくれる。そのような形で大型ハドロンコライダーは我々を百数十億年昔に連れていき、誕生直後の灼熱の宇宙を満たしていた状態を見せつけてくれる
(再度の引用部はここまでとする)とあるとおりである)。 同様のこと、[宇宙開闢の再現]とのことを空想的な作中テーマとして扱った1937年刊行のフィクションとして
Fessenden's World『フェッセンデンの宇宙』
という作品が存在している。
そちら『フェッセンデンの宇宙』にて描かれているとの、
[宇宙開闢をもたらす空想的かつ独特なる手法]
が「一体全体どういうわけなのか」(としか常識の虜囚は言わぬであろう)ところとして
[1948年に実施された科学史上の著名な実験手法]
と近似性を呈しており ――具体的には1937年小説作品にあっての宇宙開闢の手法が[反重力としての斥力と結びつく[負のエネルギー]の所在を示すものとしての「カシミール効果」の特定につながったヘンドリック・カシミールによる実験にての二枚の金属プレートを重ねあわせるとの手法]と近似性を呈しており(本稿にての出典(Source)紹介の部22-2から出典(Source)紹介の部23を参照のこと)―― 、1937年初出小説のそれと似たようなことがなされての現実世界での1948年実施実験の帰結が後の時代にて
[通過可能なるワームホール]( traversable wormhole )
と結びつくものとされるに至っているとのことがある ――ヘンドリック・カシミールらが1948年にて示したカシミール効果は斥力としての[負のエネルギー]の所在を示すものであったが、そちら負のエネルギー( negative energy )が八〇年代後半の思考実験・科学的考察のなかで[通過可能なワームホールの安定化に利用可能たりうるもの](エキゾチック・マター)と目されるに至ったとのことがある(本稿にての出典(Source)紹介の部24を参照のこと)―― 。
そうしたことがある中で
[反重力との兼ね合いで通過可能なワームホールを構築するエネルギーを測定するに至った手法であるカシミール効果測定技法](二枚の金属板を重ねそれを絶対零度まで冷やしてその動きを観測するとの1948年実験にあっての技法)
と近似性を感じさせるやりよう、
[二枚の板を重ね合わせそこにての物理事象に「重力を中和しつつ」原子レベルでの変化を促すとの技法]
とのやりようで[宇宙開闢]がもたらされたなどという粗筋が認められる1937年初出の空想小説『フェッセンデンの宇宙』にあってはその作中、
[開闢を見た悲劇の宇宙にあって人為的に繋げられた惑星の間にて[爬虫類系統の種族による人類種族に対する完膚なきまでの絶滅戦]が展開される]
との筋立てが認められるとのことがある(:宇宙開闢をもたらした科学者が神として振舞い、人工宇宙のなかで[爬虫類の種族の星]と[人類によく似た種族の星]という二つの世界を橋渡しし、そのために星間戦争がはじまった結果、人工宇宙の中で人間に似た種族は皆殺しにされるとの筋立てが(にまつわっては短編の中の僅かな紙幅しか割かれていないわけだが)認められるとのことがある ――本稿にての出典(Source)紹介の部25では、長くもなるが、次のような引用をなしていたとのことがある。(以下、河出書房新社より刊行の「文庫」版、『フェッセンデンの宇宙』収録短編集p.25-p.26よりの再度の掻い摘まんでの引用をなすとして)[それは黄色い太陽で、四つの惑星がその周囲をめぐっていた。そのうちの二つは大気がない世界だったが、残りのふたつは異なる生態の生物が棲息していた。片方は人間に生き写し、もう片方は爬虫類によく似ており、それぞれが自分の世界に君臨していた。・・・(中略)・・・両者のあいだには接触も通信もなかった。ふたつの惑星が、遠くへだたっているからだ。「さて、気になっているんだが」とフェッセンデンが、興味津々といった顔でいっていた。「あのふたつの種族が接触したら、どういう結果になるだろう。まあ、じきにわかるさ」彼はそういうと、もういちど針に似た装置のほうへ手をのばした。またしてもか細い糸のような力線が、極小宇宙のなかへすーっとのびた。わたしは望遠鏡ごしにその効果を目のあたりにした。力線の命中したはずみで、片方の惑星が軌道を変えはじめたのだ。・・・(中略)・・・間髪をいれずに、狭い淵を渡って片方の世界から船が飛びはじめた。通信が確立された。するとたちまちふたつの世界のあいだに戦争が勃発した。人間に似た種族と爬虫類に似た種族の闘いである。・・・(中略)・・・闘いの帰趨は爬虫類に似た種族にかたむいた。彼らの侵略軍団が、人間に似た種族をひとり残らず血祭りにあげた。・・・(中略)・・・わたしは叫んだ。「きみがあのもうひとつの世界と接触させなかったら、あの小さな人類は、ずっと平和と幸福のうちに暮らしていたんだぞ!なぜ放っておいてやらなかったんだ?」フェッセンデンがいらだたしげにいった。「莫迦なことをいうな、ブラッドリー。これはただの科学実験だ――ああいった蜉蝣(かげろう)みたいな種族も、やつらのちっぽけな世界も研究対象にすぎないんだ」](再度の引用部はここまでとする)―― )。
以上のようなことの摘示に努めていた理由は
[[爬虫類の種族の侵略という「一群の物語の類系」]と[加速器に通ずる「物語の類系」]と[911の事件の発生の前言をなしているが如き「存在していること自体が奇怪なる」予見的文物らに認められる特性]]
が諸所で相互に多重的に接合しているとのことにまつわる[知識](情報把握)が ――様々な書籍や資料をジャンル問わず読み耽りもしての探求活動の中、関連セクションを捕捉し認識深化させてきたところとして―― この身にあったからである(:先行するところの[本稿にての前半部]にあっての後ろ半分のパートは専らその点についての記号論的指し示しをなすのに努めているとのものとなっている)。
さて、とにかくも、である。
筆者は
『フェッセンデンの宇宙』(1937)
という作品にあっての、
