黄金比を媒介に指摘できもすること(セーガン小説『コンタクト』の場合) 補説2
直前頁ではカール・セーガンの手になる小説『コンタクト』([ブラックホールまたはワームホールの[ゲート]としての構築]が作品主軸になっているとのサイエンス・フィクション作品)における特定の章 ―作中にて異星文明の技術が供与されて構築されたと描写される[マシーン]が[トロイアの木製の馬]に実にもって印象深くも仮託されているとの章― の章題が
[Superunification](邦訳版では[超統一理論])
となっていることからして問題になる、そちら章題に見る[Superunification超統一理論]が現代物理学が探し求めている(とされる)究極の理論、
[万物の理論(セオリー・オブ・エブリシング)]
というものの別称、[加速器実験の大義の先にある究極の大義]としてその発見と検証が模索されている ――しかも、その検証プロセスそれ自体にブラックホールの生成問題も関わるに至ったというかたちで模索されている―― というものの別称ともなっているがゆえに問題となるとのこと、申し述べた。
同じくもの章題、[Superunification](邦訳版[超統一理論])が
[LHC「実験」のようなものがそもそも行われていることにまつわる大義とされているところの理論的追求]
と密接に結びつくものとなっていると指摘しつつもその旨、申し述べたのである。
以上、最前の頁と本頁の内容の結節部の内容につき振り返りもしたうえでのこととして、以下、表記章題(スーパー・ユニフィケーションこと[超統一理論])が科学界にていかようなる言われようをなされているものなのかについての典拠紹介をなすこととする。
ここ出典(Source)紹介の部81にあっては、
[カール・セーガン小説『コンタクト』にあっての特定の章の章題として持ち出されている[Superunification](邦訳版では[超統一理論])というものが科学界にての一大探求理論となっているものの呼称名称であり、そして、そちら[超統一理論]の探究がそもそももってしての加速器実験の大義となっており、かつ、ブラックホール生成問題にあっての大義とも関わっている]
とのことの典拠を挙げることとする。
(直下、和文ウィキペディア[万物の理論]項目の現行にあっての冒頭部記載内容よりの原文引用をなすとして)
万物の理論( TOE;Theory of Everything )とは、自然界に存在する4つの力、すなわち電磁気力(電磁力とも言う)・弱い力・強い力・重力を統一的に記述する理論(統一場理論)の試みである。
このうち、電磁気力と弱い力はワインバーグ・サラム理論(電弱論)によって電弱力という形に統一されている。電弱力と強い力を統一的に記述する理論は大統一理論( 理GUT:Great Unification Theory )と呼ばれ、現在研究が進められている。最終的には重力も含めた全ての力を統一的に記述する理論が考えられ、これを万物の理論または超大統一理論( SUT:Super Unification Theory )という。
(引用部はここまでとする)
以上のように万物の理論のひとつの呼び方が超大統一理論( SUT:Super Unification Theory )となっていること、すなわち、カール・セーガンの問題となる章題と同一のものとなっていると言及したうえでのこととして、次の引用をなしておく。
(直下、NASA(アメリカ航空宇宙局)の科学紹介サイト(science.nasa. govとのドメイン名のサイト)にて掲載されている、[ The Day the World Didn't End ]との題名のページ(検索エンジン上でnasa, The Day the World Didn't Endと入力することで現行、捕捉・閲覧できるようになっているページ/作成日付はOctober 10, 2008となっているとのもの)よりの一部原文引用をなすとして)
Actually, once the LHC is running again and begins producing collisions, physicists will be ecstatic if it creates a tiny black hole. It would be the first experimental evidence to support an elegant but unproven and controversial "theory of everything" called string theory.
(拙訳として)
「実際、LHCが再度運転開始を見たらば(訳注:2008年9月10日にて一旦頓挫を見た後に運転開始を見たらば、との文脈であり、情報としては記事リリース時、LHCが滞りなく2012年まで運転開始する「前」のことである)、物理学者らは[極小のブラックホール]を作るかもしれないと「有頂天(エクスタティック)に」なり気味である。それが証明されざるものにして物議を醸すひも理論と呼ばれる[万物の理論]を支持する初の実験的証拠となりうるものである(からである)」
(訳を付しての引用部はここまでとする)
上はどういうことか、と述べれば、[ひも理論]というものが
[自然界に存在する4つの力、すなわち電磁気力(電磁力とも言う)・弱い力・強い力・重力を統一的に記述する理論]
たる万物理論(TOEこと Theory of Everything )、すなわち、[超大統一理論]の候補となりもし、そのひも理論にまつわって
[2008年の(一旦の9月10日以降の中止後、再開を期されての)時点で「仮に」LHCがブラックホールを生成すれば、(ブラックホール生成それ自体をもってして)ひも理論にひとつの実験的証拠が与えられることになるだろうとの言いようがなされていた]
ということである。
(:ひも理論自体は1970年から提唱されていたわけであるが、1998年の理論的変転を受けて2001年よりその人為生成可能性が肯定されるようになった(先に典拠を挙げて詳述したようにそういう経緯で肯定されるようになった)ブラックホールがLHCで生成されたときには[余剰次元]が存在するとのことになり、そちら余剰次元の存在とのことが[ひも理論]の実証に近づくとの言いようの伝がなされているのである。というのも、従前の[標準理論]( Standard Model )というものではLHCではブラックホールが作られないとされている一方でひも理論ではそれ(ブラックホール生成)がなされうるとされているからである。
に対して表記のNASAのサイトでは上にて引用なした部に続いて
(以下、引き続いてもの引用をなすとして)
In string theory, electrons, photons, quarks, and all the other fundamental
particles are different vibrations of infinitesimal strings in 10 dimensions:
9 space dimensions and one time dimension. ( The other 6 space dimensions
are hidden by one explanation or another, for example by being "curled
up" on an extremely small scale.) Some physicists tout string theory's mathematical elegance and its ability
to integrate gravity with the other forces of nature. The widely accepted
Standard Model of particle physics does not include gravity, which is one
reason why it does not predict that the LHC would create a gravitationally
collapsed point ― a black hole ― while string theory does.
(逐語訳に代えてもの要訳をなすとして)
「ひも理論にあっては電子、光子、その他全ての基本的粒子は10次元、すなわち、9つの空間次元と1つの時間軸の10次元にあっての無限長の紐にての異なる揺れとの形で存在しているものであるとされているわけだが、といったひも理論こそが重力とその他の力を統一する力を持っているものであると考える物理学者らがいる。他面、広くも素粒子物理学で認容されている標準理論( Standard Model )は重力をそこに含めない、そのため、ひも理論の方がその可能性を認める一方で[LHCがブラックホールを生成しうる]とは標準理論の方は予見していないとのことがある(従ってLHCでブラックホールが生成されることは重力とその他の力を統一する統一理論の候補としてのひも理論の値打ちが増大することになる)」
と述べられているとのかたちとなっている。
その点、上とほぼ同じくものことを述べている和文で容易に確認できるソースとしては(記述内容に易変性が伴い、記載内容の残置を保証するところのものではないが)現行にての和文ウィキペディア[大統一理論]項目にて記載されているところとして
(以下、引用をなすとし)
「大統一理論(だいとういつりろん)(英: grand unification theory あるいは grand unified theory、GUT)とは、電磁相互作用、弱い相互作用と強い相互作用を統一する理論である。 幾つかのモデルが作られているが、未完成の理論である。・・・(中略)・・・自然界は四つの基本的な力「電磁相互作用、弱い相互作用、強い相互作用、重力」で表される。
宇宙の始まりに存在したのは唯1つの力だけで、その後これらの四つに分かれたという考え方から、これら四つの力を一つの形で表して統一しようとする理論の一つである。
大統一理論はこれらのうちで重力を除いた前者三つを一つの形に統一しようとしている。 大統一理論は重力については考えていない。重力までも統一する理論としては超弦理論などが研究されている」
(現行にてのウィキペディア[大統一理論]項目の記述よりの掻い摘まんでの引用はここまでとする)
との部が同じくものことを表しての部となる。
[大統一理論]に親和性が高いのが、そう、[大統一理論]に[重力との要素]が加味されて研究されているのが、(先にも解説しているように)[「超」大統一性理論]( Super Unification Theoryこと小説『コンタクト』の表題としても用いられている名称の理論)とされるわけだが(上にて既述の通りであり、すぐにオンライン上より裏取りできることでもある)、
[重力までも統一する理論としては超ひも理論などが研究されている]
との表記が和文ウィキペディア[大統一理論]項目にてもなされているところに関わるところとして超「弦」理論(スーパー・「ストリング」・セオリー)というものが上にて引用なしたNASAの解説サイトの申しように見るように、
[LHC実験でのブラックホール生成でその理論的可能性が開けてくる可能性があるとされるひも理論(弦理論)の発展形となっている]
とのことがあるのである(:繰り返すが、 Some physicists tout string theory's mathematical elegance and its ability
to integrate gravity with the other forces of nature. The widely accepted
Standard Model of particle physics does not include gravity, which is one
reason why it does not predict that the LHC would create a gravitationally
collapsed point ― a black hole ― while string theory does.
(大要) 「といったひも理論こそが重力とその他の力を統一する力を持っているものであると考える物理学者らがいる。他面、広くも素粒子物理学で認容されている標準理論( Standard Model )は重力をそこに含めない、そのため、ひも理論の方がその可能性を認める一方で[LHCがブラックホールを生成しうる]とは標準理論の方は予見していないとのことがある]と表記されている)―― )。
(出典(Source)紹介の部81はここまでとする)
上にて述べてきたとのことがある、すなわち、
[LHC実験で「1998年以降」の理論展開を受けて、「2001年より」ブラックホールが人為生成される可能性が取り沙汰されだした] (LHC実験始動前にあっていかようにして中途よりブラックホール生成がなされうるとのことが現実視されるに至ったかについては本稿の出典(Source)紹介の部1,出典(Source)紹介の部2に続いての部を参照されたい)
との中にあって
[ブラックホール生成(即時蒸発する「安全な」極微ブラックホールの生成)の確認こそが標準理論を越えての大統一性理論候補としての(超)ひも理論の検証につながる]
との観点が存在する
とのことがLHC実験の「当初はその生成可能性自体が問題視されてなかった[安全な]ブラックホール生成問題までもが」実験の大義 ――それが[与えられた馬草を食らうことしか能がないとの家畜らに与えられた毒入り肥料か]どうか、あるいは、[悪魔の如き存在に由来する力学に自ら率先して魂を売り払うことを「選んで」他人(巨視的に見れば、人類そのもの)を犠牲にすることを継続的に「是」としている相応の人間らによる臭気を放つ欺瞞の産物か]どうかについて考えてみるといったことをなす・なさないといったことに関わらずもそこにあるとの実験大義―― に組み込まれているとの主たる理由となっているとのことがある(くどくも述べておくが、本稿は実験大義を支える[人間レベルの理論]が過てる科学にあって恣意的に構築された空中楼閣なのか、あるいは、ある程度至当性を有したものであるかについて頓着するものではない。我々を、特定の事物にまつわって皆殺しにする、との予告的言及が極めて昔よりなされていたとのこと、そして、それがLHC実験が目指している方向に収束しているとのことを指摘、その意味性を問いもするが、建て前とされている科学理論の適否について論ずるとの識見は門外漢たるこの身には「ない」わけである(門外漢として科学理論の適否について云々している向きを読み手たる貴方が目にしたらばどう思うだろうか。そういう手合いは往々にして[出歯亀的異常者]あるいは[愚物]とだけ経験則に基づいて見なされもしようとのこと、想像するに難くはないことか、とは思う)。そうは述べるが、ただしもって、NASAの理論動向解説サイトで Actually, once the LHC is running again and begins producing collisions, physicists will be ecstatic if it creates a tiny black hole. It would be the first experimental evidence to support an elegant but unproven and controversial "theory of everything" called string theory.