[【「1940年代に」実施されることとなったとの実験】(カシミール効果測定実験)と同様の手法による「重力中和状況の中で」(すなわちもって「ものが浮かび上がるとの」反重力状態に近しいと解される状態で)開闢を見た宇宙にて【爬虫類系統の種族】による【人類種族】に対する[絶滅戦]が展開される ――宇宙開闢をもたらした科学者が神として振舞い、人工宇宙のなかで[爬虫類の種族の星]と[人類によく似た種族の星]という二つの世界を橋渡しし、そのために星間戦争がはじまった結果、人工宇宙の中で人間に似た種族は皆殺しにされるとの筋立てが展開を見ている―― との特定小説『フェッセンデンの宇宙』に見る設定は【通過可能なワームホールの構築材料となると「1980年代より」目されるに至ったもの】([反重力][斥力(しりぞけあう力)]と結びつく[負のエネルギー])のそもそもの発見の契機がまさしくものカシミール効果測定実験にあるとのことを想起させるものでもある]
との特性のことを本稿の従前の段にて(当該のセクションより[文献的事実を示すための後追い容易なる式での原文引用]をなしながらも)問題視していた。
そうもした特性を帯びていることを細かくも問題視してきた『フェッセンデンの宇宙』(それ自体、予見的なる作品)の執筆者たるエドモンド・ハミルトンという作家と『リアノンの剣』執筆者たるリイ・ブラケットという女流作家が[夫婦関係]にある作家夫妻であったと述べたらばどうか?
また、リイ・ブラケットのものした『リアノンの剣』が[[所在不明なるリアノン墳墓に込められたテクノロジー]をもってして人間を蹂躙せんとしている[蛇の種族]を描いているとの作品]ともなっていると述べたらばどうか?
そうしたことがあるのが
[事実]
となっている。残念ながら、客観的に指し示せるところの[記録的事実]となっているのである。
(:『フェッセンデンの宇宙』では
[ワームホール安定化手段と後に結びつけられるようになったものを発見した実験手法]
と結びつくかたちで開闢を見た宇宙にて「二つの星がくっつけられ」[爬虫類の種族による人類種族の皆殺し]が具現化したと描かれる。
他面、『リアノンの剣』では[リアノン墳墓](と設定付けられている場)に存在しているとされる、
[[カー・ブラックホール]とも[ワームホール]とも述べられるような形態をとる[異なる時空を結びつける時空連続体に開いた穴としての黒く泡立つ領域]]
を通じて盗掘者たる主人公が異世界(大海で覆われた過去の火星)に到達、そこ(主人公が渡った迷い込んだ先たる世界)で[リアノンの墳墓]を探し求めており、[リアノン墳墓]に眠るテクノロジーを利用して人類を蹂躙しようとしている[爬虫類(蛇)の亜人種族]の陰謀に際会することになったとの筋立てが表出しているとのことがある。
双方共々、異常異様なる先覚性を帯びている作品であることをこここれに至るまでに詳解講じてきたところの『フェッセンデンの宇宙』と『リアノンの剣』の両作には
[ブラックホール・ワームホール的なるもの]
[異なる世界の接合]
[爬虫類の種族による侵略の完遂]
との特性の共有が認められるわけである(そして、「さらにもって」両作作者が夫婦関係にあるとのこともが直下典拠呈示するところとしてある)。
この世界でそこまで深く、かつ、細かくもの指し示しを「わざわざもって」なそうとする人間がいるのかにつき絶望的にならざるをえない。そも、そうしたことに気付く人間がいるのか、ということにさえ悲観的にならざるをえないとのことがある中で、である ――本稿で再三再四述べているように筆者は国内外にての[言論流通動態]というものまで仔細に分析しており、の中で、ここ本稿にて指し示しを試みているような限界領域にあっては[フリークショー](畸形を売り物にするが如く「おかしな」者達の常軌を逸したやりよう・言辞)の類ばかりが目につく、他面、[最も問題になること]に対して入念なる指し示しをなそうとの向きがまったくもって見受けられないとのことがあるのをよく把握している(つもりである;たとえば、筆者は[LHC]や[ブラックホール]との言葉で検索エンジンを動かす人間がいかほどまでにいるのか、広告出稿コストとの兼ね合いで提供されているサービスを通じて分析などなしてもおり、また、そういった検索結果に対していかような[屑のような媒体]が我々の視界を眩ますように山積して表示されてくるのか、とのことなどをも分析している。この世界では諸々「彼ら」の内面がどこまで人間らしいかは知らぬが(推し量れるところ、この身に絶えず諦観失望絶望を強いるとの推し量れるところは書かない)、[大概の人間]がネットを閲覧する折には日常的なあれやこれやにまつわることを見るのがせいぜいである、[認識]→[認容]→[行動]との3ステップが[運命を主体的に変えるプロセス]([家畜が屠所の羊であるとの現状に抗うプロセス]としてもいいだろうと見ている)であるとすると、第一段階、[認識]さえ問題となるところでは生じえないようになってしまっているとのことまでを把握しているのと同時に、である)―― )
そちら事実関係について以下、(オンライン上より即時に確認出来もするところの)典拠となるところを指し示しておくこととする。
まずもって作家 Leigh Brackettリイ・ブラケット(1915-1978)と作家 Edmond Hamiltonエドモンド・ハミルトン(1904-1977)が夫婦関係にあったとのことについての典拠を挙げておく。
(直下、英文Wikipedia[ Leigh Brackett ]項目にあってのCareerの節の現行記載よりのワンセンテンス引用をなすとして)
In 1946, the same year that Brackett married science fiction author Edmond Hamilton, Planet Stories published the novella "Lorelei of the Red Mist"
「1946年、ブラケットがサイエンス・フィクション作家のエドモンド・ハミルトンと結婚をなしたとのその年、 Planet Stories(訳注:サイエンス・フィクション分野の小説を主に取り扱っていたとの米国にてのありし日のパルプ雑誌)にてブラケット小説『赤い霧のローレライ』が掲載された」
(引用部はここまでとする)
以上のようにリイ・ブラケットは1946年にサイエンス・フィクション作家のエドモンド・ハミルトンと結婚しているとされているわけだが、そちら Edmond Hamilton(彼もまたそこそこに名が知られた作家であった)が『フェッセンデンの宇宙』の著者ともなっていることの典拠を下に挙げておく(『フェッセンデンの宇宙』の書誌情報を検索して調べれば瞭然として確認なせるところではあるのだが、一応、典拠を下に挙げておく)。
(直下、和文ウィキペディア[フェッセンデンの宇宙]項目にあってのCareerの節の現行記載よりのワンセンテンス引用をなすとして)
エドモンド・ムーア・ハミルトン( Edmond Moore Hamilton, 1904年11月21日 - 1977年2月1日)は、アメリカ合衆国のSF作家、ホラー作家、推理作家。オハイオ州ヤングスタウン(Youngstown)生まれ、ペンシルベニア州ニューキャッスル育ち。ペンネームとして他に、ロバート・キャッスル( Robert Castle )、ロバート・ウェントワース( Robert Wentworth )、S・M・テネショー( S.M. Tenneshaw )などがある。
・・・(中略)・・・
SF黎明期に多くのスペースオペラを発表。地球規模、あるいは宇宙規模の大危機を数多く描き、「ワールドレッカー(宇宙破壊者)」「ワールドセイヴァー(世界救済者)」の異名をとった。当時の作品は、深みは少ないが、アイディアが豊富で、その後のSFでしばしば使われるガジェットが多数含まれている。主なスペースオペラ作品に「星間パトロール」シリーズ、「スターキング」シリーズ、「キャプテン・フューチャー」シリーズがある。1930年代ごろからは年下の友人、SF作家ジャック・ウィリアムスンの影響もあり意図的に作風を変え始め、これまで通りの豊富なアイディアの中にペシミスティックな虚無感を盛り込むようになった。このころの代表的な作品のひとつが、マッド・サイエンティスト物の名作として知られる短編「フェッセンデンの宇宙」である。これは実験室内に「ミニチュアの宇宙」を創造してしまう科学者を描き、我々の住む宇宙もその種の科学者の創造物ではないかという不安感を掻き立てる名作である。
(引用部はここまでとする)
上に見るように、
Fessenden's World『フェッセンデンの宇宙』(1937)
は作家 Leigh Brackettリイ・ブラケットの夫となる作家の Edmond Hamiltonエドモンド・ハミルトンによってものされたとのことが知られている作品となっている(:尚、 Fessenden's World『フェッセンデンの宇宙』については和文ウィキペディアにあって同作のためだけに設けられたそれ専門の解説項目、[フェッセンデンの宇宙]項目が「現行にては」設けられている([おそらくはいくつかの出版社から邦訳版が刊行されているためであろう]とのところとして「現行にては」そうした作品解説項目が設けられている)とのことがある一方でのこととして、英文ウィキペディアにあっては同作に対する言及が何らなされていない、作者 Edmond Hamiltonに関する当該ウィキペディア解説項目にあってすら「現行にては」同作家作品リストの中に当該作品のことが全く言及されていないとのことがある ――常識的な事情の問題として考えれば、『 Fessenden's Worldはパルプ誌( Weird Tales誌 )に掲載された短編小説にすぎない』とのことで重きをもって見られていないとのことがあるの「かもしれない」―― 。そのような[知名度の国内外温度差]はあるわけだが、エドモンド・ハミルトンという作家が
Fessenden's World『フェッセンデンの宇宙』という作品をものしており、それが際立って先覚的なる内容を有しているとのことは(本稿にての出典(Source)紹介の部22から出典(Source)紹介の部23を包摂する部で後追い容易なる出典を挙げながらも事細かにその旨、解説しているように)[事実]である)。
ここまでにて
[『フェッセンデンの宇宙』という作品 ――同作、既述のように[[斥力](反重力)としての[負のエネルギー]を測定したカシミール効果測定実験]を先取りしているとの内容を有し、その作中、「人工的に開闢を見た」と描写される(1980年代にあって通過可能なワームホールをもたらすと考察されるに至った「負のエネルギー」を40年代に測定したことで知られるカシミール効果測定実験と同様の手法で「人工的に開闢を見た」などと描写される)[極小の小宇宙]にあって[人為的に惑星がつなぎあわせさせられた状況で」爬虫類の種族が我々人類を侵略・皆殺しにするとの内容が具現化しているとの作品ともなる―― を執筆した作家たるエドモンド・ハミルトンと『リアノンの剣』の作者たるリイ・ブラケットが夫婦関係にあったこと]
についての解説をなし終えたとして、次いで、
[([爬虫類の種族]による[人間に似た種族]の皆殺しが描かれる『フェッセンデンの宇宙』を記したエドモンド・ハミルトンと夫婦関係にあった作家リイ・ブラケットの手になる)小説『リアノンの剣』が[[所在不明なるリアノン墳墓(それは物語冒頭にてブラックホール然と結びつけられて登場してくるものである)に秘められたテクノロジー]をもってして人間を蹂躙せんとしている[蛇の種族](作中ドュビアンDhuvianと呼称される人間を歴年、間接統治してきた蛇の亜人種族)を描いているとの作品]ともなっている]
とのことの典拠を挙げることとする。
ここ出典(Source)紹介の部65(9)にあっては、
[小説『リアノンの剣』にあって[先進種族の一個体リアノンのテクノロジーを受け継ぎもし外側より進入不可能な空間捻転領域に閉じこもりながら強大な(水晶を用いての)催眠技術体系を用いてきたとの蛇人間(ドュビアンDhuvian)らによる間接統治 ――暴虐の限りを尽くす人間の帝国の影に隠れての間接統治―― がなされてきた][蛇人間の種族がリアノン墳墓より新たに獲得せんとしているテクノロジーでもって人間を不用とする挙に出ようとしている]との作中設定が見受けられる]
とのことの出典を挙げることとする。
(直下、昭和51年頃に早川書房より出されている邦訳文庫版『リアノンの魔剣』(読み応えを増させるためにか、意訳も認められ、[ブラックホール]といった語句もそちら訳書にのみ認められるところとして付け加えられていると先述したところの邦訳版)にあっての224ページから225ページ、[蛇の亜人族ドュヴィアン( the Dhuvian )が自分達のプランを述べているところ]から原文引用をなすとして)
「リアノンがその墳墓にとじこめられて以来、われわれは"白海"の沿岸の大半を支配下に収めてきた。われわれは少数だ。それゆえ大規模な戦闘に不向きだ。