「実際、LHCが再度運転開始を見たらば、物理学者らは極小のブラックホールを作るかもしれないと「有頂天に」なり気味である。それは証明されざるものにして物議を醸すひも理論と呼ばれる[万物の理論]を支持する初の実験的証拠となりうるものである」と記載されているとのところに、一群のユーフォリア(有頂天になりがちな多幸症患者)の類を背面から手繰っての力学、その嗜虐的やりようの片鱗はみとめられるとのことまでは断ずるだけの事情があるとのそのことまでは指摘出来るし、実際に本稿はその指摘に注力なしているとのものであることも断っておく)。
その点、本稿にての出典(Source)紹介の部2の段でも引き合いに出したところの文書、オンライン上にてPDF文書として流通しているそちら文書タイトルたる、
『LHC加速器の現状とCERNの将来計画』
とのタイトルでもって検索することで現行捕捉できるようになっているとの日本の元LHC実験グループ代表者によってものされた文書(公的責任をもってして公金投下されての身分で公務として作成されたものかと判じられもする文書)にあってその[166]および[167]との頁番号が付されたところで
(そこよりの「再度の」原文引用するところとして)
1998年に提唱されたADDモデルでは余剰次元を導入することによってヒッグス粒子の質量の不安定性(階層性問題)を解決する。このとき重力はTeV領域で強くなり、LHCでの陽子衝突でブラックホールが生成され、ホーキング輻射のため10-26secで蒸発すると予言された。これは理論屋にとって大変魅力ある新しい展開で、危険性などまでには考えが及んでいなかった
(再度の引用部はここまでとする)
といった申しよう ――[ブラックホールが生成され、ホーキング輻射のため10-26secで蒸発すると予言された。これは「理論屋にとって大変魅力ある新しい展開」で、危険性などまでには考えが及んでいなかった]といった申しよう―― がなされている「主たる」理由についてもここまでの記述内容でご理解いただけたことか、とは思う(:尚、上にては時期的先後関係につき誤解なされうる紛らわしい書かれようが表出しているとも受け取れる。その点、[1998年に提唱されたADDモデルでは[ブラックホール生成]が「予言」される]との引用文書内表記については(海外の実験機関発表文書および望見されるところの科学界論調より)[1998年に提唱されたADDモデルにまつわる2001年より問題視された帰結では[ブラックホール生成]が「予言」される]と記述する方がより正確な書きようととらえられるようになっている)。
(※1.尚、本稿ここまでの内容をよくも把握されていないとの向きは首をかしげることもあるかもしれないとも思うが、何故もってして、筆者が以上表記のようなことをくだくだ細々と指摘できるのかと申し述べれば、本稿筆者が[岸壁としてそこに存在する問題事](と判ずるに至った諸事情)を数年前から捕捉するに至っており、それがために、この日本国内でLHC関連訴訟を(本稿前半部にても一部、その点について筆を割いているように法的構成としてそれがなしがたくなっているところを)無理矢理法的問題に落とし込んで提訴、そうした挙すらも[本質的問題訴求のための一助・推進剤]としようとしたといったことをなしていた人間であるからである(であるから、背景となるところの情報収集に余念がないとのことでもある.につき、何もやらぬとの者達ばかりが目立つ中で却(かえ)って[なぜなのか側面から足を引っ張ってくるとの屑のような者ら](私は[下らぬ手合い]と自身断じた類を[一個の人間]と見る程に優しくはない)のありようを望見しつつ、正面にて相対していた者達のその内実の[空虚さ]そのものに諦観ばかりを深めさせられた感があったわけが、とにかくものこととして、そこまでのことをなしていた)。 ちなみに「実験」の詐欺的側面につき訴求すべくもの一つの手段として[法律上の争訟]に落とし込める要素を選定して相応の国内実験参画機関とその代理の弁護士らと国内行政訴訟の法廷でやりあいもしてきた訴訟だが、第一審からして年にして2年以上も不毛な争いをなしていた ――(余程、原告席の筆者を勝訴なさしめたくなかったのか、グローマー拒否といった法理論を引き合いに出しての逃げの主張がなされたかと思えば、関係者の組織的動きを個人のそれに韜晦(論点すり替え)・矮小化させての主張が打って代わってなされるなどといった下らぬ、詭弁に満ちた応対を被告席よりなされただけとの不毛な争いをなしていた)―― とのそちら訴訟に関しては[何の意味もない挙である](一人相撲のように現実的改変能力がゼロであるとの挙である)、[(他罰的と事情知らぬ向きによっては見るかもしれないが)人の目を直視しないような輩らの御陰で台無しになりそうであるの風が強くもある]と現行見立てるに至っているとのところがありもする)
(※2.また、上にて解説してきたブラックホール生成をも望ましいとする実験大義につながるところ、
[標準理論(スタンダード・モデル)を「越えて」の生成だからこそブラックホール生成を歓迎するとの論調]
につき細かく把握している、真摯に細かく把握する必要があると感じている人間はこの国では門外漢(物理学界関係者から見ての門外漢)では
(筆者を除けば)
[当該学問領域辺領域に関わっている学究ら、および、その予備軍と(科研費などの資金投下に対するモニタリングする役割を表面上、負っているとの)文部科学省の一部の役人]
ぐらいのものではないか?と[紙媒体・電子媒体上の言論動向]から見立てられてしまうようにもなっている、なって「しまっている」とのことにも言及しておく(ちなみに、政治屋に関しては「加速器らの額面上の目的が何たるか」さえ深く理解しているかも怪しいとの式で自民党・民主党・共産党・公明党の議員ばらが大同一致して国内への巨大加速器設置構想(ILC構想)を[[科学にあっての大義]と[地元利益]の融合するすばらしき構想]として推進してきたとの経緯がある)。
につき、
[オンライン上で相応の印象論 ―普遍性がある正しい情報のみが世の中とと我々を救いうるとのだとすれば、プラスという意味では現実的改変能力がなんら無いとの[言論]と言うより[ノイズ]、獣の獣声の如きもの― を発する程度の一群の者ら(あるいは人間未満の奴原ら)]
以上に情報的感度が高い人間が集まっているなどと世間知らずには全くの「誤解」がなされがちであるとのマス・メディアの成員にあっては
[同じくものことを自力で理解する[能力]、または、そこまでの理解を世間標準にしようとの[意思][意志]が本質的に欠乏を見ているとの者達ら]
が相応しくも[人材]として集中的に配されているとの感があり、そのことはマス・メディアの経年「報道」動向を調べれば察しがつく、国立国会図書館などを用いての加速器問題に対する経年の報道記録の確認 ―皮相をなぞるだけのことを「遅まきに」、かつ、「ときに不正確に」「頻度極めて少なくも」報じているにすぎないとの記録の確認― などから察しがつくようになっている(などと述べても、この世界でまさしくもの当該の領域にあってそこまで調べようとする人間がいることだに筆者は何の期待も抱けないと考えるに至ってしまっているとのことがあるのだが、それは置く ――世間一般の検索エンジンでの検索動向データからして[加速器問題]について真剣に調べようとの人間が「世界的に全くいない」との記録が(広告出稿用データ取得との名分で検索エンジン会社より取得可能な統計データとして)取得できてしまえるようにもなっているとのことがありもするのが偽らざるの世間ありようである―― )。
につき、欧米圏にあってシープルという羊と大衆の複合語があるところに見るような盲目の羊ら(屠所の羊かは各自判断いただきたい)の社会にあって[目][鼻][耳](情報収集機関)および[口](情報拡散機関)との[建て前]でやっているマスコミ業界に限って述べれば、戦前から偏向報道や業界人の体質から[ろくでなしの類の巣窟]と語られていたとの歴史があることは祖父母の代の口伝・回顧録にてよくも語られるところであるわけだが(ただし、戦後は自画自賛の兼ね合いで勘違いをなす人間も多いかともとれる)、同業界に属する者達の過半がいまもってなお、
「大人であるとのことは[強きに優しく弱きに厳しく]とのスタイルを貫くことであろう」
との指針を[業界の額面上の物言いと違背する行動指針]として行いの核たるところとし続けているとの節がある、如実にあるとのことはそうした種別の人間らの中の悪質な部類と関わった人間には「実にもってよく分かる」ことか、とも思う(強き者にばかり阿(おもね)り口と挙動が甚だしくも不一致を見ている者達を見れば、普通人であれば、内心、「なるほど、やくざな奴らだ」と思うところであろう)。
そうした業界の業界人らが[重要で本質的なこと]は多く「自主規制」(政治屋から圧力があるといったことはほとんど虚偽、実体は多く[金の出所]や[自分達の属する機構を「用意」したシステムそれ自体への配慮]とワンセットになっている「入り口レベルの「自主」規制」であろうと受け取れる)して報じようしてこないとのことは[歴史]の問題にとどまらず[現在の社会的状況それそのもの]の問題であろうととらえられるようになってもいると申し述べるのである(たとえば、日本で[政教分離と政府組織の宗教勢力利用との齟齬の問題]を報じることはタブーとなっていることや[大規模宗教組織の反対者らに対する組織的通信記録取得やその他の行き過ぎた横断的統制行為]が頻繁になされていること、たかだかものその程度のことも[大きすぎる嘘]はばれないの式で一切報じられないようになっているように見受けられるわけだが、といった皮相なことにとどまらず、「偽りだらけ」というより「そも、偽りでもって構築構成されている節あり」とのこの社会にてのよりもって本質的なところに関わるところでは[鶴タブー]ならぬ[粒タブー]といった造語で形容できそうな粒子加速器に対する自主規制(あるいは思考停止)がマス・メディア関係者にあって強くも作用している、まるで、個々の糸繰り人形らを手繰る糸のそれのようなかたちで見えにくく、だが、強固にも作用しているように見受けられると筆者としては申し述べたい次第である)。
さらに「くどくも」要らぬことを述べれば、マスメディア業界が「実にもって性質が悪い」(ただしシステムにとっては遇すべき存在となる)のは、他面、[球遊び]の帰趨なぞ、情緒的価値も情報的価値も本来ならばないであろうはずの当たり障りのないことをニューズとして報ずることこそが自分達の社会機構としての[存在意味]([節を売ってのシステムの「広報員」としての存在意味])であるとよく「自己認識」しているような節がある、かつ、それでいて偽物の正義感や社会正義をときに表面で振り回すにもやぶさかではないとの者達が多く配されているように見立てられるとのこともあるが、これ以上は[下らぬこと](筆者はそれが我々当代ないし我々の近しき児孫の代の「当然に」ありうべきところの破滅に通ずると考えているわけだが、愚痴めかしているがために[下らぬこと]と述べている)に筆を割くのを止すことにする ―そも、本来的には「この世界が詐欺の賜物ならば詐欺のお先棒担ぎするような類らが一体全体どこに集中的に配されるか考えてみべきである」とだけ述べるべきところを延々くだくだと要らぬことを書きすぎてしまったきらいもあったとのことで反省するところではある― .閑話休題)
ここまでにて
[カール・セーガン小説『コンタクト』にての[トロイアを滅ぼした木製の馬]と[マシーン]を印象深くも結びつける章の章題たる[Superunification](邦訳版では[超統一理論])の探究がそもそもの加速器実験の大義となっており、しかもそれがブラックホール生成の問題とも関わっている(関わるに至った)]
とのことにまつわる話を終えることとする。
(: ―うっとうしくてしょうがないと自身認識するところながらも― 付け加えて述べれば、[ブラックホール・ゲートないしワームホール・ゲート]が地球上に生成されるとのことを作品主軸に据えているとのカール・セーガンの手になる80年代小説『コンタクト』、[超統一理論]といった実にもってかぐわしき(先述の理由から相応の臭気を放っている)章題が振られての同『コンタクト』では
Doomsday Machine[終末機械]との言葉も使用されており ――(出典(Source)紹介の部80(2)にて抜粋している部に見るように『コンタクト』には「一人だけ、ずばり<終末機械>と記した者がいた」 Another, but only one, read "Doomsday Machine."との記述が含まれている)―― 、その終末機械との言葉、「後に」加速器の[ブラックホール生成問題]に対する批判論調の中で用いられるようになった言葉でもある。
具体的には[ウォルター・ワグナー]という人物が加速器におけるブラックホール生成可能性の有無につき問題視しだした余剰次元理論という理論を巡るあれやこれやとは「また別方向から」原初宇宙には極微ブラックホールが存在していたとのスティーヴン・ホーキング由来の理論があること、そして、粒子加速器が原初宇宙の状況を再現するとされているとのことから押し広げて『加速器によるブラックホール生成はありうることではないのか』と問題視しだしたとの1999年以降の経緯(そうもしたワグナーやりようについて出典(Source)紹介の部1および出典(Source)紹介の部2を参照のこと)を受けて、(日本の御同類よりは幾分ましかとも受け取れる)海外メディアによって一部加速器のことを指す語として、
[ドゥームズデイ・マシン]
という言葉が用いられるようになったとのことがあるのである ――(本稿にての出典(Source)紹介の部1でも概要紹介しつつ挙げている文書たる Case of the deadly strangelets、そちらをダウンロードの上で同文書の中の19と印字されたページ内容をご検討いただければ特定いただけるところとなるが、(以下、Case of the deadly strangeletsより引用なすとして) The word that the Brookhaven lab was risking planetary destruction in
the name of science spread around the globe. A technology reporter with ABC News labelled the collider "the Doomsday
machine", condemned the lab for "playing at God" and said
that a physicist had told him that RHIC's completion was "the most
dangerous event in human history".