したがって、人間の王国を使って工作をしてきた。欲ばりなおまえたちを道具に使ってきたのだ。
いまやリアノンの武器が手にはいった。これらの使用法にもすぐ熟達するだろう。そうれなれば人間の道具もいらなくなる。<蛇の子たち>が、この世を征服するのだ」
(訳書よりの引用部はここまでとする ―※― )
(※尚、情報感度高き向きならばオンライン上より難なく確認できるだろうところの原著 The Sword of Rhiannonにての(訳書よりの引用パートに対する)対応箇所は XVII. Caer Dhuとの節にての "Since Rhiannon was locked in his tomb we have gained subtle
dominance on every shore of the White Sea. We are few in number and averse
to open warfare. Therefore we have worked through the human kingdoms, using
your greedy people as our tools. "Now we have the weapons of Rhiannon.
Soon we will master their use and then we will no longer need human tools.
The Children of the Serpent will rule in every palace
の部なる)
上のように小説『リアノンの魔剣』では上記のように[間接統治の終焉]との粗筋が採用されている(歴年道具として使っていた人間をして蛇の種族が「最早不要である」との段階に進めようとしているとの粗筋が採用されている)。
(直下、昭和51年頃に早川書房より出されている邦訳文庫版『リアノンの魔剣』にあっての118ページから119ページ、[蛇の亜人族ドュヴィアン( the Dhuvian )が水晶を応用してのテクノロジーを使って人間を影から支配している]との表記がなされている部よりの原文引用をなすとして)
これらの装置は、かれの知るものとは、ほとんどあらゆる面で異なった科学知識によって創りだされたものだったのだ。リアノンの科学であり、そのわずかな部分がドュヴィアンの武器として、ここに現われているのだ。
カースはドュヴィアンが暗闇でかれに使った小さな催眠機械を見わけることができた。
水晶の星をちりばめた小さな金属輪で、指で軽く押せば回転を始めるものだった。かれがそれに回転を与えると、それはささやくような音を出しはじめた。かれの血の凍る思いを呼びさまされ、急いで回転を止めた。
その他のドュヴィアンの機械類は、さらに不可解なものだった。ひとつは奇妙な対称形をなした水晶のプリズムをまわりにめぐらした大きなレンズからできていた。いまひとつのものは、重い金属の盤で、その上に平らな金属製の振動器がのっていた。かれにできたのは、これらの武器が根本的に異質な光学および音響科学の法則により開発されたものであろうと、想像をめぐらすことぐらいだった。「ドュヴィアンの科学は誰にも分からない・・・・・・」ジャハルトがつぶやいた。「蛇と同盟を結んでいるサークでさえそうだ」。科学に無知なものが持つ、機械化された武器に対する畏怖と嫌悪の情を交えて、ジャハルトはそれらの装置を見つめた。
(訳書よりの引用部はここまでとする ―※― )
(※尚、情報感度高き向きならばオンライン上より難なく確認できるだろうところの原著 The Sword of Rhiannonにての(訳書よりの引用パートに対する)対応箇所は X. The Sea Kingsとの節にての But it was the science of his own different world. These instruments had been built out of a scientific knowledge alien in nearly every way to his own. The science of Rhiannon, of which these Dhuvian weapons represented but a small part! Carse recognized the little hypnosis machine that the Dhuvian had used upon him in the dark. A little metal wheel set with crystal stars, that revolved by a slight pressure of the fingers. And when he set it turning it whispered a singing note that so chilled his blood with memory that he hastily set the thing down. The other Dhuvian instruments were even more incomprehensible. One consisted of a large lens surrounded by oddly asymmetrical crystal prisms. Another had a heavy metal base in which flat metal vibrations were mounted. He could only guess that these weapons exploited the laws of alien and subtle optical and sonic sciences. "No man can understand the Dhuvian science," muttered Jaxart. "Not even the Sarks, who have alliance with the Serpent." He stared at the instruments with the half-superstitious hatred of a nonscientific folk for mechanical purposes.
)
上抜粋部に認められるように小説『リアノンの魔剣』ではその同盟者となっている人間の王国(蛇と同盟を結んでいるというサークという独裁国家)でさえ与り知らぬ水晶テクノロジーに基づいての機器群、催眠効果も発揮するとの機器群でもって蛇の種族(ドュヴィアン)が間接統治をなしているとの描写がなされている。
(直下、昭和51年頃に早川書房より出されている邦訳文庫版『リアノンの魔剣』にあっての218ページ、[蛇の亜人族ドュヴィアン( the Dhuvian )が侵入不能な空間捻転領域から介入している]との表記がなされている部よりの原文引用をなすとして)
「そうでしょうとも、リアノン様」ヒシャはつぶやいた。「空間をひずませ、いかなる力からもカール・ドゥを守る"ベール"の秘密を、われわれに教えてくださった、ほかならぬあなたが、お忘れになるはずがあり得ませんでしょうから」いまやカースは、その光の網が、エネルギーの防禦壁であることを知った。どのような方法でか、強大なエネルギーは、空間にひずみを創りだし、透過不可能なものにしているのだ。
(訳書よりの引用部はここまでとする ―※― )
(※尚、情報感度高き向きならばオンライン上より難なく確認できるだろうところの原著 The Sword of Rhiannonにての(訳書よりの引用パートに対する)対応箇所は XVII. Caer Dhuとの節にての "No, Lord," Hishah murmured. "How indeed could you forget when it was you who taught us the secret of the Veil which warps space and shields Caer Dhu from any force?" Carse knew now that that gleaming web was a defensive barrier of energy, of such potent energy that it somehow set up a space-strain which nothing could penetrate.
との部なる)
以上をもってして
[小説『リアノンの剣』にあって[先進種族の一個体リアノンのテクノロジーを受け継ぎもし外側より進入不可能な空間捻転領域に閉じこもりながら強大な(水晶を用いての)催眠技術体系を用いてきたとの蛇人間(ドュビアンDhuvian)らによる間接統治 ――暴虐の限りを尽くす人間の帝国の影に隠れての間接統治―― がなされてきた]/[蛇人間の種族がリアノン墳墓より新たに獲得せんとしているテクノロジーでもって人間を不用とする挙に出ようとしている]との作中設定が見受けられること]
の出典を十全に挙げきった(つもりである)。
(出典(Source)紹介の部65(9)はここまでとする)
さて、ここまでにて次の通りのことを示した。
『フェッセンデンの宇宙』では
[ワームホール安定化手段と後に結びつけられるようになったものを発見した実験手法]
と結びつくかたちで開闢を見た宇宙にて「二つの星がくっつけられ」[爬虫類の種族による人類種族の皆殺し]が具現化したと描かれる。
他面、『リアノンの剣』では[リアノン墳墓](と設定付けられている場)に存在しているとされる、
[[カー・ブラックホール]とも[ワームホール]とも述べられるような[異なる時空を結びつける時空連続体に開いた穴としての黒く泡立つ波]]
にて盗掘者たる主人公が異世界(大海で覆われた過去の火星)に到達、そこ(主人公が渡った迷い込んだ先たる世界)で[リアノンの墳墓]を探し求めており、[リアノン墳墓]に眠るテクノロジーを利用して人類を蹂躙しようとしている[爬虫類(蛇)の亜人種族]の陰謀に際会することになったとの筋立てが表出しているとのことがある。
『フェッセンデンの宇宙』と『リアノンの剣』の両作には
[ブラックホール・ワームホール的なるもの]
[異なる世界の接合]
[爬虫類の種族による侵略の完遂]
との特性の共有が認められるわけである(そして、「さらにもって」両作とも尋常一様ならざる予見性を呈しているとのこともあり、両作の作者が夫婦関係にあるとのこともがある)。
上に関して、
[「何が」「どのように」[先覚性]との絡みで問題になるのか]
ご理解いただけるか、とは思う。
また、以上のようなことが指し示せるようになっているとのことがあるのに加えて、である。
The Sword of Rhiannon『リアノンの剣』の内容は本稿で先の段にて既述の1929年に世に出た小説 The Shadow Kingdom『影の王国』に認められる内容、
[アトランティスを蛇の種族が影から統治している]
との内容とオーバー・ラップするものとなっているとのこと「も」がある
とのことが問題となりもする(と判じざるをえない事由が[記録的事実]の問題として存在している)。
把握しきれていない、ないし、全く把握していないかもしれないとの向きのことを念頭に、(くどくも)繰り返しておくが、本稿の先の段では以下にての流れのことの解説に努めてきたとのことがある。
膨大な文量を割きもし、本稿にての先立つ段では以下再述するとおりのことの指し示し ―それは文献的事実・映像記録上の事実、および、それら事実群から純・記号論的に導き出せるとの接合性をただひたすらに重んじての指し示しともなる― をなしてきた
[[古代アトランティスに対する蛇の種族による次元間侵略]との内容を有する(一見すれば妄言体系としての)神秘家由来の申しようが今より70年以上前から存在している ――(所詮はパルプ雑誌に初出の小説『影の王国』(1929)の筋立てをその言い回し込みにして参考にしたのであろうと解される形態でながら前世紀、第二次世界大戦勃発の折柄(1939年)から存在している)―― とのことがある] (:出典(Source)紹介の部34から出典(Source)紹介の部34-2を包摂する解説部を参照されたい)
→