(要訳として)「ブルックヘブン国立研究所が科学の名のもとに地球規模の災厄を引き起こしかねないことをやっていることにつきあるABCニュース付きのある技術領域取り扱いレポーターは加速器をして[ドゥームズ・デー・マシーン]と看做したうえで研究機関を神のように振る舞っていると非難、ある物理学がそちらレポーターに「RHICのやっていることは人類史上最も危険なことである」と述べたとも口にした」との言いようの伝で、である)―― 。
それについては無論、マスコミ関係者がカール・セーガンの『コンタクト』から Doomsday Machineとの言葉を借用することにしたとの可能性もあるわけだが、そも、 Doomsday Machineとの言葉は1972年の映画作品表題 Doomsday Machine(邦題『人類最終兵器 ドゥームズデイ・マシーン』/筆者は未視聴であるが、中国が世界破壊兵器を開発したとの類の映画らしい)のタイトルにも用いられていた、あるいはスタンリー・キューブリックの1964年の映画 Dr.Strangelove『博士の異常な愛情』劇中にても同じくもの言いまわしが出てくるところの[黙示録のその日を実現するマシン]との意味合いの言葉で、同語、カール・セーガン『コンタクト』以前より用いられてきたものとなる。
ゆえに、その伝ではカール・セーガンのやりよう、および、後の時代にての批判的論調(1999年以降の論調)に強くも相関関係は観念出来ない、セーガン小説が警告なすものとして機能している節はない、とも申し述べておく)
以上、述べてきたことに関しては次のように考えられる向きもあるかもしれない。
『なんにせよ、カール・セーガンが後の加速器がブラックホール生成をなしうる破滅の子たることを予見して、[確信犯的警告]をなそうとしていたのではないか。であるから、1985年初出のセーガン小説にあって[超大統一理論]、ブラックホール生成の大義名分ともなるに至った同理論の名称使用がなされていたり、(本稿にて先述なしてきたところとして)[ブラックホール生成装置たる正十二面体構造の装置]と(加速器特性たる)[真空状態維持][超伝導状態維持]の結びつけがなされていたのではないか』
そうもしたこと、先にもそちら可能性の適否について取り上げたところの、
[カール・セーガンにあっての「属人的」なる先覚知に依拠しての警鐘を鳴らそうとの意図]
が介在していたとの可能性に対してはこの身は手持ちの情報から
「多分、というより、ほぼ確実に、というレベルでそれは妥当ではない見方である」
との判断をなしている(これまたカール・セーガンありように関して先だっても申し述べたことである)。
については(マリオネット仮説に対する直感的把握といったものに根差しての)「悪魔に魂を売り払い、偽物として脚光を浴びていたにすぎないといった按配の輩、たかだかもの下らぬ役者風情、[紐付き]に何の期待がなせるというのか」といった[陰謀論者よろしくの実体的根拠を伴わぬ(であるから何の意もなさぬ、意をなすとの可能性が逆立ちしても絶無のものであろうとの)[感情論]]のようなところに拠ってのことなどでは断じてなく、
[質的にそうであろうとの推し量れるところとしての確たる論拠ら]
を伴うものとして[カール・セーガンの良心]などにはなんら期待できないとの判断を下しているのである(ただもってして、理詰めでそうも述べる中でその理詰めで摘示しようとの行為それ自体の背後にイモーショナルなところがないかとは言えば、筆者にもそれはある。その点、感情論、赤裸々に吐露すれば、「輝かしい世界の立派な御仁に対する屈折したいわれ無き嫉視の論法(ルサンチマン依拠の視点とも)でありましょう」なぞといった[相応の面構え]の人間の反応を「的外れに」惹起しもしようとのそうした感情論をきたす作用たりかねないイモーショナルなところとしては、である。[慷慨の情]として本稿筆者の心中をも[名状しがたいとの怒り](相応の存在に巻き添えにされるとの結論を思索の中で得るに至ってしまったがゆえの怒り)・[冥(くら)き諦観を常におしつけんとする失意の念]の入れ替わり立ち替わりの間欠的増大が筆者内面を腐食、絶えず蝕んとしてやまないといったこともあるにはある)。
その点、
[属人的良心などで[執拗な予見的言及の束の実在]の問題が済まされるようなものではない]
とのことについては
[[偶然]と[恣意]と[恣意の性質]にまつわる確率論に依拠しての詳説 ―(「大学レベル」(文系と総称して分類されての人間がそれを領分とするのならば、[判断の中立性]と[予断の可及的排除]が重視されもする市場予測の領域にての経営学修士なぞの大学院レベルないし計量経済学の一領域=ベイジアン計量経済学に限っての「大学レベル」)の確率論の話を高校生レベルに引き落としての詳説)― ]
をも[付録と位置付けての説明]として本稿の後の段にてなす所存であるが、ここでは数式を用いずに自然言語のみに基づいてのこととしてそうした判断をなさざるをえない理由につき以下、筆を割くこととする。
(「カール・セーガンにおける属人的善意介在に関しては希望的観測を抱けない」とのことで先にも似たようなところを論じたことにつき、多少、内容を違えての再度の指摘をなすとして)
カール・セーガンの先覚的言及 ―[加速器および加速器実験に相通ずる特性を帯びての書きよう]と判じられる(とは述べてもそうもしたことを説明抜きに理解出来もしようというのは相当程度の科学的知識を具備した極々一部の人間に限られるとも受け取れるわけだが)ところでのブラックホール生成についての先覚的言及― が[セーガンの属人的良心に依拠しての警告]などではありえないところの理由の第一。
確かにカール・セーガンが小説『コンタクト』を著した折にはSSC( Superconducting Super Colliderこと超伝導超大型加速器)の建設計画が背面で進んでいたとの事情があるのだが(本稿の前半部でも多少ながら言及していることである)、[米国科学界を牽引するオピニオン・リーダー]とでも言うべき立ち位置にあったカール・セーガンがそれと明示せずに加速器におけるブラックホール生成(表向きは予算との兼ね合いで中途放棄に至ったSSCのようなものによるブラックホール生成)にまつわっての警鐘を鳴らそうとしていたのか否かについて判断する上で決定的に重要なのは
[統一性理論の候補としてのひも理論に検証材料を与えることになる(出典(Source)紹介の部81)との加速器によるブラックホール生成]
のことが現実的にありうることと考えられるようになった背景には
[1998年に提唱された余剰次元の理論的帰結を受けての理論深化によって[テラエレクトロンボルト領域]でも重力が強くなりブラックホール生成が観念されるようになった]
との事情がある(と専門家らが一様・異口同音に発表している)ことである。
それ以前は、そう、1998年以前は人間が極小領域に一点集中投下できるエネルギー規模として実現できるエネルギー ――本稿にての出典(Source)紹介の部21および出典(Source)紹介の部21-2を包摂する段で仔細に解説しているようにガソリンタンクで車を走らせるに等しきギガジュール単位のプランクエネルギー( Planck Energy )を極小の陽子の領域に一点投下集中投下するとのやりようではなくにもの[たかだか蚊が飛ぶ運動エネルギー(ナノジュール相当のエネルギー)]に等しいとのテラ・エレクトロン・ボルト単位のエネルギー―― では加速器がブラックホールを生成する可能性は「全くない」と考えられていたとされているとのことがある(:同点については本稿本段よりそう遠くもない前の部にてもブラックホール生成問題に関する理論的支持材料を与えたとの有力物理学者リサ・ランドールが「一九九〇年代より前の時代には、実験室でブラックホールが生成される可能性など、誰も考えていなかった」と述べていることを同女著作(『宇宙の扉をノックする』)より引用なしたが(出典(Source)紹介の部76(5))、研究機関の報告書レベルでもそのように「はきと」明言されている ――※本稿で問題視してきたところの米国法学者論稿 THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLD(論稿配布サーバーarXivよりダウンロードできるとのもの)にても、先に引用なしたように、その838と振られたページにて研究者報告書内容を受けてのところとして In 1999, when questions floated in the media about accelerator-produced black holes, physicists issued an assurance that no particle collider in the foreseeable future would have enough power to accomplish such a feat. Busza report, which was done in anticipation of the commencement of RHIC operations. The report did a rough analysis of the particle collisions that would occur at RHIC and the gravitational effects that might result. The Busza team found that the forces created by the RHIC were orders of magnitude too small to possibly create a black hole.
(訳として)「1999年、加速器製ブラックホールについての疑問がメディアに浮かんできた折、物理学者らはそのような業(わざ)をなしうるのに十分な力を有した[予見しうる未来にあっての加速器]は存在しないとの保証を発した。(加速器実験機関お抱え物理学者である)Buszaの報告書はRHIC運転開始を期してものされたものである。同報告書はRHICで発生しうる粒子衝突および結果となる重力効果らについて「大よその」予測をなしたとのものであった。BuszaのチームはRHICによって生成される力はブラックホールを生成するにはあまりに小さすぎると同定していた(以下略)」(引用部はここまでとする)とまとめられている通りである―― )。
であるから、カール・セーガンの没年以前(1996年以前)、況や、小説『コンタクト』が世に出た以前(1985年以前)には加速器でブラックホールが生成される、それがリスクであるなどとは世界中の学者らは誰も主張していなかったと判じられるとの状況が問題となる(筆者は一生懸命そうした申しようを否定できるだけの学者論稿といった理論動向としての反対証拠がないものか、探知探査活動に努めてきたのだが、残念ながら、寡聞で「はない」とのところを理論動向の問題として反対論拠となるところを全く発見できず、科学界関係筋の発表文通りの物言いが真なりと認めざるをえないことを確認させられている ――(述べておくが、この問題をややこしくしていることには[加速器による世界崩壊のリスクに関しては[異常核物質の生成可能性](Bevalacにまつわるところとして1970年代中盤以降のやりとりを出典(Source)紹介の部11で仔細に解説している)や[真空の相転移問題](1983年にマーチン・リースらによって解決策が提示されたそれとなり、については出典(Source)紹介の部12にて解説している)といった加速器に伴っての破滅的リスクが取り沙汰されてきたとの従前経緯がありもする.だが、それら従前に取り沙汰されてきた加速器リスクはブラックホール生成とは異質のものであった]とのこともあるにはある。しかしながら、それら本稿の先の段にて仔細に解説している加速器リスクをカール・セーガンが小説『コンタクト』と批判材料にしていた「とも」考えられない。そも、カール・セーガンは「加速器およびその加速器に関して従前取り上げられてきた破滅的リスクとは無縁なるものとしての」「ブラックホール生成を問題としている」からである(出典(Source)紹介の部80(2)および出典(Source)紹介の部80(3)))―― )。
カール・セーガンという男が良心の賜物として加速器にまつわる警告を自身の80年代小説『コンタクト』に入れ込んでいたとはおよそ考えられないと判じられるところの論拠の第二。
仮に研究機関の発表や科学界の有力者発表に諸共、虚偽が現出しており、2000年前後の地殻変動に至る「前」からカール・セーガンが並々ならぬ見識でもってして
[加速器によるブラックホール生成]
について想いを馳せることができ「た」のだとしてみよう。
とすると、何故、表立って、加速器がブラックホールを生成する可能性が全く問題視されなかった、1999年まで問題視されることがなかったのか、ということが当然に問題になる(:本稿前半部にて記しているように1999年にてウォルター・ワグナーという人物が問題視をなした折には同男述べようが「ビッグバン直後にはブラックホールがあったという。加速器はビッグバン直後の状況を再現するという。であるから、ブラックホールを生成しうるのではないか」というものであったわけだが、そこには余剰次元に対する顧慮が全く欠けていた。といったなかで有力科学者らも加速器実験機関らも諸共、1999年には加速器によるブラックホール生成可能性を否定、安全性をひたすらに強調しての公衆に対する宣撫をなしていたとの格好となっている ――本稿の前半部にて細かくも論じたことである―― )。
そこからして疑義呈したきところとなるうえ、加えて、セーガンは[余剰次元理論によるテブ(TeV.テラエレクトロン)領域での重力の増大傾向を知らなかった]と当然に判断なせるところとなっている。というのも同じくもの理論が世に出たのは(先に論拠に基づいて詳述しているように)1998年からであるからである。のような中で、そう、「ブラックホール生成は人間の手の届く範囲の加速器のエネルギー規模では無理である」との帰結と共にあった往時の人間の限られた科学理解の枠組みの中で「何故もってして」[超統一性理論]と[ブラックホール生成装置]を結びつけることができたのか、ということ「にも」当然に疑義がある(:筆者はここで[残酷なマリオネット仮説]のことを示唆しているのである。だが、そちら[マリオネット仮説]を容れろということを強弁しているわけではない(それを容れろというのはカール・セーガンが「教育環境も整っていなかったところで」小学1年生の頃から偏微分方程式をすらすらと黒板に解いてみせていたといった存在であるとの映像記録が遺っている、そう、彼が重力波(重力波については後述することにするが、多世界解釈にあって他の世界に浸潤するとの言われようがなされている)などによって脳を完全にコントロールされているとの脳に電極が刺されて操られているグロテスクな実験の昆虫のようなものの動きとしてではないと説明がつかないとの動き方を見せていたことにまつわっての直接証拠が残っているとのケースだけだろう。そして、無論、そうした直接証拠は呈示できるような環境とはなっていない)。につき、「自分で自分の足下を判断すれば、貴殿を殺そうとする銃座がどこにどう据えられているか、そして、それを巧妙に糊塗する力学 ――甘い見方(セーガンのような科学界・言論界を牽引した偉人が文字通りに人間としての偉人であったなどと強弁するが如きの甘い見方)でもってして我々人間存在をして破滅に向けて、たばかる力学でもいい―― がある」との見方を側面から間接的材料呈示でもってして支えるに足りる論拠を本稿では呈示しているだけであり、判断は読み手に委ねている)。
(本稿の冒頭部にては下にて図示しているような[変節]動向が存在していることを取り上げている。すなわち、前世紀末にて「はじめて」ブラックホール生成と加速器の関係性が問題視された折にあって加速器実験機関(およびその意を受けての後にてのノーベル物理学賞受賞者クラスの物理学者ら)が「加速器によるブラックホール生成などありえない」と当初、強弁していたところが、間を経ず、「新規理論の登場によりブラックホール生成はありえると考えられるようになった」とのものへと変じたとの[変節]動向が存在しているとのことを取り上げている ――詳しくは出典表記箇所を参照のこと―― 。対して、カール・セーガン小説『コンタクト』が刊行された折、1985年にあってはブラックホール生成が人為にてなさしめられるとの帰結を伴う新規理論(ADDモデル)は未だ登場を見ていなかった(から問題になる))
また、セーガンが仮にもし、
[表向きの発表動向と異なるありよう]
を(どういった料簡でか)理解・把握していた向きであったとしても、である。彼セーガンが
[密(ひそ)やかな警告]
をなしていた、ということはおよそ考えがたいとのことがある(小説『コンタクト』ではブラックホール・ゲート発生装置といった塩梅で描かれる十二面体が([トロイヤを滅ぼした木製の馬]と一時形容されていた中)結局は[人類に恩寵をもたらす贈り物]であったなどという帰結に落ち着く。そう、カール・セーガンは「異星人が提供した機序および用途が厳密な意味では不明なる装置にまつわる設計図を元に人類がマーベラスな世界と遭遇できる好ましいゲート装置を結果的に作り上げる」との内容の小説をものしているのであり、そこに批判的やりようは明示的には全く感じられない ――小説『コンタクト』を手に取られて筋立てを追って見てみれば、すぐに理解いただけようことか、と思う(ちなみに我々人間が死ぬまで生きることを強いられるとのこの世界では「マイナスはマイナスのままに、プラスはマイナスに」との変換規則でもあるのか、といった式での嗜虐的反語話法と解されるものが山とある(うち、一例はこれよりも本稿にて摘示していく)わけだが、についてはこの段では触れない)―― )。
カール・セーガンの先覚「的」言及について人間としての属人的良心を期待することなどできないと申し述べるところの理由の第三。
これが[最も重要なところ]となる。
カール・セーガンが褒め殺し的なやりようをとるところとしての、
[臆病な警告者]
であった可能性を否定するように、セーガン小説『コンタクト』には
[極めて奇怪な側面]
が[そこに善意など介在していなかろうとのやりよう]にて多重的に顕在化を見ているとのことがある。
ここに至るまで本稿で何を書いてきたのか、よくも見直していただきたいものであるが、それは「既に一例摘示した例を引けば」
[キップ・ソーン(セーガンに助言をなしたことが知られる物理学者)やりようと不快極まりないかたちで関わる側面]
[小説『ジ・イルミナタス・トリロジー』ありようと不快極まりないかたちで関わる側面]
にまつわっての話となる。
いいだろうか。
[キップ・ソーンやりよう]
および
[小説『ジ・イルミナタス・トリロジー』に見るやりよう]
は双方ともども、
[[奇怪]かつ[不快]な911の事件発生の[事前言及]にまつわるもの]
となっているとのことがあるとここに至るまで詳述に詳述を重ねてきたところである(([a]から[f]と分けての)[b]の段からして従前にての解説部典拠紹介番号を紹介しながらもの振り返り表記をなしていたところ、本稿にてのより遡っての委細解説部にては問題となる文物ら特定セクションより原文抜粋なして[文献的事実]としての遺漏無くもの呈示に努めてきたとのところ ――オンライン上よりすべて後追い確認できるとの[文献的事実]として呈示しているとのところ―― としてそういう側面が「冷厳と」存在しているとのことが[ある])のだが、 カール・セーガンの小説『コンタクト』という作品はそうしたことら、[キップ・ソーンやりよう]および[小説『ジ・イルミナタス・トリロジー』に見るやりよう]と「別個の事由で」 ――ブラックホール生成問題にまつわる寓意性も関わるところとにあって―― 接合する作品であると述べられるようになっている(筆者は同じくものことをして[人間の悲劇]そのものの顕在化事例であると見ている)。
上のことについてつい先程の段でも取り上げたことを言葉を多少換えて繰り返すが、次のような関係性が成立しているとのことがある。
カール・セーガン『コンタクト』 ←→ ([通過可能なワームホール]にまつわるやりとり) ←→ 物理学者キップ・ソーン ←→ キップ・ソーン著作『ブラックホールと時空の歪み』 ←→ 『コンタクト』に関連するところで煮詰められた[通過可能なワームホール]についての思考実験の紹介部にて[双子のパラドックス]絡みの話を展開、奇怪なことに、その場にて「多重的に」911の予見が顕在化を見ているとのキップ・ソーン著作にみとめられるありよう ←→ [通過可能なワームホール] ←→ セーガン『コンタクト』(回帰) ←→ [黄金比の全面での体現存在たる正十二面体(正五角形を十二の面に配しているとの立体図形)をゲート装置となしての作中設定] ←→ [異空間とのゲートと黄金比体現存在たる正五角形の関連付け] ←→ 同様のもの(異次元妖怪を封じるとの魔符としての[正五角形]たるペンタゴン)を登場させている小説作品『ジ・イルミナタス・トリロジー』 ←→ [911の事件への多重的事前言及と申し述べられるところを有しているとの『ジ・イルミナタス・トリロジー』の内容] ←→ [キップ・ソーン著作『ブラックホールと時空の歪み』にあっての同様の側面と結節] ←→ [キップ・ソーン著作『ブラックホールと時空の歪み』と通過可能なワームホールの関係性](回帰) ←→ カール・セーガン『コンタクト』(回帰) ←→ [[カー・ブラックホール][ワームホール]の生成が作中内の[ゲート装置]と関わっているとの『コンタクト』作中設定](回帰) ←→ [カー・ブラックホールやワームホールを生成する可能性が「後の日に」(2000年前後の余剰次元に伴う理論的地殻変動によって)取り沙汰されだしたLHC実験] ←→ [アトランティスと関わる命名規則を採用している実験(ブラックホール生成イベントをそれで観測する可能性が取り沙汰されているATLAS実験グループが用いるイベント・ディスプレイ・ツールATLANTISの使用)、なおかつ、トロイアと関わる命名規則を採用している実験(トロイアに木製の馬で引導を渡したオデュッセウスがカリュプソの島、アイザック・ニュートンなどがアトランティスと見ていた神話上の存在に漂着することになった契機となった渦潮の怪物カリュブディスの名を冠するブラックホール・イベント・ジェネレーターCHARYBDISの使用)としての ――そして、巨人ATLASがその場を知るとされる黄金の林檎(トロイア崩壊の原因)のことも想起させもするとの―― LHC実験] ←→ [アトランティスやトロイアと ――黄金の林檎らを介しもし―― 結びつき、そちらアトランティスやトロイアとの ――黄金の林檎らを介しもしての―― 結びつきに[911の前言要素]と[黄金比]の多重的関係が現れているとの小説作品たる『ジ・イルミナタス・トリロジー』(回帰)
以上のように「馬鹿げたこと」としか表しようがない ――だが、それが現実に[はきと観察可能な現象]として表出を見ているがゆえに「悲劇的でもある」のだが―― との円環状をなす相関関係が成立しているとのことが「まずもって」問題となる(尚、述べておくが、この世界には同じくものことに通底する関係性が他に山とあり、かつもって、それら[奇怪な関係性]が[極めてユニークな(特異な)要素]を共有しながらもお互いに結節しあっているとのこともがある。そうもした現実的状況を(脳が正常に働いている人間ならば無視はしなかろうとの)具体的論拠の摘示をなしながら指し示すのに注力なしているのが本稿ともなる)。
さて、表記のような(何度も繰り返すも馬鹿馬鹿しさ・奇矯さ・途方もなさが際立つに際立つとの)関係性が成立している中でそのような関係性に確固として組み込まれている作品『コンタクト』につき、その作者カール・セーガンが
[褒め殺し的なやりよう ――ゲート装置を望ましいものとして描き、もって、誰も知らぬところであったが加速器問題を巡る危険性を訴求していたとのやりよう―― ]
をとっていたとの[臆病な警告者]と見るのは
「まったくもって妥当ではないものである」
と考えられるところとなろう(:[911の事件が後の日にて起こることを予言していたような作品]「ら」と複合的かつ濃厚に、そして、奇怪に関わる ――機序はともかくも関わるように「なってしまっている」、でもいいが―― 作品およびその作者をしてどうして[善性を帯びた一個の人間]としての[臆病な警告者]と判じられようか?筆者としては[不自然な前言を「なさしめられて」いる、そういう機械よろしくの存在と濃厚に間接的証拠から疑われる存在]に対してそのような見立てをなすことは[最も愚劣な行為である]と当然に強調したいところである)
その点、第三の理由についてはセーガンやりようにつきまとうその他のおぞましい側面、トロイアの比喩を化け物がかったかたちで自作に込めているとのその他のおぞましい側面のこともあるのだが、その点については「後の段にてどういうことかについて詳解をなす」とだけ申し述べて、ここではそちら第三の点についての話に一端、一区切りをつける。
以上、ここまでて呈示してきたところの三つの理由、すなわち、
第一.[カール・セーガンが小説『コンタクト』をものした時分(80年代)にあってはブラックホール「人為」生成に関する現実的見立てが科学界にて何ら存在していなかったとされているとのことがある]
第二.[カール・セーガンが先覚知を有しており、それでもってして警鐘を鳴らさんとしていたと仮定してみても、同男がそれを「普通に見ていれば気付かぬ式で」隠喩的に、しかも、反語的方法にてなしていたとは考えづらいとのことがある(小説『コンタクト』では異星人から送られてきたマシンの構築が人類に明るき未来を約束するものとして極めて肯定的に描かれているとのこともある)]
第三.[カール・セーガンの作品『コンタクト』は[911の事件の発生の事前言及]をなしている事物らと複合的に関わっており、その巧妙さに[嗜虐的やりよう]とワンセットになった「非人間的なる」恣意性が如実に感じられるとのことがある(そして、同様の話にはその他の意味で問題となる続きがある)]
との三つの理由からカール・セーガン、米国科学界を牽引する一級の知識人(卓抜した天文学者にして作家、そして、オピニオン・リーダーとして世間にて担がれてきた向き)として令名を馳せていたとの同男の『コンタクト』(1985)という作品に関しては
[1974年に現行のCERNの加速器LHCに対往時加速器に対する比率で200倍も出力が近しいとのCEERN(CERNではなくCEERN)の加速器をその作中に「あまりにも奇怪に」登場させ、また、ブラックホールが生成されて惑星が呑まれるとの「他」作品との連結関係を呈しもしているとの小説作品](本稿の前半部にあって出典(Source)紹介の部6から出典(Source)紹介の部10を包摂する解説部にてその問題性を専一に指摘しているとの Adrift Just off the Islets of Langerhans:Latitude 38°54'N,Longitude77°00'13Wという作品)
と同文の[相応の性質を有した作品]であると判断できる、そのように述べたいのである。
(これにて[a]から[f]と区切ってのなかでの[b]の段を終える)
[長くなるも、の脇に逸れての訴求事項として]
ここでは[b]から[c]に移行する幕間の部にあって(長くなるも、の)訴求をなしておくこととする。
まずもって述べるが、筆者は先の段、α1からα8およびβと振ってのことらのうち、
β「日本でも[五芒星]紋様が用いられてきたとのことがある。それは海女による[セーマン・ドーマン]と呼ばれる紋様の使用にまつわる話ともなる。その点、海女によるセーマンこと五芒星の使用は[竜宮]に引き込まれないための呪いであるとの言い伝えがある(とされている)。さて、竜宮とはどういう場か。[時空間の乱れが発生した場]、[外側に対して時空間の進みが遅い場]と言い伝えにある場である。他面、重力の化け物、ブラックホールも時間の乱れが問題となるものである」
との部に関わるところとして The Lesser Key of Solomon(『ソロモンの小さな鍵』)との愚書・悪書の類 ――近世欧州にあっての人間らが[魔術]と呼ばれる妄信体系に現(うつつ)を抜かすべくも製作された魔術書(グリモア)の一種―― から直下再引用なすような原文引用を意図的になし、また、それに続けての段にて下に再掲なすような図像を挙げていたとのことがある。
(直下、 The Lesser Key of Solomon, Goetia(Freemasonとして知られる MacGregor Mathersが1903年に訳をなし、 Lauron William de Laurenceという人物の手になる1916年の版がインターネット・アーカイブ上にて流通しているとのもの)よりの再度の特定部原文引用をなすとして)
This is the Form of Pentagram of Solomon, the figure whereof is to be made in Sol or Luna (Gold or Silver), and worn upon thy breast ; having the Seal of the Spirit required upon the other side thereof. It is to preserve thee from danger, and also to command the Spirits by.