[(上にて言及の)[アトランティスに対する蛇の種族の次元間侵略]との内容と類似する側面を有しての[恐竜人の種族による次元間侵略]という内容を有する映画が[片方の上階に風穴が開きつつ][片方が崩落する]とのツインタワー ―(恐竜人の首府と融合するとの設定のツインタワー)― をワンカット描写にて登場させながら1993年に封切られているとのことがある(子供向け荒唐無稽映画との体裁をとる『スーパーマリオ魔界帝国の女神』がそちら作品となる)] (:出典(Source)紹介の部27を包摂する解説部を参照されたい)
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[ある種、911の先覚的言及をなしているとも述べられるような性質を伴っての上記映画は[他世界間の融合]といったテーマを扱う作品ともなっていたわけだが、そうした内容([異空間同士の架橋]との内容)と接合する[ブラックホール][ワームホール]の問題を主色として扱い、また、同じくものところで[911の事件の発生に対する先覚的言及とも述べられる要素]をも「露骨」かつ「多重的に」帯びているとの著名物理学者由来の著作 ―― BLACK HOLES & TIME WARP Einstein's Outrageous Legacy『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』という著作―― が(申し分としては無論、頓狂に響くところなのだが)原著1994年初出のものとして「現実に」存在しているとのことがある] (:疑わしきにおかれては(羅列しての表記をなし)本稿にての出典(Source)紹介の部28,出典(Source)紹介の部28-2,出典(Source)紹介の部28-3,出典(Source)紹介の部31,出典(Source)紹介の部31-2,出典(Source)紹介の部32,出典(Source)紹介の部32-2,出典(Source)紹介の部33,出典(Source)紹介の部33-2を包摂する解説部を参照されたい。表記の部にては BLACK HOLES & TIME WARP Einstein's Outrageous Legacy『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』という1994年初出の作品が[双子のパラドックス(1911年提唱)の機序の利用による二点間時差の応用]/[91101(2001年9月11日を意味する数)との郵便番号で「はじまる」地を実験に対する[空間軸上の始点]に置いてのタイムワープにまつわる解説]/[2000年9月11日⇒2001年9月11日と接合する日付けの実験に対する[時間軸上の始点]としての使用]/[他の「関連」書籍に見るブラックホール⇔グラウンド・ゼロとの対応付け]を[僅か一例としての思考実験]にまつわるところで「すべて同時に具現化」なさしめ、もって、[双子の塔が崩された「2001年の」911の事件]の前言と解されることを事件勃発前にいかようになしているのかについて(筆者の主観など問題にならぬとの客観事実に関わるところとして)仔細に・繊密に摘示している。また、それに先立つところ、本稿にての出典(Source)紹介の部29から出典(Source)紹介の部30-2を包摂させての解説部ではその前言問題に関わるところの[双子のパラドックス](1911年提唱)というものと[際立っての類似性]を呈しているとのことが指摘される浦島伝承(爬虫類の化身と人間の異類結婚譚との側面も初期(丹後国風土記)にては有していた浦島子にまつわる伝承)が欧州のケルトの伝承と数値的に不可解な一致性を呈していることを解説、その「伝承伝播では説明がなしがたい」ような特異性についての指摘「も」なしている)
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[[加速器]および[(時空間の)ゲート開閉に関わる要素]および[爬虫類の異種族の侵略]らの各要素のうち複数を帯びているとの作品らが従前から存在しており、の中には、カシミール・エフェクトといった後に発見された概念(安定化したワームホール構築に必要と考えられるようになったエキゾチック・マターという物質の提唱に関わっている概念)につき尋常一様ならざるかたちにて先覚的言及なしているとの1937年初出の作品『フェッセンデンの宇宙』 ――人工宇宙にての爬虫類の種族による人類の皆殺しが描かれているとの作品―― も含まれている] (:疑わしきにおかれては出典(Source)紹介の部22から出典(Source)紹介の部26-3を包摂する一連の解説部を参照されたい)
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[CERNのLHC実験は「実際の命名規則の問題として」1990年代の実験プラン策定段階にての1992年 (米国にて2004年に放映されていたテレビドラマ『スターゲイト・アトランティス』といったものを包摂する一連のスターゲイト・シリーズの嚆矢たる映画作品『スターゲイト』が1994年の公開にて世に出ることになった折より2年程前) から[アトラス ――ヘラクレスの11功業にて登場した[黄金の林檎]の在所を把握すると伝わる巨人―― ]と結びつけられており(ATLASディテクターという[「後の」2000年代よりブラックホール観測「をも」なしうるとされるに至った検出器]にまつわる名称が1992年に確定したとも)、 また、同LHC実験、後にその[アトラス]と語義を近くもする[アトランティス]ともブラックホール探索挙動との絡みで結びつけられるに至っているとのことがある(そのうえ、同LHC実験にあってブラックホールの生成を観測しうるツールと銘打たれているイベント・ディスプレイ・ツールのATLANTISについてはプラトン古典『クリティアス』記述から再現できるところの古のアトランティスの城郭構造を意識させるようなディスプレイ画面を用いているとの按配での堂の入りよう「とも」なっている)。 CERNのLHC実験と結びつけられての巨人アトラスは[黄金の林檎の在処(ありか)を知る巨人]として伝承に登場を見ている存在でもあるが、そこに見る[黄金の林檎]は[トロイア崩壊の原因]となっていると伝わるものである。 とすると、CERNがATLAS検出器でブラックホールの観測 ――その観測が「科学の発展に資する」と中途より喧伝されるに至った即時蒸発を見る極微ブラックホールらの観測―― をなしうると後に発表するに至ったことは[黄金の林檎(トロイア崩壊の原因)の在り処を知る巨人]によってブラックホール探索をなさしめていると呼ばわっているに等しい] (:疑わしきにおかれては出典(Source)紹介の部35から出典(Source)紹介の部36(3)および出典(Source)紹介の部39を包摂する解説部を参照されたい)
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[[古の陸塊アトランティスの崩壊伝承]は[古のトロイアに対する木製の馬の計略による住民無差別殺戮「後」の洪水による城郭完全破壊伝承](Posthomerica『トロイア戦記』)と同様の側面を伴っているものとなる(アトランティスおよびトロイアの双方とも[ギリシャ勢との戦争の後]、[洪水]による破壊を見たとの筋立てが採用されている)。 また、[巨人アトラスの娘]との意味・語法での[アトランティス] ――([古の陸塊の名前]以外に Daughter of Atlasとの響きを伴う語ともなり、LHCのATLAS検出器に供されているイベント・ディスプレイ・ツールに供されているATLANTISの名にも転用されているとの名詞)―― については[トロイア崩壊の原因となった果実たる黄金の林檎の園が実るヘスペリデスの園]とも「史的に結びつけられてきた」とのことがあり、といった絡みから、[黄金の林檎の園]は(アトラスと共にCERNのLHC実験の命名規則とされているとの)[伝説上の陸塊アトランティス]の所在地と結びつけられもしていたとのことがある] (:疑わしきは出典(Source)紹介の部40から出典(Source)紹介の部45を包摂する一連の解説部を参照のこと)
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[[ヘラクレスの11功業]というものは[[アトラス(1992年よりLHC実験関連事項としてその命名が決せられたATLASと同じくもの名を冠する巨人)]および[黄金の林檎(トロイア崩壊の原因)]と関わるもの]となるが(出典(Source)紹介の部39)、先の911の事件の前言と解せられる要素を「多重的に」含む特定作品らがそうもした[ヘラクレスの11功業]と濃厚に関わっていると指摘出来るとのこと「も」がある。
具体的には(ヘラクレス第11功業と911の事件の関係性を示すべくもまずもって挙げたところの作品としての)『ジ・イルミナタス・トリロジー』という70年代にヒットを見た小説作品が
[ニューヨーク・マンハッタンのビルの爆破]
[ペンタゴンの爆破](時計表示を180度回転させて見てみると時針の911との数値が浮かび上がってくるとの5時55分にペンタゴンが爆破されたと描写 ――[180度反転させることで911との数値が浮かび上がってくる数字列]をワールド・トレード・センター(の崩落)などと結びつけている文物「ら」は(複数形で)他にもあり、本稿でそれらの特性について解説することになってもいる中での一例としての描写となる―― )
[「ニューヨーク象徴物」と「ペンタゴン象徴物」の並列配置シンボルの作中にての多用]
[米軍関係者より漏洩した炭疽菌の災厄の描写](現実の911の事件では事件後間もなくして米軍関係者と後に判明したブルース・イヴィンズ容疑者の手になるところの炭疽菌漏洩事件が発生しているが、そちら現実の状況と照応するような[米軍関係者より漏洩した炭疽菌の災厄]との筋立ての具現化)
[関連作品でのツインタワー爆破・ペンタゴン爆破描写]
との要素らを内に含みつつもヘラクレスの第11功業と接合していると摘示できるとのことがある(『ジ・イルミナタス・トリロジー』という作品ではヘラクレス第11功業に登場する[黄金の林檎]が作品の副題に付されていたり、黄金の林檎を描いたものとされるシンボルが何度か図示までされて登場してきているといったことがある)] (:疑わしきにおかれては出典(Source)紹介の部37から出典(Source)紹介の部37-5を包摂する一連の解説部、オンライン上より全文現行確認できるようになっているとの原著よりの原文抜粋および国内で流通している訳書よりの抜粋をなしつつ「どこが」「どのように」[911の事件に対する奇怪なる前言と呼べるようなパート]となっているかにつき事細かに解説してもいるとのそちら一連の解説部を参照されたい)
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[上にて言及の『ジ・イルミナタス・トリロジー』は
[蛇の人工種族を利用しての古代アトランティスの侵略がなされる]
[アトランティスと現代アメリカのペンタゴンが破壊されたことによってのそこに封印されていた[異次元を媒介に魂を喰らうべくも介入してくる存在]の解放がなされる]
といった作中要素を内に含んでいる小説作品「とも」なる ――そこに見る[蛇の人工種族を利用しての古代アトランティスの侵略]という筋立ては一見すると先述の神秘家話柄(蛇の種族によるアトランティスに対する異次元間侵略)と同様により従前より存在していたロバート・エルヴィン・ハワードという作家の小説『影の王国』をモチーフにしていると解されるところでもあるのだが、であろうとなかろうと、奇怪なる先覚性(ナイン・ワン・ワンの事前言及)にまつわる問題性はなんら拭(ぬぐ)えぬとのことがある―― 。
といった[異次元との垣根が破壊されての干渉の開始]との筋立ては上述の著名物理学者キップ・ソーンに由来する著作、 BLACK HOLES & TIME WARP Einstein's Outrageous Legacy『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』という著作が(異次元との扉にも相通ずる)[ブラックホール][ワームホール]の問題を主色として扱い、また、同じくものことで[911の事件に対する前言とも述べられる要素]をも「多重的に」帯びているとの作品として存在しているとのことと平仄が合いすぎる程に合う] (:疑わしきにおかれては出典(Source)紹介の部37から出典(Source)紹介の部37-5に加えての出典(Source)紹介の部38から出典(Source)紹介の部38-2を包摂する一連の解説部の内容、そして、出典(Source)紹介の部28から出典(Source)紹介の部33-2を包摂する解説部の内容を参照されたい)