「これは[ソロモンの五芒星]の形態となり、ソル神(太陽体現神格/金)ないしルナ神(月体現神格/銀)にて形作られる構造にして、そして汝が胸にあって帯びられるとのものとなり、汝の側ではない方にて求め乞われているとの霊の印を伴っているとのものとなる。[ソロモンの五芒星]は汝をして危難より守り、また、霊達(訳注:[ゴエティア]こと[ソロモンの小さな鍵]が取り扱っているとの[ソロモン72柱]の悪魔の如き悪しき霊)に命令を与えることができるとのものである」
(訳を付しての再度の引用部はここまでてしておく)
(続けて直下、表記引用部に対応するところの図示として本稿にての出典(Source)紹介の部72で持ち出していたところを再掲なすとして)
上の図は著作権表示 Not In Copyrightとなっている Lauron William de Laurenceという著者の編集になるところの1916年刊行 The Lesser Key of Solomon, Goetiaに掲載の図像となり、[ソロモンの五芒星]と呼ばれるもの、そして、[ソロモンズ・シール(ソロモンの指輪)と呼ばれる六芒星]が悪魔よりの防御かつ悪魔の使役と結びつけられた魔符の構成要素として挙げられている。
The Lesser Key of Solomon, Goetia『ソロモンの小さな鍵』などという下らぬもの、妄信体系に眩惑された者達の中の相応の人間らがもっぱらに好んで読するとの性質の愚書・悪書( an old book as a worthless rubbish )の類の内容を取り上げたうえで書くが、911を事前言及しているが如く要素を複合的に具備しているとのことで問題視してきた作品、
『ジ・イルミナタス・トリロジー』([五角形に閉じ込められた、異なる銀河に由来する異次元経由で介入してくる怪物]との設定の存在が国防総省庁舎ペンタゴンが爆破されることで解放される ――出典(Source)紹介の部38-2―― との筋立てを伴った作品)
にあっては次の如く描写もが含まれている。
(直下、幅広くも国内で流通している文庫版『イルミナティIピラミッドからのぞく目(下)』(集英社/欧米で70年代にヒットしたものが遅まきに2007年に刊行されたとの邦訳版)p.144より原文引用をなすとして)
彼らのジョークを一つ教えようか」とサイモンはつけ加えた。「鷲の頭の上にダヴィデの星が見えるかい?彼らがそれを入れたのは――五芒星だらけのなかにひとつだけユダヤの六芒星を埋め合わせにだけど――右翼のイカレトンチキがそれを見つけて、シオン賢者が財務省と連邦準備金を支配している証拠だと主張できるようになるんだ
(訳書よりの引用部はここまでとする ―※― )
(※尚、オンライン上より確認できるところの同じくもの箇所の原著原文表記は The Illuminatus! Trilogy The Eye In The Pyramid( Book Two: Zweitracht
)、その THE FIFTH TRIP, OR GEBURAHの節にあっての And here's one of their jokes," Simon adds. "Over
the eagle's head, do you dig that Star of David? They put that one in ―
one single six-pointed Jewish star, made up of all the five-pointed stars―
just so some right-wing cranks could find it and proclaim it as proof that
the Elders of Zion control the Treasury and the Federal Reserve.
との部となる―― )
上にて引用の部は
[合衆国国璽](ハクトウワシを描いての事実上の国家国章 ――直下にて呈示の図を参照のこと―― )
にあって
[五芒星と六芒星が同時に入れ込まれている]
とのそのことに対する荒唐無稽小説(正確には「表向きの」荒唐無稽小説であると評すべきであろうが)に見る「当て付け」(あるいは「当て付けと「とれる」)描写となる。
(脇に逸れてのここでの訴求部にあって「さらにもって脇に逸れて」の余事記載として)
その点、悪い意味で「よくできている」と受け取れるのは上記小説抜粋部(『ジ・イルミナタス・トリロジー』よりの抜粋部)に見る記述 ――相応の類が反ユダヤ主義を不適切に鼓吹しやすくもなっているとされることにまつわる記述―― に
「一面で的を射ている」
と[とれる]ようなところが伴っていることである。
現実に相応の人間らが真実を眩ますようなかたちで上の抜粋部に認められるような論法をユダヤ系陰謀論と結びつけて前面に押し出しているとのことが見受けられるとのことがある(と把握している)。
イギリスの劇作家(にして間諜の類)のクリストファー・マーロウという男が
『マルタ島のユダヤ人』
という戯曲をものしているのだが、同作、
[シェイクスピア『ヴェニスの商人』に見る悪徳な高利貸しシャイロックなど比肩すべくもない悪辣な人間、差別・逆差別の力学を自身の人格とまで同一化させて周囲を害してやまないとの相応の心性を有する至った「逆差別」のユダヤ系富豪を登場させているとのエリザベス朝時代(16世紀)成立の差別劇]
との色彩を呈しているとの同作に[一例]を見るような歴史的に根強いユダヤ系への差別・根強い偏見の問題、そして、根強い「逆」差別の問題は日本に住まっている限り想像し難いか、とは思う。
しかし、極東、[国内マイノリティの問題に類似事象を見出す]ことを除いてはユダヤ教徒に起因する歴史的問題が観念され難いとの極東にてのここ日本にあって「でさえ」も確かに、
[[右翼的スタイルをとる人間]あるいは[全体主義を是とする人間ら](あるいは[差別・逆差別をこととする勢力ないし力学の工作員のような相応の類]でもいい)]
が表記の小説、ジ・イルミナタス・トリロジーに見るような式 ――((再引用するとして)鷲の頭の上にダヴィデの星が見えるかい?彼らがそれを入れたのは――五芒星だらけのなかにひとつだけユダヤの六芒星を埋め合わせにだけど――右翼のイカレトンチキがそれを見つけて、シオン賢者が財務省と連邦準備金を支配している証拠だと主張できるようになるんだ
(再引用部はここまでとする)との式)―― でもってして今日に至るまで目立って反ユダヤ主義の類を人心操作の具(より本質的な側面に着目すれば[自分では何も考えることをせず食餌として与えられた出来合いの材料に何も考えずに噛み付くとの相応の魂ら]に生じようとの心中の掌握と操作の具)に利用してきたといったありようが観察されもする。
同じくものことの日本にての「利用」事例としては、である。戦前の[天皇教] ―その信者には[自死]も強いていたとの教育勅語発布の前後よりますますもって[幼児洗脳]的特性が強まっていったとされる宗教― の信徒たる軍属(例えば、四王天といった将官が反ユダヤ主義の輸入に尽力しているとの歴史的事実がある)から近年のオウム真理教やオウム真理教を「表面だけは」穏やかにし巨大にしたといった按配の[問責されざるのシステム]としての実にもって他罰的な巨大カルトに属する[相応の種別の全体主義的人間ら(あるいは全体的勝利に名を借りての小利のために他を犠牲にする契約に是といった小人とも評されよう人種)]がユダヤ系に起因する差別・逆差別の問題をどのように連綿として不適切に鼓吹してきたか、そして、鼓吹させられ続けているのかとのことまでこの身はよく把握している ――筆者としてはその背景に国内にあっての群れなして動くマイノリティ、北朝鮮「系」の人間らに由来する[[北朝鮮]を[イラン]同様に迫害しているとみられているイスラエル]に対しての憎しみのようなものもある程度は作用しているかもしれないと見ていたのだが、そして、筆者の前に石を置いたようなシステムとしてのカルトが他罰的な、それでいて対して頭を働かせたくはないとの筋目の人間らに刺激剤を投与でもしているのかと考えていた時期があったのだが、現在は「背面の本当のところにある「非」人間的事情」が全くもって異なるところから大きくも作用していると結論付けている(※)―― 。
(※英語ではオウム・ドゥームズデイ・カルトと相応しくも表記されるオウム真理教にあっては組織瓦解の前、麻原の指示で反フリーメーソン・反ユダヤ陰謀論の研究の指示が出されてカルト紐帯の強化に用いられたとの事情があることが知られており(いまや絶版本となっている『オウム帝国の正体』などにも記載されていたことか、と思う)、ある種、オウム紐帯と似たりよったりの
[自分達さえよければ他はどうでもいいとの論法を[下らぬ宗教的ドグマ]で希釈できると思っている、思い込んでいる筋合いの「相応の」人間らが多く集まっての巨大カルト]
に属する特定の類らも反ユダヤ主義的主張の鼓吹に一役買っているとのことについては手前が情報収集の過程や相応のちょっかいをかけてきた者達に対する分析の中で把握するに至ったことである ――複数の[具体名]まで挙げて不品行を問責できるが、良くて[純然たるロボット]、悪くて[ロボットと陋劣なる人間的心性の混交型]といった実につまらぬ、下らぬ者達とやりあうのが手前の目的などではないため、本稿ではのような下卑た者達などのやりようには筆を割かない―― 。
につき、「彼ら」が如何程までに自己欺瞞に陥ってそういうことをやっているのかについては疑義があるのだが、そう、たとえば、
[仮想敵を作り出して組織基盤を盤石にする]
[自分達自身の悪しきありようにもっともらしい背景を取ってつける]
という建前や
[(外患誘致の工作員的な輩としての)不和を呼び込む]
といったその他のありうべき建前につき[相応の虚偽のベンダー]としての彼ら自身が(彼らの水準で)納得づくめでやっているのかは量りかねるのだが、表向きの皮相的なありうべき建前の問題から離れもし、日本でもそれ絡みの陰謀論や陰謀論未満のヘイト・スピーチを鼓吹しているとの[不快な動]きを[効用]との観点で一歩離れたところで分析してみると、そこには「虚偽で」「隙間領域を充填して」人間社会をより硬直化させようとする(相互不和を煽って硬直化させようとする)という、
[非人間的なる悪意のようなもの]
が如実に感じられるとのことがある)
以上のように判断する至った人間として述べるが、心ある向きにあってはそれ絡みのデータ・情報・事実に合致していないとの陰謀論や陰謀論「未満」のヘイト・スピーチをあたら展開しているような者達を目にしたらば、その背面にどういう意図が介在しているのか、考えていただきたいものではある。
さて、筆者は断じて宗教的な人間でもなければ、オカルティストなどといった相応の種別の人間でもないが、[グリモア]と呼ばれる魔術書 ――非科学的オカルト関連の著作―― の類(の近代にて再刊行されて流通している版)の中の『ソロモンの小さな鍵』にあって五芒星と六芒星が共に、
[退魔(悪魔を退ける)・役魔(悪魔を使役する)の象徴]
として引き合いに出されていることは合衆国国璽、五芒星と六芒星を結びつけているとの国章と記号論的かつ視覚的に結びつくとのかたちともなっている(下の図を参照されたい)。
それにつき、
「グリモアの類の成立時期の方が「当然に」合衆国の成立および国章の制定の流れに「先立つ」と解されるようになっている」 (『ソロモンの小さな鍵』ことゴエティアというグリモアの様式は少なくとも16世紀後半から17世紀にかけて既に存在していたとされ、対して、合衆国の独立は18世紀後半(1776年)、また、国章の制定時期はそれからさらに時代を経てのことである ――英文Wikipedia[Goetia]項目や同じくもの[ Great Seal of the United States ]項目に通俗的なる解説がなされているところである―― )
とのことを顧慮しての上でのこととして
[合衆国国璽にての五芒星と六芒星の一挙体現方式]
に関して
(『ジ・イルミナタス・トリロジー』よりの再度に再度を重ねての引用をなすとして)
鷲の頭の上にダヴィデの星が見えるかい?彼らがそれを入れたのは――五芒星だらけのなかにひとつだけユダヤの六芒星を埋め合わせにだけど――右翼のイカレトンチキがそれを見つけて、シオン賢者が財務省と連邦準備金を支配している証拠だと主張できるようになるんだ