以上、「度々」に続いてのこととしてさらにもって再提示したところの関係性に関わるところとして本稿では
小説『影の王国』(1929年初出のロバート・ハワードの手になる小説)
の内容 ――[古代アトランティス時代の蛇の種族による侵略・間接統治]といったフィクション内容―― の如きものを問題視していた、との背景がある。
そうした『影の王国』の内容と
[(先述のように)加速器 ―巨大な陽子ビーム発射装置― によるブラックホール生成のことを奇怪極まりないことに「極めて早期に」言及しているといった描写を「露骨に」含む『リアノンの剣』]
が[影からの蛇の種族による「間接」統治]との文脈にて接合している ―下にて該当部を再引用する― とのことを[偶然]ないし[ただの文化伝播の問題]と述べられるか。
[『影の王国』と『リアノンの剣』の類似性にまつわるところの典拠摘示]
(直下、1929年初出のロバート・エルヴィン・ハワード『影の王国』内容につき英文Wikipedia[ The Shadow Kingdom ]項目にあっての現行記載を(本稿にての出典(Source)紹介の部34-2でもって挙げていたところより再度の引用をなすとのかたちで)挙げるとして)
The story starts shortly after the Atlantean barbarian Kull has conquered Valusia and become its King. Kull is invited to a feast by the Pictish ambassador to Valusia, Ka-nu the Ancient. [ . . . ] Brule reveals that the Serpent Men, an ancient pre-human race that had built Valusia but was almost extinct, ruled from the shadows, using their Snake Cult religion and ability to disguise themselves with magic. They intended to replace Kull with a disguised Serpent Man, just as they had done with his predecessors.
(訳として)「物語はアトランティスの蛮人カルがヴァルーシア国を征服、その王となってより間もなき折からはじまる。カルはピクト人の特使の老カ・ヌによって宴にまぬかれることになる。・・・(中略)・・・ブルーは[蛇人間ら、ヴァルーシア国を設立したもののほとんど絶滅しかけているとの人類より前より存在している太古のその種族が[スネーク・カルト]を用いて影よりの支配をなしていること、そして、魔法によって彼らの姿を偽れる能力を有しているとのこと]を明かした。彼ら蛇人間はカルを彼の前任者の王らがそうであったように人間に化けた蛇人間へと置き換えることを企図しているとのことをカル王に伝えた」
(『影の王国』筋立てにまつわる再度の引用はここまでとする)
(直下、リイ・ブラケット『リアノンの剣』(初期タイトルは Sea-Kings of Mars『火星の海王たち』とのタイトルで1949年に初出)の類似性が問題となる記載を(本稿にての出典(Source)紹介の部65(9)でもって挙げていた訳書『リアノンの魔剣』224ページから225ページより再度の引用をなすとのかたちで)挙げるとして)
「リアノンがその墳墓にとじこめられて以来、われわれは"白海"の沿岸の大半を支配下に収めてきた。われわれは少数だ。それゆえ大規模な戦闘に不向きだ。したがって、人間の王国を使って工作をしてきた。欲ばりなおまえたちを道具に使ってきたのだ。いまやリアノンの武器が手にはいった。これらの使用法にもすぐ熟達するだろう。そうれなれば人間の道具もいらなくなる。<蛇の子たち>が、この世を征服するのだ」
(ここまでを訳書より引用部とする ―※― )
(※尚、原著表記 The Sword of Rhiannonにあっての表記では "Since Rhiannon was locked in his tomb we have gained subtle dominance on every shore of the White Sea. We are few in number and averse to open warfare. Therefore we have worked through the human kingdoms, using your greedy people as our tools. "Now we have the weapons of Rhiannon. Soon we will master their use and then we will no longer need human tools. The Children of the Serpent will rule in every palace.
が該当するところとなる)
上のような類似性につき、それが[偶然]ないし[ただの文化伝播の問題]とは述べられないだけの事情がある、山積してある。そのことを(すぐ先立っての段でくどくもの再掲をなしているような流れにまつわるところとして)詳述せんとしているのが本稿となる(その言に偽りやあるのかは本稿全体の内容から判断するとよかろう。そして、その言に偽りがなんら「なかった」場合に我々人類がどういう状況に置かれているのかきちんと考えてみるのがよかろう。その点、仮に我々の種族が現実を見る能力さえないのならば、「そのような種族は同族ながら運命を克服できなくて当然であろう」と(これ冷厳と)申し述べざるをえぬとの観点が筆者にはある)。