との言いようがなされるだけの相応の視覚的事実があることもまた「時期的先後関係の問題から」奇怪ではあるとのことになる(合衆国の国章が[五芒星・六芒星を併せて配置しているとの形式をとっていること]につき[より以前に遡る近世のオカルトの徒輩ないしはオカルト的錬金術書の類に見られるやりよう]をまるで露骨に踏襲しているような側面があると[受け取れる]からである)。
そうもしたことがあることについて荒唐無稽小説(正確には[荒唐無稽小説としての体裁を帯びての文物])の『ジ・イルミナタス・トリロジー』からして
[ペンタゴン(五芒星と相互内接関係を呈する[五角形]である)に封じられた異界の魂を喰らう存在が解放される]
とのオカルティックな筋立て(としか表しようがないもの)が採用されているとのことについて、
『そうした記述を含む小説内容(ペンタゴンに封印された魂を食らう異次元介入存在の解法に向けて話が進んでいくとの内容)もまたそこにて茶化されている[イカレトンチキ](訳書よりの原文ママ)仕様の人間ら ―詐狂者とのことであれば、詐欺をなしつつ人を傷つけるとの輩、争いの根となるべくも使役されているとの相応の類ら― の論法と同文の、いや、よりもって取り合うに足らぬものである』
で話が済まされるのか。
に対しては、
[荒唐無稽小説の中では一面で鋭い揶揄がなされつつもオカルティストいいようを[話のネタ]にしての滑稽話が展開されているにすぎない。それ以上でもそれ以下でもない]
と(話の筋立てを表層のみから追えば)とれもするわけだが、といったストーリー展開(ペンタゴン崩壊に伴う異界の魂を喰らう存在の解放)それ自体が
[911の事件の発生の「事前」言及が如きことと結びついている]
とのこととなると話が異なってくる。
すなわち、問題となる小説が、(くどくも繰り返すが)、
1.「[ニューヨークのマンハッタンのオフィスビル爆破]より話がはじまり」(本稿の先の段、出典(Source)紹介の部37を参照のこと)
2.「クライマックスに向けて魔的封印を解くとの目的で「ペンタゴンの爆破・部分倒壊」が実演され」(本稿の先の段、出典(Source)紹介の部37-2でオンライン上より全文確認できるようになっているとの原著および国内書店にて流通を見ているとの集英社刊行の文庫版訳書より引用なしているところである.尚、そこに見るペンタゴン爆破時間が時計にて911の指し示しをなすとの方向に近しいとのことまでもがあることも先に解説している)
3.「現実のブルース・イビンズ容疑者(自殺した米軍軍属の細菌科学者)を巡る911以後の状況を事前に描くように「米軍科学者から漏出した炭疽菌改良株が大災厄をもたらしかねないとの状況に至った」ことが描かれ」(本稿の先の段、出典(Source)紹介の部37-2でオンライン上より全文確認できるようになっているとの原著および国内書店にて流通を見ているとの集英社刊行の文庫版訳書よりの引用なしているところである)、
4.「そのスピンアウト・カードゲーム作品(スティーブ・ジャクソン・ゲームズ製の[カードゲーム・イルミナティ])までもが[崩されるツインタワー][爆破されて粉塵をあげるペンタゴン]とのイラストの持ち出しから911の事前言及物であると問題視されているとのものとなり」(本稿の先の段、出典(Source)紹介の部37-4を参照のこと)
5.[ペンタゴン体現物とされる五角形とニューヨーク体現物との分析結果が出てくる黄金の林檎を対面並置させての独特なるシンボリズム]を図示してまで作中にて頻出させている作品となっている」(本稿の先の段、出典(Source)紹介の部37-5でオンライン上より全文確認できるようになっているとの原著および国内書店にて流通を見ているとの集英社刊行の文庫版訳書よりの引用なしているところである)
とのことが「現実に」あるため、ここでの話からして通り一通りの常識的目分量でもって軽んじていいようなものではないと述べるのである。
かてて加えて(よりもって性質悪きことに)、次のようなことまでもがあるために、筆者は[ソロモンの鍵]と[合衆国国璽]の類似性のことを持ち出している。
[本稿にあっての先の段で筆者はCERNから盗まれた反物質がバチカンを灰燼に帰すための手段に転用されるとの筋立ての小説『天使と悪魔』のことを取り上げていたが、同小説『天使と悪魔』とここにてその特質につき振り返りをなしている『ジ・イルミナタス・トリロジー』の間に接合関係が存在していると指し示せるようになっているとのことがある]
どういうことなのかについて解説をなす。
その点、まずもって述べるが、
[細かくもは先にての解説部(ここでの話と同文に「脇に逸れてのもの」として展開していたとの先行しての[布石]と明示しての解説部)の内容を振り返っていただきたい]
とのところとして筆者は以下の趣旨のことを ――細々とした引用をなしながら―― 指摘していた。
(多少、先の段と順序をずらして先だって解説を講じていたところの内容を振り返るとして)
I.[日本にあっての墓石隣の[板塔婆]はそも、[仏舎利(釈迦の遺灰/あるいは通俗化・様式化を経ての慣行と見れば、幅広くもの物故者の遺灰)を収めたものとしてのストゥーパ]という仏教建築物に端を発しており、そちらストゥーパ(卒塔婆)が
[五大元素]
と歴年結びつけられてきたとの背景がある、それゆえ、日本の[板塔婆]までもがサンスクリット(の表記のための悉曇(しったん)文字)にて[五大元素]のことが表記されているとの格好「とも」なっている。
その五大元素の同定方式、仏教本場の天竺ことインドに由来するとの
[空(虚空)][気(大気)][火][水][地]
の同定方式というのは古代ギリシャの哲人プラトンに遡るギリシャ式のやりようとほぼ同じくのものとなっている(プラトン・アリストテレスの創始した現実理解の方式に続く欧州歴年の見方ではこの世界の構成要素を四大元素として見、かつ、そこに加えもしての[第五元素](フィフス・エレメント)としての[地上界を越えての星の世界の構成物質エーテル]をときに観念するとの見方がなされてきた。それがゆえ、ギリシャ・ローマの観点を受け継いでの欧州元素論:[気][火][水][地]+[空としてのアイテール(エーテル)]、インドに由来し仏教体系に影響を与えてきた五大:[気][火][水][地]+[空としての虚空]とのかたちで近似性が見てとれるとのことがある。につき、「欧州元素論とインドの五大は発生が異なる」などとも述べられたりするようだが(ただしアレクサンダー大王の印度への東征とそれに伴うヘレニズム文化の勃興との要素が影響を与えている素地はあるなどと常識人は言うかもしれない)、何にせよ、元素論元素の構成単位は同一のものとなっている。
さて、ここ日本にて人間の灰を収めたモニュメントたる墓地の板塔婆までもが
[その天辺(てっぺん)に[空](虚空)を配しての五大元素論準拠型形式を(わざわざ悉曇文字と呼ばれるサンスクリットでの記述を伴いながらも)とっている]
とのそのこと、そして、欧州におけるフィフス・エレメント(第五元素/プラトン・アリストテレス的世界観に立脚しての元素論では[正十二面体]と結びつけられてきたとのもの)で終息しているとのことに関しては、である。「高邁な古代人の哲学的観点の産物であろう」などという薄っぺらい論理では説明がつかないような側面が付きまとっていると申し述べられるだけのことがある。
(再掲図.図の細かき内容については先の段を参照されたい)
II.[2000年に刊行された小説『天使と悪魔』ではCERNより盗まれた反物質がバチカンを灰燼に帰すための手段へと転用されるとの筋立てが描かれるのだが、そのプロセスはまた当該小説作品のなかで[枢機卿らの四大元素に基づいての殺害と結びつけられている]とのことがある。そのことは(より細分化させての)II-1.からII-4.にての観点から不気味なものと判断できるところとなっている]
II-1.「『天使と悪魔』で殺されていくとの枢機卿(カーディナル)]はcardo、すなわち、門にあっての蝶番(ちょうつがい.ヒンジ)を語源とする職掌である。また、そもそもローマ教皇からしてその歴代の紋章に[鍵]を採用している存在となり、ローマ・カトリックが総本山として本拠としているサン・ピエトロ大聖堂 ――小説およびそれが後に映画化されての『天使と悪魔』では自作自演の反物質兵器テロの標的にされたとのまさにその場―― それ自体が鳥瞰した場合に[巨大な鍵]を模しているといった按配の形態を有しているとのことがある(何故、そうもなっていると判じられるのか、と述べれば、ローマ教皇について言えば、その初代教皇(とされる)ペテロがイエス・キリストより天国の鍵を渡された存在であるとの言い伝えの伝が存する、新約聖書のマタイ福音書にも記述されているとのかたちでそうした言い伝えの伝が存するからである)]
II-2.[ローマ教会・ローマ教皇を首班に、枢機卿らを幹部に戴くとの[ペテロの教会](ローマ・カトリック)については新約聖書(の中のゴスペル・オブ・マシュー、マタイ福音書)にて
[天国の鍵を受け持つ機関]
[地獄の門に対する蓋となる存在]
であるとの表記がなされているとの存在でもある(オンライン上よりも確認できるとのマタイ福音書16章18節から19節( Matthew 16:18-19 )にて初代教皇と定置される使徒ペテロにまつわって次のような表記がなされているとのことがある→ I tell you that
you are Peter, and on this rock I will build my church, and the gates of
Hell will not overcome it. I will give you the keys of the kingdom of heaven;
whatever you bind on earth will be bound in heaven, and whatever you loose
on earth will be loosed in heaven
「(イエス曰くのこととして)我は汝に言う。汝はペテロ、我はこの[岩](ペテロという語句が[岩]とのニュアンスに近いことと通じている)の上に我が教会を打ち立てよう、そして、[地獄の門](ゲイツ・オブ・ヘル)はその教会に打ち破ることはできないであろう。我は汝ペテロに[天国への鍵]を授ける。汝が地上で束縛として課すことは天の国にても束縛として課されるであろうし、そして、汝が地上にて揺るめんとするが如くことは天の国にてもまたゆるめられるであろう」(英文表記に対する拙訳はここまでとしておく)) 。
従って、ローマ教会を暴力的に扉として取り除くとのことは天国の扉・地獄の門を開くことに等しいとも想起される、すなわち、『天使と悪魔』の寓意は[冥界の門を開く寓意]「とも」解せられるようになっている」
II-3.[ローマ教会をCERNより略奪した反物質でもって破壊しようとする存在がいるというのが小説『天使と悪魔』の粗筋設定である(:そうした内容の小説『天使と悪魔』、黒幕たるカメルレンゴ、教皇の侍従長が教会の権威を高めるためにイルミナティの名を騙って一芝居を打ったなどという取って付けたような結末がどんでん返しとして付されているのだが、そういう二重人格的な悪役の存在による自作自演を描いての結末部を観念しようとしまいと当該作品にて通貫して取り上げられているのは「被害者である」との設定のCERNより略取された反物質でもってして[天国の鍵の保持者]にして[地獄の門に対する蓋]であると聖書に記載されているローマ教会を壊滅させようとの行為動態である)。 教皇位を争う四人の([扉の蝶番ちょうつがい]に語源を持つ役職保持者である)枢機卿らを殺し、反物質で鍵に似姿が酷似している聖パウロの教会の総本山・聖ピエトロ大聖堂を中心とした一画を灰燼に帰せしめるとの作中悪役のプランが進行していると受け取られるようになっているとの粗筋展開を見せているわけであるが、その点、[蝶番](カーディナル枢機卿と結びつくカルド)が外れた扉、地獄の門への蓋となる聖なる教会(と歴年、自称されてきたもの)が破壊されるとのことで述べれば、天国であれ、地獄であれ、そこからしてCERN由来のもので[冥界との扉]が開かれるとの寓意を観念することができる]
II-4.[『天使と悪魔』にはそれを指摘する人間がこの世界にあっては「どういうわけなのか」絶無であることとして、高度に寓意的なやりようで地理的特質から「も」[CERNに通ずる扉の寓意]が含まれているとのことがある。具体的には明示的に一切『天使と悪魔』の中には言及されていないこと、そして、全く指摘されないようなことながらも次のようなことがある。
⇒
[地理上にみとめられる事実の問題として欧州にあっては[ジュネーブ](現行、LHC実験が運営されているCERN本拠)・[ジェノバ](英語ではGenoaジェノア/イタリア語に依拠しての綴りによっては英語のスイスの[ジュネーブ]表記Genevaに非常に近しいとの[Genova]と綴る都市)・[バチカン]が地図上にて一直線上に並んでいるとのことがある。あまりにもできすぎているところとして、それら一直線上につらなっているとのジュネーブ・ジェノバ・バチカンは意味論的に揃い踏みで小説『天使と悪魔』に[扉][門の神]の寓意として結節している。まず、[ジュネーブ]だが、同地から盗まれたCERNの反物質がカトリック教会の破滅の筋立てに使われるとの式で『天使と悪魔』内容と結節しているわけだが、同地、ジュネ―ブの紋章は[神聖ローマ帝国の鷲とローマ教会の[天国の鍵]のシンボルをそれぞれ左右に配しているとのもの]となっており、[天国の鍵]の文脈でも[天国の鍵たる地][天国の門たる地]を破壊せんとしているとの『天使と悪魔』とのつながりが観念されるものである(帝国都市、ライヒシュタットとしての自治権を認められての立ち位置と司教座設置都市としての沿革から数百年前からそういう紋章が採用されているとされる)。 次いで、[ジェノバ]だが、こちらは『天使と悪魔』という作品の中では何の重み付けも与えられていない都市ながらも、[門・扉の神たるヤヌス]に命名由来を持つとされる都市との来歴から二重人格が如く悪役をして[ヤヌス](黒幕たる[ヤヌス])と評していた『天使と悪魔』の粗筋との接合性が観念出来もするものである(かてて加えて、ジュネーブとジェノバの綴りが近しいこと、また、結節点となっている式ですべて[扉]の寓意と通じているとのこともある)。 最後に地理的にはローマ市に内包されるかたちで存在しているとの独立国家バチカンであるが、天国の鍵と結びつく同国家を灰燼に帰さしめるような陰謀があることを描く、蝶番(扉を開閉させ、なおかつ、扉を垂直に立たしめるヒンジ)と語源的に結びつくとのカーディナルら(枢機卿ら)を元素論に基づいて殺害していくとの筋立てでもってそうした陰謀を描くとの作品が『天使と悪魔』であったとのことがある。以上より、「地図上で」三点が一直線に並ぶ(扁平なる三角形の各点とはならずに一直線に並ぶが如く様相を呈する)とのジュネーブ・ジェノバ・バチカンは『天使と悪魔』(に見る[扉]関連の寓意/そしてCERN関連の粗筋設定)と濃厚に結びつくようになっている ――再度繰り返すが、『天使と悪魔』をものしたダン・ブラウンという男は同男作品にそうした地理的寓意を込めたとは今日に至るまで吐露していない(英文サイトなどから筆者は分析している)、またもって、同じくもの寓意を指摘する者も目立ってみうけられない(ただしこれより程度の高低はともあれも同じくものことを言い出す向きが目立って出てくるとのことは考えられる)、そして、『天使と悪魔』それ自体にあって三点直結の中間点たるジェノア(ジェノバ)が目立って言及されていることもないとの「ないない尽くし」なのだが、とにかくも、以上のような関係性が現実に摘示できるようになっている―― ]
(再掲図.図の細かき内容については先の段を参照されたい)
以上のようなI.およびII.の側面(II.はII-1.からII-4.にさらに分割)を
[たかだか作家ダン・ブラウンの属人的やりように由来する、表面に出ていない凝った「隠れ」設定]
の問題で済ませられないとの要素、留め金となるところとなる小説が
[(直近にてペンタゴン崩壊が封印破壊と結びつけられているとのことを言及した)小説作品『ジ・イルミナタス・トリロジー』]
であると判じられるだけのことが「ある」のである。
その点について順序追っての解説をなしていく。
第一。
小説『天使と悪魔』にあっては
[元素論に基づいての連続殺人が計画的かつ儀式的に実行される]
との筋立てが採用されているわけであるが(:英文Wikipedia[ Angels & Demons ]項目より掻い摘まんでの「再度の」抜粋をなすとして Langdon finds one of the Preferiti murdered in
a way thematically related to each location's related element. The first
cardinal was branded with an Earth ambigram and had soil forced down his
throat, suffocating him; the second was branded with an Air ambigram and
had his lungs punctured; the third was branded with a Fire ambigram and
was burned alive; and the fourth was branded with a Water ambigram and
was wrapped in chains and left to drown at the bottom of a fountain.
[ラングドンはそれによってプレフェリーティ(新教皇の最有力候補たる枢機卿ら)がテーマ性をもつとのかたちにて各々、元素に関わるかたちで殺害されていることを発見することになる。最初の枢機卿は[アース](大地)とのアンビグラム(注記:再度記すが、アンビグラムとは上下反転して見て見たり、鏡に映して見たりと見方を変えても同様の単語が読み取れるように調整された特別の文字記述様式のことを指す)にて焼きごてを押されて、土を喉に無理矢理詰め込められ、それでもって窒息死させられていた。第二の枢機卿は[エアー](大気)とのアンビグラムの焼きごてが押されて肺に穴を開けられて殺されていた。第三の枢機卿は[ファイア](火)とのアンビグラムの焼きごてが押されて生きたまま焼き殺されていた。そして、第四の枢機卿は[ウォーター](水)とのアンビグラムの焼きごてが押されて鎖で繋がれ溺れ死ぬようにと噴水に放置されていた](引用部はここまでとする)との目につくところの記述を先に引いたとおりである)、 小説『天使と悪魔』は、と同時に、
[イルミナティ(正確にはイルミナティの名を騙る存在)を悪役とする小説作品]
でもある (:英文Wikipedia[ Angels & Demons ]項目よりの掻い摘まんでの抜粋として The plot follows Harvard symbologist Robert Langdon,
as he tries to stop the Illuminati, a legendary secret society, from destroying
Vatican City with the newly discovered power of antimatter. CERN director
Maximilian Kohler discovers one of the facility's physicists, Leonardo
Vetra, murdered. His chest is branded with an ambigram of the word "Illuminati".
Kohler contacts Robert Langdon, an expert on the Illuminati, who determines
that the ambigram is authentic. Kohler calls Vetra's adopted daughter Vittoria
to the scene, and it is ascertained that the Illuminati have stolen a canister
containing antimatter ― a substance with destructive potential comparable
to a nuclear weapon.
「『天使と悪魔』の粗筋はハーバードの象徴主義研究者ロバート・ラングドンが伝説上の秘密結社イルミナティがあたらしく発見された反物質の力でもってバチカンを破壊しようとしているのを阻止せんとしているとのその足跡を追うとのものである。(以降、具体的粗筋紹介の部として)CERN役員マクシミリアン・コーラーが同研究機関物理学者の一人レオナルド・ヴェトラが殺害されているのを発見した。その遺体胸部にはアンビグラム(訳注:アンビグラムとは上下反転して見て見たり、鏡に映して見たりと見方を変えても同様の単語が読み取れるように調整された特別の文字記述様式のことを指す)でもってIlluminatiと焼きごてにて刻印されていた。コーラーはイルミナティに関する専門家であるロバート・ラングドンにコンタクトを取り、ラングドンはそのアンビグラムが真正のものであるとの判断を下した」(引用部はここまでとする)との目立つところにての表記にても容易に確認がとれるところである)。
他面、小説作品『天使と悪魔』に先行すること数十年とのかたちで刊行された小説 The Illuminatus! Trilogy『ジ・イルミナタス・トリロジー』の方についてもまた
[イルミナティ]
を悪役に据えての小説作品となっている(:英文Wikipedia[ The Illuminatus! Trilogy ]項目にての内容よりの掻い摘まんでの抜粋として The prison is bombed and he is rescued by the Discordians, led by the enigmatic Hagbard Celine, captain of a golden submarine. Hagbard represents the Discordians in their eternal battle against the Illuminati, the conspiratorial organization that secretly controls the world.
「(主要登場人物の一人が囚われることになった)牢獄が爆破され、彼は謎めいての神秘性を帯びていたハグバード・セリーン、黄金の潜水艦の艦長であるとの同男に率いられたディスコルディア運動(訳注:黄金の林檎とペンタゴンの並列紋様を表象シンボルとする運動)の闘士達に救われることになった。ハグバードはディスコルディア運動の闘士達に対して影より世界をコントロールしている陰謀団としてのイルミナティに対する彼らの終わりなき闘いを表明していた」などといった記述だけでも確認がとれるところである)。
たかだかものその程度の繋がり合いが後述するところの第二・第三の点との観点で意をなしてくる。
第二。
陰謀論( Conspiracy theory )をこととする者達によって歴年イルミナティと結びつく存在であるとされてきたのがフリーメーソンであるとの言われようがなされている (:[それが真実であろうとなかろうと論理的には一向に問題にならない] Whether it is true or not , in this disgusting semi-zombies' world, it
makes no difference.とのところとして英文Wikipedia[ Masonic conspiracy theories ]項目([メーソンにまつわる陰謀論]項目)にての List of conspiracy theories associated with Freemasonry(メーソンに関する陰謀論の一覧)の節にての(抜粋するところとしての) That Freemasonry overlaps with, or is
controlled by, the Illuminati, especially in the higher degrees; Illuminati
Freemasons secretly control many major aspects of society and government
and are working to establish the New World Order.
「フリーメーソンは殊に上位位階についてはイルミナティと同一となっているか、コントロールされているとの組織である(との陰謀論が存在している)。すなわち、イルミナティ系フリーメーソンは社会および政府の主要なる側面を秘密裡にコントロールし、そして、新世界秩序を構築するために働いているというのである」との表記などにもその程度のことにまつわる[言論流通動向]は見てとれる.尚、本稿にての後の段にてもメーソン由来の書籍に基づいて訴求しておくが、メーソンはその基礎位階、エンタード・アプレンティス位階 the Entered Apprentice Degreeのレベルで目隠し(blindfold)を外されて光を与えられる(illuminateなす)との儀式を成員が経験するとの組織として多数の成員および一部の批判者に知られている ――[目隠しを外す]⇒[イルミネイトする(啓蒙する;蒙(もう)を啓(ひら)く)]⇒[イルミナティ]との関係性がその[基本的なるところ]からして想起される(操作なす者ら由来の嗜虐的ユーモア demonic humorの賜物かとは思うのだが、とにかくも、である)―― )。
といったフリーメーソンにあっては、そう、存在自体が不可解かつ不快であろうと筆者のような人間には映るとの「自称」親睦団体 ――親睦団体を称するメーソンの一部成員の閥の大量破壊・殺人と結びつくとの相応のもう一つの顔(イタリアで国家中枢の暗部として機能しながら何十人も殺しての自作自演の駅爆破などを何件もやり遂せて、かつ、それが露見した後も法網をかいくぐり続けたといったもう一つの顔)については具体的出典に依拠して本稿の後の段にて解説する―― に関しては、
Order of the Eastern Star[東方の星]
とのその会員の係累の女のみが参画を許可される外殻団体が存在する。
その[東方の星]の組織表象シンボルとして
[赤・青・緑・黄色・白の五色を[五芒星][五角形]と結びつけて配置するとの独特な紋様]
が採用されているとのことがあるのだが( Order of the Eastern Starとの入力ですぐに特定できようとの組織シンボルを参照のこと/本稿にてもそのイミテーションを続いての段にて表示する)、同シンボルに関しては次のことが述べられるようになっている。
[中国の陰陽五行論にあっては[五行]と結びつく色彩概念たる[五色]が存在する。その五色、 ――合理的な人間(筆者もこれでも合理的人間であるつもりである)に『相応の人種がこととする非科学的な神秘的漫談であろう』との侮蔑を買おうとの下らぬ話をなしているようで厭なのではあるが―― 、木・火・土・金・水の中国由来の元素論に対応するところとして[青][赤][黄][白][黒]の各色と史的には対応付けさせられてきたとのことがある(:wood⇒blue,fire⇒red,earth⇒yellow,metal⇒white,water⇒blackとの各色が陰陽五行 ――五行は中国語発音を意識してのところか、英文表記では Wu Xingと表するようである―― における五色の伝統的な割り当て方式である)。 だが、そうしたトラディッショナルな[五色]の観念に代替するところ、より自然界の色合いに合致しているとのものの見方に依拠しての代替するところを想定すると次のようなことになる。⇒「[赤]を[元素にての火の体現色]とし、[青]を[元素にての水の([黒]より至当なる)体現色]とし、[緑]を[元素にての木;植物の([青]より至当なる)体現色]とし、[黄]を[元素にての地;黄褐色呈する大地の体現色]とし、[白]を[元素にての金;光沢帯びての貴金属の体現色]とするとのかたちで五行に見る五大元素を[赤]・[青]・[緑]・[黄]・[白]で体現する(方が自然なる知覚の問題に合致している)とのやりようが観念される」。 そして、実際にそういう形態での図像化の式がとられることもがあり、かつ、その図像化方式が「フリーメーソンの[東方の星]団と同様の表象形式を示すやりようとして」[五芒星と結ぶ付けて描写する様式]を伴いつつ目に付くところにあって散見されたりするようになってもいるとのことがある]([五行]を[五芒星]と結びつけるやりようはここ十数年との近年か、あるいは前世紀末か、といった按配の歴史浅きやりようかもしれないとも見えるのだが、そういうありようが例えば英文Wikipedia[ Wu Xing ]項目(中国の五大元素にまつわる英文解説項目)などに見てとれるとのことが現実にある)。
すなわち、
[元素論とフリーメーソンの[東方の星]団のシンボルは ――それが歴史的やりようか、伝統的なやりようかと問われれば、同じくものことにつき指摘する筆者とて首をひねらざるをえないのだが―― 結びつけられている、色彩・形状の面での際立っての結びつけられている]
とのことがありもするのである(直下、指し示すところの関係図を参照のこと)。
上掲図の最上段は先にても挙げたところのストゥーパと五大元素が結びつくこと、そして、それが日本にての墓地の卒塔婆のサンスクリット表記と結びつくことを示すものである ――図のソースは Project Gutenbergにて公開されている A MANUAL OF THE HISTORICAL DEVELOPMENT OF ART(1876)との著作にみとめられる印度系のやりようと通じるペルシャ系の歴史的シンボル利用形態にまつわる解説部――。
上掲図の中段は英文Wikipedia[ Wu Xing ]項目([五行]項目)にて記載されているところの図をそのままに挙げているとのものとなり、中国の五行思想の五行(と関わるところの五色)を描いたものを挙げての図、より自然なる知覚を受けてのものに焼き直してのやりようが具現化しているとの図らとなる ――尚、[中段部]の左の図は[陰陽五行]における[五行]が日周運動といったかたちで時の運行にも関連するとの東洋思想が当該英文ウィキペディア[ Wu Xing ]項目にて紹介されているものとなる(確かに、[十二支]というものは陰陽五行と密接に結びつく体系で語られるものであるとの申しようが日本でもかなり細々となされているとのことがあり、また、[十二支]と結びつく[十二時辰]という時刻表期がアジア圏にての時刻認識様式となっていたとのことがあり、陰陽五行はその伝で時間の運行とも結びつけられているとの側面がある。本筋に関わらぬため、その点については割愛するが、とにかくも、のこととしてである)―― )。
上掲図下段にての図、その右側はフリーメーソンの[東方の星]団の流布されたシンボルをほぼ忠実に再現したとのものである。対して下段にての左側の図は[五角形と五芒星(フリーメーソンの[東方の星]団のシンボルに採用されているとの五角形と五芒星である)のどこまでも続く内接関係]を示してのものとなり、本稿ここに至るまでにて五角形に伴う問題性との観点で問題視してきたものとなる。
お分かりかとは思うが、上の図らからは[目立っての視覚的つながり]が容易に見出せるようになっている。
さて、五芒星・五角形と結びつく元素論とのことで述べれば、『天使と悪魔』という作品は、(繰り返すが)、
[元素論に基づいて枢機卿らを殺していく]
との粗筋の作品である。
従って、フリーメーソンとの結びつきが ――その真偽はともあれ―― 歴年、語られてきたところの組織、実体性あやふやなイルミナティの暗躍を描く『天使と悪魔』を[フリーメーソン・シンボリズム分析型フィルタ]を介して見れば、同作は元素論の崩壊機序をもってして
[五芒星・五角形を崩壊させる]
との粗筋の作品に化けるとのことがある(フリーメーソンの[東方の星]のシンボルが配色・形状両面で際立って東洋の陰陽五行における[五行]の模式図と対応するとの恰好となっているからである)。
につき、
「極めて性質が悪い」
のは話はそれにとどまらぬところがあり、
[[五芒星・五角形を崩壊させる]という寓意は極小の領域に至る機序と結びつくところでの崩壊作用ともまたつながるとの申しようがなせるようになっており、そのことが原子核領域の暴力的改変作用を応用してのCERNやりよう ――『天使と悪魔』にての反物質が都市破壊爆弾に利用されたとの粗筋(科学的には不正確と表されることも多い粗筋)にも粗筋を影響を与えているとのCERNやりよう―― に通ずるようになっている(「なってしまっている」と述べた方が至当か)とのことが複合的な側面から指摘出来るようになっている(本稿にての出典(Source)紹介の部71および出典(Source)紹介の部72で既に解説を講じてきたこととして指摘出来るようになっている)]
とのことがあるとのことである(がゆえにここではこのような話を延々なしている)。
表記のことの(部分的)ありようとしては下の(従前の部にて挙げていた)再掲しての図を参照いただけたらば、と思う。
まとめればこうである。
1.[元素論の崩壊機序]を[イルミナティと結びつけられやすきフリーメーソンのシンボル体系のそれに露骨に通ずるところのシンボル体系(陰陽五行にまつわるシンボル体系)]から見れば、そこから[五角形・五芒星の崩壊の話]が出てくるとのことがある。
2.直近言及の1.の点と結びつきながらも別個に申し述べられる(であるから問題である)とのこととして五角形・五芒星の相互内接関係が[極小の領域への力学]と結びつけられていると述べられるだけの背景が存在しており、については、マンハッタン計画とも通ずるところとしてのCERNの高エネルギー「実験」にての原子核に暴力的改変を加えようとのやりよう ――『天使と悪魔』で非科学的に取り上げられた反物質生成もその領分に入る―― との結びつきが観念されるとのこともある。
以上、1.と2.が別個独立に申し述べられるところとなっている、だが、相互に強くも同一方向を指すとのことがあるために[ことの重大性]が(たかだかフィクションを俎上にのせているとのことであれ、その背景にある発想法との兼ね合いから)「さらにもって」問題になる。
第三。
『ジ・イルミナタス・トリロジー』にあって具現化している五角形(ペンタゴン)の崩壊それ自体からしてはなから911の事件の予見描写との尋常一様ならざるつながりを想起させるものであるため(本稿の従前の段でも部分的に解説しているところ、そして、後にての段でも解説するところとして小説『ジ・イミルミナタス・トリロジー』のペンタゴン爆破時刻は5時55分となっておりそれは時計時針にて[11]と[6]、[116]との[911]を180度回転させた数値列を指すものなのだが、その[116]をもってして[ツインタワー仮託物の炎上倒壊]などと結びつける臭気放つ他の作品らが何点もあるとのことがこの忌まわしき世界には[ある])、といったところと結節するここまで言及の関係性について「も」よりもってして[その存在自体の奇怪性]が想起され、ゆえに、そこからして
[執念深さとワンセットの恣意の問題]
が当然に観念されるところとなる ――バロック調(入り組んでグロテスクであるとのありようでもいい)の実に手の込んだものが幾重にも幾重にも重なっておれば、(バロックは元来は真珠や貝殻の歪な構造を指す自然界の悪戯を指す言の葉であったともされるわけだが)、そこに自然性を観念することはおよそ不可能、従って、(それを実行なさしめる力学は何か、機序がまともな話柄で説明できるものなのかは脇に置いておき)[恣意の賜物]であろうと推察できるとのことである―― 。
以上、便宜的に三点(第一・第二・第三)と分けもして
[(LHC実験を執り行うことにもなったCERN由来の反物質でもってバチカンを灰燼に帰そうとするとの建て前の計画が描かれているとの小説作品『天使と悪魔』にあって)ゲート破壊をなそうとの執拗な寓意、それでいて普通に斜め読みするだけでは絶対に気づけなかろうとの寓意がダン・ブラウンという一作家一胸中に由来する精巧なるギミック(仕掛け)として大衆小説にまぶされた程度の話では[こと]は済まされない(とのありようについて他の荒唐無稽小説『ジ・イルミナタス・トリロジー』内容を通じての指摘がなせるようになっている)]
とのことについて訴求なそうとしてきたわけだが、そうしたこと全てが
[ブラックホール生成問題]
に結実してしまっているとも述べられるようになってしまっている、またもって述べられるようになってしまっている ――『天使と悪魔』シナリオにての破滅の元凶が[ブラックホール生成実験とも評されるに至った実験を行っているCERN加速器由来の反物質]とされていることが問題ならば、『ジ・イルミナタス・トリロジー』の[五角形(ゲート;異界との垣根)の封印としての崩壊機序]がいかにブラックホール生成と結びつくかにつき([極小に至る力学にての崩壊機序]や[カール・セーガン『コンタクト』内容]や[黄金比と接合するカー・ブラックホール]との絡みで)解説してきたようなことがあるとのことも問題となる―― とのことに[より裾野の広い恣意の介在の問題]から一歩進んでの[根深い害意・悪意の所在の問題]が感じられるところとなっているとのこと「も」またあり、それがゆえにこそ、ここでの話をなしてきたとのことがある。
話が長くなったが、(よりもって同一方向のことを煮詰めていくとの)[[a]から[f]と振っての一連の流れの中にあっての[b]と[c]と振っての段の合間・幕間に設けての訴求の部]はここまでとしておく。